卯月の十 / RM&SUGAの「RESPECT」
◆4月某日: N事務所出勤。帰宅後、zoomで某交流会。ふむふむこういう感じかー。会計のお仕事してる人がいて、「複式簿記最高ですよね!」と盛り上がるw
今年最初のスイカをいただいた。体調いまいち。肩こりひどい。早く寝ることにした。息子が珍しく毎日音読の宿題をやっている。「名前をつけてよ」という小説。あまずっぱい話だー! 夜ごはんは、ソース焼きそば、小松菜とブロッコリーなど。
◆4月某日: 私が「帳簿の世界史」を音読してると、息子が恐竜の専門家の人が書いた自伝みたいな本を持ってきて横で激しく音読。どういう対抗意識だw すらすらと上手に読むのだが、「“そのころのぼくはほとんど個人的な見解や主観で論文を書いていた”‥‥って、まったく意味がわからん!」と叫んでいておもしろかったw 小学生に論文の書き方はわからんよねw
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(facebookより)
"Respect" BTS 2020
この動画、すっごくよくできてる! Twitterのリプライの応酬で曲ができてるという。RM→SUGAは、ちゃんと丁寧語になっててね。
◆みんな~、「リスペクト」って言葉をやたらと安売りしすぎじゃない?
‥‥‥という至極まっとうな疑問を、こんなにカジュアルに楽しく、しかも深みのある曲にできるんだね~。佳曲。
こういうのを「健全な批判精神」っていうんでしょうね。
以下、いろいろ書き連ねたけど、歌詞わからんで聞いてもすごく楽しい曲です。工夫が尽くされた軽さ。
「リスペクトってほんとわからん。なんか、愛よりも上にある、至高の概念らしいけど」
「リスペクト ≒ Re spect だから、ずっと見るやん?
誰かをずっと見てたら 欠点が見えてくるわけよ」
↑ リスペクト、英語で「Respect」=「Re-spect」=「再度(繰り返して)見る」という語源に触れた考察がナルホド。
「頼むから簡単に言わないで
まだよくわかってないから
時々 怖いんだ
俺の弱さを見破られそうで」
このBメロ部分で、“リスペクト”と言う側・言ってる人を見てる第三者じゃなく、「言われる側」からの曲でもあるんだなとわかる。
そう、これを歌ってるのは、リーダーRMとラッパーSUGA。
事務所に最初に入った十年来の同僚であり、BTSの楽曲制作の要であり続け、
とりわけ「リスペクト」されがちな二人なんだよね。
25,6歳の青年が世界中から注目を浴びる戸惑いを、
“ 字義通りに「リスペクトされる=繰り返して見られ」たら、俺の欠点が見えてくるはずなんだ ”
という詞で表現する上手さ!
有名人にはdisられるしんどさだけじゃなく、やたら称賛されるつらさもあるよね。
‥‥と、草彅くんが夜の公園で全裸になったのを思い出す私だ。
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「誰かを尊敬するってそんなにかんたんなことか?
裏では悪口言ってるくせにさ 猫かぶっちゃって~」
なんて諧謔的に言って、
「笑顔で陰口言いながらリスペクト連発するあいつにリスペクト、あんたに栄光あれ、祝福あれ、カネ、名誉、前進、はいはいリスペクトリスペクト」
と、いかにもラップ的な皮肉で盛り上げていくんだけど、
「俺は正直おまえをリスペクトしてるよ
でも お前が俺をリスペクトしてるとは一度も思ったことないから、10秒早送りでもしてろ」
というのは、大衆への皮肉と見せつつ、
実は年上のSUGAからリーダーRMへの
本気のリスペクトの告白(本気すぎて恥ずかしくて最後投げやり)にもなってるんだろうな~~~!
‥‥と想像して倒れ伏すオタクです。
「俺ならそう簡単に 口にできないね
重くて熱くて遠い言葉だから
いつか心から言えるといいけど」
ほんとに言葉を大事にする人たちで、
言葉を大事にしながら遊ぶのがうまい。
最後、Skit(寸劇っぽい会話)になってて、そのラストが
「英語って難しいですね‥‥」で終わるんだけど、これも英語ペラペラのRMが言うのがイイ。
ジョークでもあり、言葉をそんなにかんたんに使ってくれるなよ、というダメ押しにもなってる。
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この歌が明るく楽しいメジャー調なのは、社会やメディアに対する違和感とか批判というだけじゃなく、自分たちのファンが重く受け取りすぎないように、ってのもあるのかなと思った。
トラックに通底してる
“ Should I go or should I stay ” のフレーズは、私が生まれる前の The Clash の曲ですかね? 音楽とかヒップホップに詳しい人の解説が見たい。
Twitterのリプライの応酬で曲ができてるという。
RM→SUGAは、ちゃんと丁寧語になっててね。