歌舞伎

海老蔵が団十郎襲名を

2020年、団十郎襲名。大方の予想通りの展開なのに、朝からなんだかとても感動してしてる自分が…。 この世代では群を抜いて世間を騒がせてきた歌舞伎役者。 いろいろ言われてきたけど、へぇ~と驚いたのは、2010年の『プロフェッショナル仕事の流儀』。 「父…

幸四郎・白鸚襲名公演@博多座!!

●6月某日: (facebookより) 博多座で歌舞伎! 松本幸四郎&白鸚、襲名披露。はぁ~。贅沢したわ。「歌舞伎のチケット、とったんだ~」って息子小2に言ったら、間髪入れず「ぜいたくだな!!!」って返されたもんね。わぁってるよ! てか、値段言ってない…

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その4 亀ちゃん空前の当たり役、みんなのワンピース

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その1 やっぱ歌舞伎すごい!歌舞伎役者すごい!大好き! - moonshine スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その2 ボン・クレーとサディちゃんにメロメロ(死語 - moonshine スーパー歌舞伎II 『ワンピース…

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その3 怪演イワンコフ、平岳・セクシー・エースなど!

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その1 やっぱ歌舞伎すごい!歌舞伎役者すごい!大好き! - moonshine スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その2 ボン・クレーとサディちゃんにメロメロ(死語 - moonshine そう、イワンコフですよ! 浅野…

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その2 ボン・クレーとサディちゃんにメロメロ(死語

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その1 やっぱ歌舞伎すごい!歌舞伎役者すごい!大好き! - moonshine (承前)ところが、ボン・クレーやサディーちゃんやイナズマの輝きはどうですよ!!福士くん(@新橋演舞場)やらヒラタケさん(@松竹座&博…

スーパー歌舞伎II 『ワンピース』 @博多座 その1 やっぱ歌舞伎すごい!歌舞伎役者すごい!大好き!

本当に、見に行ってよかった・・・! (実は当初チケットを取っていた日は、幼稚園のイレギュラーな短縮保育が割と直前に発覚して、他の預け先を探すのもためらわれ(それこそ地震のあとで子どももナーバスになっている時期だったので)、いったん反故にした…

『歌舞伎の中の日本』 松井今朝子

歌舞伎の中の日本 (NHKブックス) 作者: 松井今朝子 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2010/03 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (7件) を見る まずもって「はじめに」の文章がすばらしい! この本の目指すところが…

猿之助&蔵之介、「スーパー歌舞伎」で共演決定!

http://www.sanspo.com/geino/news/20131107/oth13110705050015-n1.html (そのうちリンク切れるかも)蔵之介さん歌舞伎デビュー!ってyahooニュースにのってて、迷わずクリックしたらスーパー歌舞伎の新作じゃないですか!! きゃー! 亀ちゃん流石というか…

皐月の十四 / 博多座六月大歌舞伎、船乗り込み

●5月某日: 1日じゅう雨の予報だったので朝からのんびり過ごす。小降りのときを見計らって、サクにレインコートを着せ、近所に買い物へ。なんとか自分で傘をさして、歩いて往復しきった。・・・といっても家から300ほどしか離れていないスーパーなのだが、…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 6(完)

第二部、宮廷のおしゃべり役人たちの状況説明で幕開き。こういうのは洋の東西を問わず演劇のお決まりなので気にならない。ヤマトタケルが自らペラペラ説明セリフをやるところが多い舞台だが、初演時はどうだったか知らないけど、21世紀では非常に気になる。…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 5

もちろん舞台は主役ひとりで幕の開くものではない。ということでここからは幕開けからのメモ。暗転で始まること自体歌舞伎には珍しい。スポットライトが当たると、亀ちゃんと中車のふたりが劇中の扮装で平伏している。劇中の口上とはこういうことらしい。ふ…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 4

「泣ける」という言葉で役者の演技を称賛するとき、「人情に訴える芝居をする」意味であることが多いように思う。言い換えれば、「人情に訴える芝居のできる役者が良い役者」であるかのような共通認識があるような。確かにそれは正しい。そういうすばらしい…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 3

先代のヤマトタケルは映像で断片的に見たことがあるだけだが、それはそれは威風堂々とした、押しも押されぬ英雄という印象だった。このあたり、両方を舞台で見た人に詳しく聞いてみたいんだけれど、当代は、だいぶ異なるんじゃなかろうか。亀ちゃんのヤマト…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 2

初めて見た「ヤマトタケル」。正直なところ、激賞まではできない演目だと思った。もちろん素晴らしいところも多々あるのだけれど、ところどころで「ちょっとな」と思わされる。簡単にいえば、ところどころで古さが目につくのだ。「新しいものを取り入れず、…

皐月の八 / 亀2連発「市長表敬訪問」「連獅子」

●5月某日: 公園に行くと無人で、親子ふたりで遊んでいると、サークルの友だちたちが隣の公民館から出てきて私もサクもラッキー。同じ学年のママさんたちとは春から始まった幼稚園プレクラスの話題になることが多い。とはいえ、「今は逆に2年通園も見直さ…

六月博多座大歌舞伎昼の部「ヤマトタケル」を見て 1

自分に驚いた。何度も見たことのある歌舞伎の舞台、初めてってわけでもない生・亀ちゃんの舞台だっていうのに、カーテンコール、歌舞伎で初めて経験するスタオベに加わりながら、声を殺して号泣している私がいるとは・・・!劇中、涙腺がゆるむような気配は…

