8/23放送 『新・猿之助誕生』 おぼえがき
・今年2月、博多座公演「天竺徳兵衛新噺」。蝦蟇、でかーっ! 亀ちゃんは三役。小平次が沼に沈められていくところの扮装といい表情といい、「こういう絵、怪談で見たことある!」ていう由緒正しい(?)ものだった。
・亀治郎最後の公演は4月新橋演舞場「仮名手本忠臣蔵」。亀ちゃんが勘平とはちょっと意外な感じもあるけど、化粧がなかなかよかった。劇評を検索すると、珍しい上方型(鴈治郎=現藤十郎)の勘平で、ぐっと渋かったらしい。
・千秋楽を終えて楽屋に戻ると、なんとそこは「亀治郎の通夜会場」に! ご丁寧に祭壇と遺影まで用意してあり、共演者がひとりずつ献花をw 共演者が言う「惜しい人を亡くしました」に、「生前はお世話になりました」と、すらっと返す亀www
・みんなで写真撮影をしたあと(役者さんってこういうとき、メイクとか扮装とかすんごい中途半端な状態で普通に映るよねw)遺影を裏返すと、みんなからの寄せ書き。染五郎さん「変わった人だったけど好きだったよ(涙)」←(涙)までちゃんと書いてあった
・↑のおふざけ、音頭をとってたのは染五郎さんっぽかった。数日後の大けがの報に驚愕。3mも落下したって、相当の衝撃のはず・・・「最悪の事態を覚悟した」のももっともだ・・・こわい・・・どうか快復されますように。
・亀ちゃん13歳、父・段四郎との連獅子の映像が! 毛をかぶる前の踊りがスッゲー素敵で思わず何度もリピ。暁星の学ランでインタビューに答える姿はさすがに初々しいものの、言葉遣いがやっぱり普通の13歳じゃない笑
・3月、どっかのホテルで亀、中車、団子を励ます会。浜木綿子と亀ちゃんの初対面の挨拶を撮って放送したNHKぐっじょぶ! 木綿子さんきれいだなー。ステージに立ってもさすがに堂々としてる。暁星時代の友人テーブル、盛り上がってるなww みんないい職業に就いてるんだろうな〜(←下世話な発想)。
・会が終わり、颯爽とタクシーでハケてく亀。バックで亀の述懐(かぶくのだ、永遠に、永遠に)を字幕つきで流し、BGMも超アグレッシブで異様にかっこいいシーン。
・「ヤマトタケル」稽古。ジャージで殺陣してる亀ちゃんがかっこい〜。「黒塚」の糸車も。稽古シーンって萌えるわ。休憩時間、明太子おにぎりパクつきながら若手に見得の手本をやってみせる亀ww
・4月29日、渋谷でお練り。このころすでに中車はやつれきってるな。人相が変わってる。テレビ・映画の仕事で数々の修羅場をくぐってきた彼だろうに、歌舞伎ってそれほど別世界なのね、とあらためて。対照的に、亀ちゃんつねに元気いっぱいな感じ。ホントにプレッシャー感じてなさそうw
・「NINAGAWA 十二夜」の麻阿の映像。踊りだすシーン、何度見てもいい。首→肩、腕→腰→そして足元と、上から下へなめらかに伝わるグルーヴ。日舞とはかけ離れたステップなんだけどすげーうまい。
・襲名のポスター撮り。カメラマンにましゃ兄キタ---------!!! 亀ちゃんニヤニヤしすぎ! どんだけご満悦なん。てか完全に公私混同してるだろwww 「天翔ける心」よろしく東京上空を飛んでる亀もとい新・猿之助、しかも満面の笑み。一世一代の襲名なのに、あんなバカっぽいポスターをてらいなく作っちゃう亀ちゃんが大好きです。
・襲名公演初日。楽屋に挨拶に来る中車・団子親子。「団子ちゃん、がんばるんですよ」とちょっとオネエっぽい、ゆるーい声かけのあと、「だいじょうぶ?」と中車に。「がんばります、やるしかないです」と中車。
亀「眠れた?」
中車「寝れはしない。百回くらい起きました」
亀「ぼく3時まで飲んでた」
中車(ずっこける仕草のあと、カメラに)「撮っといてくださいよ、この人の大物っぷり!」
亀(団子に向かって)「だめよ、こんなふうになっちゃ」
予定調和っていうか馴れ合いっぽいやりとりではあったけど、面白かったな。香川さんも、幕が開く前にヌルい会話をできる相手はほかにいないだろうしね。亀の「3時まで飲んでた」も、大物っていうかやっぱり興奮のなせる技だよね。で、誰と飲んでたんだ!!
・口上はもちろん正装なんだけど、へぇー、紋は三升なんだ〜。澤瀉の紋じゃないんだね。
・従兄弟だけあって似てるよな〜と思ってた亀ちゃん−中車だが、中車の面やつれで赤の他人に・・・だけど化粧したらやっぱり澤瀉屋の顔なんだよね、香川さん!
・襲名といえば口上! 朗々とたたみかける亀ちゃん、化粧が崩れるほど汗をかき、必死の形相だったという中車、他のみなさんも、全部ぜんぶ聞きたい! と思ったら、9月9日にEテレでやるそうじゃないですか! 楽しみすぎる!