霜月の十八 / 師走の一 / W杯くじ引きとか

●11月某日: 3日連続で、外出しての長めの用事があった。今日明日は家の中でがんばる! 通信課題提出以降、放送大学の講義もたまってる。子連れで議会に入場した緒方市議(熊本市)の毎日新聞インタビュー記事(ネット)のリンクをfacebookでシェアしたら、コメントやシェアがたくさん。友人たちの関心の高さを感じる。

で、その記事が実際に新聞紙面に掲載されると、かなり圧縮された内容、小さなスペースになっている。同日に載った北朝鮮のミサイル発射や日馬富士引退の扱いが大きいのはもちろん、秋篠宮52歳の記事だって、緒方さんインタビューの3倍はスペースがあった。この大小の差は世間一般(特に新聞購読層)の関心の差ということなんでしょうね。

図書室でおりがみの本を借りてきたサク、「さあ、いっぱいつくるぞ~!」となぜか、ひなまつりの飾りを熱心に作り始めたw いいけどw 夜ごはんは、パリパリ麺の皿うどん、具沢山のお味噌汁。

●12月某日: サクと一緒に家を出る。寒い朝。「今日はみんな、ポケットに手ぇ突っ込み族だね」と言うと、一緒に登校してる子たちも互いを見回して「ほんとだー!」とウケていた。「あの子も、あの子も」と通りを歩く他の学年の子たちもチェックしている。そのうち走り出したので(なぜこの子らは、こんな重いランドセルを背負ってるのに走るのか)、「走る時は手を出すんだよ」と言うと、「はーい!」

歴史勉強会の準備中。プリンタの調子が悪い~。しくしく。根をつめてやってて、思わずタイミングを逃した昼ごはんを、サクが学校から帰って来てから食べる。

そういえば今朝は、夫が炊き込みご飯をやってくれたんだけど、彼の自己評価は「失敗した…」というもの。「これ、しっぱいしてないよな。おいしいよな?」と私と2人の夜ごはんを食べながらサク。長崎出張で帰りが遅い夫に、「おいしかったよ」などなど、心のこもった、そして遊び心も満載の手紙を書いていた。Mステで「10代、20代が選ぶ2017年ヒットソングベスト10」というのを見てたら、私が知らない若者の曲たちをサクが知っている・・・! 学校の放送で流れたりするらしい。

11時過ぎに帰宅した夫と飲む。





日韓戦(笑)。ワールドカップのくじ引きのシステムを初めて見て、大変興味深かった。

【ゆるマジ】 vol.7 人工知能とわ?!

facebookにてライブ配信した、15分ほどのおしゃべり動画です。

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今回のテーマは AI 《人工知能》❢
難しそうだけど、知らないじゃすまない、みんなの生活がガラリと変わることになる話‥‥かも?

雁瀬 暁子 - 2月最初の「ゆるマジ」配信しました! 人工知能。どこまで行っちゃうんだろう。...

https://www.facebook.com/akiko.ganse/videos/1569561473125225/

facebookやってない方でもごらんいただけるはずです(夫のスマホで動作確認済み)
手探りでやっているので、ご感想などいただければうれしいです~♡

 

霜月の十七 / 【ママじゃない私 ポートレート】たまきさん!

●11月某日: 昨日に引き続き、20分ちょい、自転車をこいで某駅まで。今日は良い駐輪所も見つけて余裕で電車に乗り込・・・むはずが、なんと乗り場を間違えると言う痛恨のミスで、遅れはしなかったけど結局バタバタ走ったのだった。私、こんなの初めて。30年福岡市民やってきて、こんな単純な乗り場ミスするなんて…(カホコ風)。

さて今日は「ママじゃな」取材です。ちひろちゃんと待ち合わせたとこにモデルのたまきさんが車で迎えに来てくれた。ちひろちゃんの下の子・しゅー氏はそこから雁瀬さんとこのマミースマイルに一時保育へ。初めての保育室に嬉々として入っていく頼もしいしゅー氏。たまきさんちはアンティーク調のインテリアがすてき! 「ママじゃな」記事には収録できないオフレコ話が、映画1本見たくらいすごかった・・・! オフレコじゃない話ももちろん面白くて、記事が楽しみ~!って作るの私たちだけどw 

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(写真は、もちろん、ママじゃなの相方・橘ちひろによるものです)