卯月の十一 / スタパに坂田藤十郎

●4月某日: 育児サークル、新年度1回目。いちお副代表になってるので、無事に終わって、なんとなくホッ。ほかの役員さんたちといろいろ話すうちに、今後のスケジュールの見通しが立ったのみならず、年齢ネタ・ダンナさんネタでもおおいに(必要以上に)盛り…

如月の七 / 菊之助結婚会見

●2月某日: 天神へ。無印で夫へバレンタインのプレゼントを買う。ここ数年、バレンタインにはネクタイをあげていたのだが、夫の会社は今や怒涛の半年間クールビズを実施しているので、「とりあえずあと2か月半か…」と思うとテンションが下がった(私の)。…

如月の三 / 団十郎逝去

●2月某日: 朝、団十郎逝去を知る。瞬間、どこか「やっぱり」という感覚のあったのは、勘三郎逝去の報を受けた衝撃と虚脱感が、記憶に新しいまま繰り返されたからか。図書館に行くと、今朝の朝刊各紙は一面と三面記事とで紙幅を割いている。「市川宗家の当…

睦月の六 / 勘三郎逝去についての玉三郎の寄稿

●1月某日: 夫が自分の行きつけの床屋へ、サクを散髪に連れて行く。半年前の前回は、びっくりして夫の膝に乗り、カチンコチンに固まって切らせたというから、夫も理容師さんもナメてかかっていたところ、サクさん、大暴れ。とはいえ理容師さんはさすがプロ…

『将軍江戸を去る』(Eテレ芸能百花繚乱より)

初めて見た演目。ついでに初めて見た中車の歌舞伎。最初の彰義隊との場面なんかでは「なんか普通に幕末が舞台の舞台みたいだな〜(変な日本語)と思ったんだが、海老蔵が出てきたときに「あ、これ歌舞伎だわ」と思った。中車が出てきたときにそう思えなかっ…

黒塚(Eテレ舞台中継より)

歌舞伎の感想って書きにくい(あまりの門外漢を晒すのが恥ずかしいし、大半、テレビで見てるから)けど、自分用のメモだ。書いていこう。能の「安達原」を題材に、昭和初期、二代目猿之助が披いた歌舞伎舞踊…らしい。三代目、四代目と受け継がれてきた澤瀉屋…

師走の六 / 勘三郎追悼特番

●12月某日: さぶい。全然、公園日和じゃない。でも行く…。ちょっと足をのばしてたまにしかいかないところ。大きい階段、大きいすべり台をメインに遊ぶようになってる。サッカーごっこ。急こう配の芝生の丘を昇り降り。それからサクのインフルエンザ゙予防…

1/6 NHKスペシャル 「父と子」 〜市川猿翁 ・ 香川照之〜 2

・化粧の稽古を繰り返す香川照之。そうだよね、発声やセリフまわしや所作だけじゃない。こういうのも必要なんだよなあ。役によっても化粧は違うしね。「お手本にしちゃって悪いんだけど」と懐中には勘九郎の襲名披露のチラシ。・少しずつ化粧を変えて、その…

1/6 NHKスペシャル 「父と子」 〜市川猿翁 ・ 香川照之〜 1

香川だけを相手に、厳しく「小栗栖の長兵衛」「将軍、江戸を去る」の稽古をつけたのち、猿翁が眼鏡をはずし、あふれる涙を拭いながら「いい芝居だ」と言うところで私も涙腺決壊。新参者の弟子として鬼気迫る表情で稽古に臨んでいた息子が、今度はどこか父を…

追悼、勘三郎

起床して訃報に触れ、思わず叫んだ。先月、術後の経過から肺に疾患を生じた旨の報道があり、復帰までの道のりの険しさを感じてはいたけれど、ここまで病、篤かったとは。最初に見たのは1989年の大河ドラマ『武田信玄』今川義元役。置き眉にお歯黒の、子ども…

『カメ流』 市川亀治郎

カメ流作者: 市川亀治郎出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る2008年4月に上梓されたエッセイ集。NHK特番『新・猿之助誕生』を見てからというもの、亀熱が人生で数度目…

『神仏のまねき』 梅原猛・市川亀治郎

神仏のまねき (梅原猛「神と仏」対論集 第三巻)作者: 梅原猛,市川亀治郎出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2006/10/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る梅原猛、1925年生まれ、京都大学卒、異色の哲学者。のち…

8/23放送 『新・猿之助誕生』 おぼえがき

・今年2月、博多座公演「天竺徳兵衛新噺」。蝦蟇、でかーっ! 亀ちゃんは三役。小平次が沼に沈められていくところの扮装といい表情といい、「こういう絵、怪談で見たことある!」ていう由緒正しい(?)ものだった。・亀治郎最後の公演は4月新橋演舞場「仮名…

8/23 NHK特番「新・猿之助誕生」

亀ーーーーー!(澤瀉屋、とでも掛け声をかけるべきなんでしょうが、どうしても・・・)NHKってこういう番組の編集がほんとに抜群にうまい(民放比)。吸い込まれるように見入った。革新、異端、猛優・・・そんなふうに語られる澤瀉屋の役者を前にこうい…