夜ごはんは、里芋の肉じゃが、ししゃも、もやしとカツオ菜のスープ。めちゃくちゃうまい~!

mamajanaiwatashi.hatenablog.com

TLで流れてきたツイートをきっかけに、源氏物語をぱらぱら読み返す。源氏の中毒性やばい~!! しかし、「ちょっと読み返そう」ってなったとき、光源氏編でなく「宇治十帖」を手に取るってとこが、自分も大人になったわ~て感じだ。

十代とか二十代前半のころには胸糞悪いだけで存在意義を疑っていた宇治十帖の読みごたえに今は唸るんだよね。匂宮もひどいが薫もサイテーだな!という感想に終始するけどな!w でも凄味があるよね。自分の理想を相手に投影して勝手に期待値を上げたり失望したり、出し抜かれていないかと疑心暗鬼にくれるほど自信が無かったり、未練に囚われたり、どこまでもすれ違う心・・・そしてそのまま終わる! すげぇ。思わず、評論本まで読み返し始めちゃったじゃないか~とんだ時間泥棒、源氏。



 

霜月の十六 / 名刺代わりのドラマ10選+α

●11月某日: 乗り換えがめんどくさいので20分ちょい自転車で某駅まで行ったんだけど、自転車ガンガン漕いだあと駐輪場が見つからなくて遠くに停めて、走った走った。もともと春のようにうららかな陽気だったので、汗をふきふき乗車しましたよ。雁瀬さんと『ゆるマジ』vol.4の配信。

授業参観の風景とかについてテンション上げてしゃべり、そのテンションで清香園に行って、炭火で肉を焼きながら、福岡市のミサイル訓練のこととか熊本の緒方市議のこととか熱くしゃべる。朝ドラと大河のことも語る。

サクは今日、先生たちの研修でいつもより1時間ほど早く帰宅するので、合鍵を持たせ、手紙を置いて行っていた。友だちの家に遊びに行く約束をしていたらしいが、友だちのお母さんが早帰りを失念してらして友だちが家に入れずどこかに避難?していたようで、サクはピンポンしたもののまた家に引き返してきてたもよう。私が帰ってから、再び出かけて行った。

夜ごはんは屋台ラーメンをサクと半分こ。もやしと大根はっぱ炒めをたっぷり乗せて。夫が作って行ってくれてたチャーハン。夫は飲み会。

twitterのマイTLで、「#名刺代わりのドラマ10選」っていうタグを見て、やってみる。

武田信玄
すいか
歌姫
風林火山
カーネーション
ゴーイングマイホーム
最高の離婚
ごちそうさん
デート
おんな城主直虎

放送順。

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もちろん10選じゃ足りないので、次点の10選。

タイガー&ドラゴン
それでも、生きてゆく
リーガル・ハイ
泣くな、はらちゃん
あまちゃん
最後から二番目の恋
まれ
天皇の料理番
逃げるは恥だが役に立つ
過保護のカホコ

こちらも放送順。

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さらに次次点10選。放送順。

きらきらひかる
王様のレストラン
美女か野獣
女王の教室
花ざかりの君たちへ・イケメンパラダイス
HERO
Q10
てっぱん
ごめんね青春
とと姉ちゃん

真田丸

単発&スペシャルドラマ編(しつこい!)

夏目漱石の妻
足尾から来た女
帽子
経世済民の男
富士ファミリー
LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと
竜馬がゆく(1997上川隆也)
白洲次郎
大仏開眼
坂の上の雲

 池端俊策が大好きなのがわかるラインナップw

それにしても、しこしことたくさんのドラマの感想を書き続けてきたものよ、と思いますね。大げさなようですが、これらの視聴体験と、それを受けて内面を言語化してきた経験は、私の血肉になってます。テレビドラマは映像文化であり役者の技術や人生が垣間見える仕事でもあり、そして社会の鏡。私はドラマを通じて社会を見ています。(いやまあドラマを見てるんですけどねw)

霜月の十五 / 物語の中の「ばか」、どう扱う?

●11月某日: 8時半に学校集合。読み聞かせサークル主催の「おはなし会授業」、2時間目…5年生。3時間目…6年生。4時間目…さくら学級(支援級)という長丁場。私の担当は、絵本『さるとかに』、人形を使っての『ぐりとぐらのおやくそく』など。

それぞれの学年に向けて練ったプログラム。子どもたちはおおむね楽しんでくれた…はず。私もとても楽しかった。

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でもね、実はちょっとした事件が。5年生・6年生に向けて、

『三人ばか』

というストーリーテリング(絵本なし、覚えて語る “語り聞かせ”)を予定してたんだけど、開催の数日前に先生から連絡あり。
「“ばか”のような言葉を使わないように子どもたちに指導しているので、演目を変更できませんか?」とのこと。

お話の内容は、愛すべきおバカたちばかりが登場する、ユーモラスな昔話(イギリス)。誰かと比べて劣っていると馬鹿にしたり、蔑んだりするニュアンスがないこと、「ばか」を、実際に友だちなど周囲の人に使うのは良くないこと、そういうのって、高学年ともなれば、ことさら説明しなくても理解できるんじゃないかなと私は思う。

夜、夫に話すと、「ばか」を、「ズッコケ」とか「トンチキ」みたいに変えたらよかったんじゃ?と言われた。ズッコケ・・・は商標な気がするので無理かもね(笑)トンチキは、うん、確かにそういうニュアンスなんだよね。トンチキって言葉、なんか、かわいくて好きです、私。

昔の本を見てると、「つんぼ」とか「びっこ」などの言葉が出てくる。今では、差別的ニュアンスがある語として改刷時に修正されることが多い。妥当だと思う。「ばか」は現代でも、テレビや会話等でそこそこ気軽に使う言葉ではあるけど、曲がりなりにも授業の場ではふさわしくないんだろうか?

もちろん面白いお話はたくさんあるので、何が何でも「三人ばか」をやらなきゃいけないわけじゃない。
結果的に、演目は変更しました(写真、『十二のつきのおくりもの』に)。まぁそれが無難かな、とは思いつつ、そうせざるを得ない教育現場の状況ってどうなの?とも、ちょっと思うわけで。

「ちょっとでも問題になりそうなものは避けよう」みたいな、大人側の忖度や、自主規制みたいなものも感じる。自主規制ってとても良くないものだと思っている私。これは、わが校の先生方への批判というより、「そういう世の中の空気」に対する疑問っていうか。みなさんはどう思われますかね~。

夜ごはんは、豚と野菜炒め、じゃがいものポタージュ、ほうれん草のサラダ。

 

『西郷どん』 第4話 「新しき藩主」

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大河ドラマでは、けれんみ(と一言で言ってしまっていいのだろうか)あるシーンはのちのちまで語り継がれるもので、たとえば『平清盛』の「朕を射よ! by 鳥羽上皇(三上博史)」とか、『江』の「江ちゃん(上野樹里)、家康(北大路欣也)と馬で2ケツして伊賀越え」とか。

そんな大河史に新たな1ページが加わりましたね。
島津斉彬(ケン・ワタナベ)発案によるサツマンルーレットw

「おいおい、ロシアンルーレットかよ」と夫婦でつっこんでいましたら、あとでSNS見たらさっそく「サツマンルーレット」という誰かの命名が流通していたw

斉興をとにかく頑固で狭量で旧弊に凝り固まった下品なおっさん、由羅をなんかオーバーで面白いおばちゃん、という描き方に徹した。前半の、母の身の安全を気遣う久光に対して、「みな、私を憎むがいい!」と由羅が大仰な独演ショーで応えるのを、室内でズズズとお茶をすすって見てない斉興・・・っていう場面のB級っぷりは確信犯でしょう。

なので、幼い息子や股肱の臣・赤山を失ったりした斉彬がそれなりに(?)シリアスに父の迫る芝居も、何となく軽くなる。これは、「軽くなってしまう」というよりは、意図的にそうしてるんだろうなと思う。そういう作風というか。斉興が古くて悪い、という構図を鮮明にしたほうがわかりやすいしいね。

父と息子の、政治方針の対立にせよ愛憎の相克にせよ、芝居のコテコテ感に比して、中身はとにかくあっさりしてるんだよね。

そういう作風は、せっかくの長丁場の大河なのに・・・ともったいなく思うところなんだけど、なんとなく憎めない感もあります、このドラマ。鹿賀丈史の振り切った悪役っぷりとか、いつ踏み込もうかオロオロしてるルミ子とか、面白くてw

前半、じわっとくる、いいシーンもあった。

切腹前日、いつもとまったく同じに悠揚としたさまの赤山。沢村一樹にはあまり根拠のない苦手意識があったんだけど、「ひよっこ」といい、こういう、生まれついて明るい方を向いているような雰囲気を出すのがうまいんだなあとすっかり感じ入っている。若い吉之助たちの師、という面だけで、藩政にあってどういう立ち位置でどういう役割を果たしていたのかがとんとピンとこなかったのは残念。

切腹の場面は、死に装束で白洲に降り立つ赤山と、部屋の書卓の辞世&壺の花を映したショットが印象的。こういうこだわりの画作りと、サツマンルーレット的なB級シーンとの落差が激しいんですけど、これが本作の味ってもんでしょうかw 辞世の紙を映しはするものの、内容を紹介するような文学性には走らないぞ!と決めてるようなのも、それはそれでw

粛清に連座させられる形で喜界島に流刑になる次右衛門。何の動揺も悔恨も無念の表情も見せず、従容と役人に引かれていくのだが、その前段に「俺なんかただの端役だから罪に問われるわけがない」というシーンがあったのが、効いてた。たぶんほんとに端役でしかもそこそこ小心者だけど、いざそうなると、泣きもわめきもしない、っていう彼の品性が描かれていたと思う。相撲も、次右衛門に投げ飛ばされた吉兵衛が、まあおそらくは彼に花をもたせたんだけど、女房が次右衛門を応援したせいだと言ったところ、よかった。

ただ、西郷が主人公の物語なのに、ここまで大久保の内面描写があまりに少ないのはどーかと思う!! 父の配流後、謹慎の日々の忸怩たる思いとかゼロ! 糸ちゃんへのほのかな恋心はしっかり描写されてるっつーのに。くっそスイーツめ!と言いたくなります。糸ちゃんが、誰かと個人的に・・・ならともかく、あの二才集団と普通につきあってる設定は、もうちょっとエクスキューズが欲しい。

なぜか吉之助「だけ」が斉彬に何十通も手紙を書き、なぜか下郎ふぜいの手紙がちゃんと世継ぎに届き、ちゃんと読んでくれるという、どんワールドの世界観はまぁいいとしても、斉彬のお国入りでの民衆の歓呼なぁ・・・。サツマンルーレットの10倍苦手だったのがあのシーン。ケンワタナベの「新しい殿さまはこんな顔だ。よろしく頼む」の軽みはさすがにとてもうまくて魅力的なんだけど、ちょっと見てらんないな~って感あり。

薩摩は基本的にずーーーーっと年貢が重くて、別に斉興ひとりが抜きんでた悪君だったから民が米すら食えなかったわけじゃないはずだ。斉彬は西郷の手紙に感動したらしいけど、彼はもともと西洋化や軍備をどんどん推し進めようとしてるわけで、それには莫大な予算がいるはずで・・・

なんか、いろいろ辻褄があわないのを、力業で大・大・大カタルシスシーンにしてる。だいたい、英雄ひとりが立ったからオール・オッケー、庶民の支持率100%みたいなのってすごく危険だと思うのだ。いくら娯楽大作に振り切った作風とはいえ、大河ドラマでこれやられると、もにょる。これが、「大いなる挫折」への序章として描かれたのかどうかは先を見ないとわかんないけど、ど~~~も、怪しい気がする。

 

『憲法という希望』 木村草太

憲法という希望 (講談社現代新書)

来月、「憲法改正ってなぁに?」というおしゃべりカフェをやる予定。衆議院で与党が大勝した瞬間から…というか大勝しそうな雰囲気が漂ってる選挙中から、2018年のテーマはこれになる(なってしまう)なぁと思っていました。それで、選挙後から、憲法関係の本を意識的に読んでいます。

筆者の木村草太さんは、テレビ番組にもよく出ている(らしい)新進気鋭の憲法学者、ということになるのかな? わかりやすい語り口が魅力とのことで、この本の文章や構成にも「わかりやすくしよう」という意思を感じます。

しかし、それでもまだ難しい!

・・・・というのが、本音じゃないでしょうか、みなさん?! と、勝手に人を道連れにしてみましたが、法学関係の知識がゼロの自分にとっては、憲法の条文とか判例の法解釈ロジックとかがちょっと込み入ってくると、「え? えーっと…」と目が泳ぐw いや、読みました、読みましたけど、時間がかかったのは否めない。

なので、いいです! そこはあきらめましょう! またあらためて、時間のあるときにゆっくりと。

ということで、2章と3章、それに4章の前半くらいまでは、ザーッと流し読みでもいいんじゃないかと思います。
1章と、4章の後半は、大人と呼ばれる年齢になってしばらく経っている人なら、きっとスッと胸に入ってくるはずです。その部分だけでも、この本には、760円(税別)の価値があります!!

それでもなお、わざわざ本を買って読むのが大儀な人も多いと思うので要約します!

●立憲主義とは、国家による権力濫用を防ぐためのしくみ。
 子どもたちは、先生の体罰に怯えることなく、しかし、悪いことをすれば先生がきちんと叱ってくれる、そういう状態が実現して初めて、学校生活をのびのびと送れるようになります(エミ註:それと同じこと、という意味)

●「無謀な戦争」「人権侵害」「権力の独裁」が国家がやりがちな三大失敗。それを踏まえて作られているのが、立憲的意味のある憲法。つまり、「軍事統制」「人権保障」「権力分立」が3つの柱になる。

●(危険な組体操の事例を挙げて)道徳はもちろん大切だが、究極的には人によって考え方が分かれる。それを教育の現場で行おうとしても、教師が望む良い子像を押し付けることになりかねない。今必要なのは、道徳教育より法学教育なのでは?

●他者と共存するためにどのような人権が必要かと考えることと、権力を合理的に運用するための統治の仕組みを考えること、憲法改正を考えるのであれば、その2つがポイント。

●専門的な知識や技術は専門家にまかせてもらえばいい。また専門家は一般の人にわかりやすく説明する義務がある。一般の人は、「何かおかしいんじゃないか?」「個人の権利が侵害されているのでは?」という勘をはたらかせてほしい。

 そのためには、自分らしく生きようとしたときに感じる息苦しさに気づくことが重要。日本人は我慢を美徳とするので、ガマンしたり仕方がないと考える傾向がある。しかし、本当にガマンすべきことなのか? 社会の側を変えるべきじゃないのか?と考えてみることは非常に大切。

ね! スッと入ってくるでしょ?

個人的には、第4章の「日本はいま第一共和政にある」というくだりになるほどと思いました。君主による統治を排除したのが第一共和制。フランスでは1789フランス革命後、ドイツではワイマール体制。日本は、明治憲法下の時代が君主制で、日本国憲法が発布されてから、つまり今。このフェーズには、「王政復古に戻りたいという勢力が強い」という特徴があるらしい。

それから、巻末に収録された、国会での松田公太議員の質疑の議事録も面白かった。「法律と住民投票を必要とする」木村理論と、内閣だけで決めてよいとする政府理論の対峙。「統治機構論」の入口としてわかりやすいと思う(ちょっと目が泳ぐけどw)。

 

霜月の十四

●11月某日: わかっちゃいたけど篠栗寒っ!(前日に引き続き。) でも日中は少しずつ気温が上がってきた。じぃじの畑で野菜を収穫。今ちょうど収穫のタイミングの野菜がたくさんで、熱中した。ほうれんそう、春菊、カツオ菜という葉野菜は特に、この寒さに耐えることでとっても美味しく育つ。大根、じゃがいも、ごぼうも。両手で激しく土を掻くようにしてじゃがいもを探すサクの姿に【ここ掘れワンワン】という言葉しか思い浮かばずw 夫もむやみやたらにスコップで土を掘り起こす作業を繰り返してたし、土に触れる作業には何かしらのマジックがあるのだろう。

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そのまま、野球ごっこ。夫は野球、私はソフトボール経験者なので、夫婦の対決も真剣ですw 途中、お参りに見えた人がデジイチで御札所の写真を撮ってたので、お願いして見せてもらう。

昼下がりに辞去し、その足でって感じで町内子ども会の保護者総会。30分ちょいで終わった。夜、夫は年に一度の大学の仲間との同窓会へ。私とサクも家でパーティしようぜ~!とかいってローストビーフとかぶり刺とか食べる。

●11月某日: 日曜日だが学校でバザー?セール?フェスティバル?がある。てっきり親と行って現地で友だちと落ち合うものと思っていたら、「○○が△△んちをピンポンして、そのあとうちにピンポンする」と直前に言い出すサク~! 

「それ何時?!」「わからん」 急いで昼ごはんを食べ始めたところでピンポーン。ま、現地で軽食やおやつも売ってるようなので、サクを先に行かせて夫があとから追いかける。途中で私が交代。子どもたちはゲームをしたり買い食いしたり満喫。子どもの頃ってこういうのすごい楽しかったよね~。そのまま公園に遊びに行ってた。途中で雨が降って、お友だちの家におじゃましたらしい。たくさん遊べてよかったね~。

夜ごはんはぶりのあら炊き、肉じゃが、野菜スープ。野菜スープめっちゃうまい、しみる! あ、作ったの夫ね。ぶりのあら炊きもね。肉じゃがは義父の作。直虎47回。脚本、森下さんの骨太の反戦思想は今作でも貫かれ最終回に向かっている。ああ、来年のロスが怖い。

 

五輪の開会式に行くべきか否か

(facebook投稿より)

こんにちは、昨日の投稿で「安倍首相のピョンチャン五輪開会式への出席、どう感じていますか❓」とおたずねしました(お友だち向け投稿)。ご回答ありがとうございました!

同時に、Twitterでも、アンケート機能を使って尋ねてみました。
こちらは4択で、匿名で投票してもらえるしくみ。
24時間で回答を締めきり、回答数48。

●賛成(どちらかといえば賛成)・・・50%(24票)
●反対(どちらかといえば反対)・・・25%(12票)
●わからない・・・・・・・・・・・・ 5%( 4票)
●どちらでもよい、興味がない・・・・10%( 8票)

この結果にはもちろん、質問者である「私」のバイアスがかかっています。
私はネット上でたびたび現政権の批判や、男女共同参画的な観点に触れますし、何より歴史修正主義には強い危惧を抱いてますので。

facebookにしろTwitterにしろ、ネット上で近しいのは、どこか共感や類似がある人々だと思うのですが、それでもなお、この回答にはさまざまなバラエティがあるようです。

たとえば、複数の方がスポーツに政治が絡むのを好ましくないと捉えていましたが、
「だから首相の出席に賛成❗」
という回答する人もいれば
「だから首相は出席する必要なし」
という人もいたのです。

また、回答理由も、
従軍慰安婦に関する合意の破棄を挙げた方もいれば、
次回は東京五輪、日本が各国首脳を招く立場なのだから、という点を重視した方も。

回答理由を添えてくれた方は少数。
たとえ同じ選択肢を選んでいても、その理由はそれぞれ異なるのでしょう。
ぜひ、1人1人に聞いてみたいと思いました。

本当は、もっとも多数派の答えは
「興味がない・どうでもいい」 なのかな? とも思います。
普段を思えば、回答の数自体がちょっと少ない印象なので💦

でも、回答が異なるのも、その理由がさらにそれぞれ異なるのも、もっといえば、何に興味を持つかに違いがあるのも、当たりまえ。むしろ健全な状態かもしれません😊

ただ、そんな、異なる一人一人が集まっているこの社会が
安全で平和であるようにという願いはきっとみんなに共通しているわけで・・・。

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私がこの質問をしたのは、
はじめ開会式を欠席するといっていた(その背景には、政権の韓国への反感が透けていた)安倍首相が、「やはり出席します」と一転すると、ネット上の右寄りの方々が憤怒し、出席絶対反対💥を掲げているのを感じる今日この頃だったからです。

ネット上で目にするのはそういう意見が多いけれど、私の周りにいるみなさんは、どういう感覚でいるのかな?と知りたかったのです。

考えは違っても、安定的な社会を持続させていくためには・・・というか、破滅への道を歩まないためには、どこかで折り合い、何らかの合意を形成していかなければなりませんよね。そのために何が必要なのか・・・考えさせられます。いかがでしょう~。

最初の質問「安倍首相のピョンチャン五輪開会式への出席、どう感じていますか?」
私の回答は、(この投稿も超長くなってるので)またあらためて投稿しますね。(別に知りたくないか?笑)

みなさんのご回答も、まだまだうかがいたい! よかったらコメントください!

ブログにも転載します。なかなか書きにくいとは思いますがコメントあったらうれしいです。

 

霜月の十三 / JKT Nyaman Project

●11月某日: 出かけようとしたサクと夫が、車のバッテリーが上がってた~と引き返してきた。いろいろ、二人で奮闘して(まあ、業者さんを呼んだわけだけどね)解決して出かけていって、昼は一緒に「ジョティ」でカレーを食べる。サクが初めてナンを1枚全部食べた。すごっ。私はライス派です。

たなかまさんに借りた『働きたくないイタチと言葉のわかるロボット』を読んでいる。

これ、大学の研究室の先輩が近頃上梓した本なのだ。自分に言語学の適性をまったく感じなかった私なので、読めるかな?と思ったがめちゃくちゃ面白い! すごい! 当時から優秀な方だったけど(5学年上で、私が学部生のときすでに修士~博士課程だった)本当にすごい人なのだ~! 夜ごはんは、焼き鮭、味噌汁、ブロッコリー。

●11月某日: (facebook投稿より)

とてもうれしい出会いがありました。ジャカルタのいわゆる「駐在妻」さんたちのグループ「JKT Nyaman Project」の方から、【ママじゃない私、ポートレート】にご連絡をいただいたのです。

憧れのように見られる駐在妻生活ですが、実際は、言葉も違う・環境も違う・医療も心配・仕事をしたくても出来ない・イチから人間関係を作らなくてはいけない
…など、シビアな状況もあるそうで。

そんな中、それぞれの趣味・特技や日本でのキャリアを生かして何かがしたい!という思いで集まったグループだそうです。

facebookページを拝見すると、ダンスや音楽などとても盛大なイベントを主催されてたり、チラシも写真もすごくセンス良くて、「いったいなぜ、【ママじゃな】にご連絡を…? むしろ、その広告宣伝術とか、こちらが教わりたいんですが…」
と思いましたら、

「今後、メンバーにインタビューをして発信していきたい。駐在生活になかなか馴染めない人や、これから駐在する人に見てもらいたい。ひいては、【ママじゃな】のような取材がしたいので、アドバイスいただけませんか?」

とのこと。
「いやいや、こんなズブのシロートがアドバイスなんて…」と日本人的に謙遜しそうになりましたが、「私でよければ(キリッ)」精神で、取材の手順や気を付けていることなどをお伝えした次第です。

『私も子供が生まれてから「●●ちゃんのママ」 とだけしか認識されない世界に違和感を感じたこともあって、「ママじゃない私」という題名にも激しく共感し、いろんなママたちのいろんな面を知ってとても勇気づけられました。

そしてまた今、駐在という身で仕事をすることもかなわず、「●●ちゃんのママ」と同時に「●●さんの妻」としての存在になりがちな私たちにも「妻じゃない私」を掘り起こしてみたいと思わせてもらいました。
またざっくばらんなインタビューの中に、その人の人柄が見えてくるような記事がとても素敵だなって思いました』

 (↑ うれしさのあまり長々と引用ww)

それは【ママじゃない私、ポートレート】の主旨をバッチリ表現していただいていて、遠くジャカルタからのご感想がうれしいのと同時に、誰かのママ、誰かの妻、嫁…であるという役割「だけじゃない」自分を求める気持ちは、やはり女性のテーマの1つだなとあらためて思いました。

海外に目を向けるって、とても大事なことだと思うし、すごく関心があります。ジャカルタの生活や、それぞれの女性たちの取材記事に、私も興味津々です。

https://www.facebook.com/jkt.nyaman.pjt/

今朝も雨。友だちと傘を並べて歩いていくサクの姿を見ると、小学生だな~とあらためて感じた。なんか、けなげよね。小学生。

来月、また歴史勉強会をやるので準備をしている。これまで2時間で組んできたけど90分でやろうと思って。コンパクトかつブラッシュアップしたいところ。ところで私、今期の朝ドラ『わろてんか』を早々にリタイアしています。桃李くんも高橋一生も好きなのに、鈴木京香も大好きなのに、作品の面白く無さに勝てなかった(笑)。で、歴史勉強会をやる関係もあって(その中で触れるので)『ごちそうさん』をまた見たいな~と思い始めて、DVDを再生してみたら、吸引力がダイソン並みだ~! 

夕方、内閣委員会のネット中継で稲富さんの質問を見る。その後、サクと夫の会社へ行き、今日は車で通勤した彼と合流してそのまま篠栗へ。18時台、道路は混雑が甚だしいですね。てか、わかっちゃいたけど篠栗寒っ! 豚汁がしみる~。いただきもののワインが超うまい。サクと一緒に寝てしまう。