霜月の十三・師走の一 / 人生で一番、推しの実在を感じたかも

●11月某日: N事務所出勤。原稿。昼から大雨になり、息子はびしょぬれで帰宅。「学校から帰るときの大雨の中で一番だったかも」とあっけらかんと言ってた。1キロくらいあるから、けっこう大変だけどね。5年生強し。夜ごはんは鶏手羽と大根の煮物、焼きちゃんぽん。

今日はコンサートの休演日だったんだけど、以前からBTSファンで有名なインフルエンサーがこんなツイートを!!!


2年ぶりのコンサートのチケットとってLAに飛んで、こんなことってある?!?!?!(まぁこの人はもともとブルックリン在住だけど)

今、人生で一番、推しの実在を感じてる‥‥
私の人生にこんな日が来ることを信じて生きていく。
そして、このマント着たままお店に入った推し‥‥そゆとこな‥‥


●12月某日: N事務所、イレギュラー出勤。大量の発送物があり、がんばった。帰宅後、インタビューの写真セレクト、リード文など。息子のスイミングもあり、ばたばた。夜ごはんはポークビーンズなど。

霜月の十二 / BTS、2年ぶりの対面コンサートと記者会見

●11月某日: サウンドチェック(リハーサル)情報に始まり、BTS2年ぶりのオフラインコンサート情報をTwitterで追い続ける1日。日本では考えられないことだが、みんなスマホでばんばん撮って、ばんばんSNSにあげるのだ。

facebookより)

うおー 六条御息所源氏物語 のスキルを習得して生霊になって魂飛ばしたい!!! (訳: 今すぐLAのSoFiスタジアムに行ってBTS 2年ぶりの対面コンサート観たい)

サウンドチェック=リハーサルに入ったファンのツイート、「RMは出てきてすぐ泣いた」「J-HOPEも泣いてる」「シュガは優しく笑った」「ジンはいつもの焼きたてパンスマイル」etc etc‥‥

スマホで撮った映像もタイムラインにどんどん流れてきて‥‥잠시に병にLife goes on‥‥やばい みんな調子良さそう~ノムチョア~サランヘ~!!!

「WHEN ARMYS CHANTED “BTS” AT THE END, THEY TOOK OUT THEIR EAR MONITORS AND LOOKED SO SOFTLY AT ARMYS 」

サウンドチェックの最後に Armyたちが「BTS!」とチャントすると、彼らはイヤモニを外し、世にも優しい目でArmyたちを見つめていた」

😭

メンバーもスタッフもお客さんも、4days・合計28万人、ヨロブンどうか怪我なくアクシデントなく無事に運びますように~神様~!

スタジアム綺麗。スポンサーのマックが、会場前でハッシュポテトとか無料で配ってるらしい。街ぐるみでBTSとAMRYを歓迎してる感じ。そりゃ経済効果すごいだろうしね~。

タイムライン見てると、日本からLAに飛んでるARMYもたくさんいるんだなとわかる。みんなすごい!!! 検査したり証明書取ったり、たくさんの書類を準備して、日本の倍くらい物価の高いLAに‥‥! 女性一人で行ってる人もいっぱいいる。

好きの力はすごい!!

「グッズを買うために8時間並んでる」みたいな狂気のツイートも散見するけど、会場に入るときにもらえるらしいピンバッジとかマスクとかだけでもめちゃくちゃかわいいんだが?!?!?! そして綺麗なボラヘカラーのネイルつけてるアミさん、すてきだな~^^

供給過多で溺れそうになったので夜風にあたりながら5キロ走ってクールダウンしました。わしゃ中学生か‥‥

たくさんの動画が流れてきた、たくさんの。彼らのかっこいい姿、はじけてる姿、かみしめてる姿、感極まってる姿、幸せなアミたち、有名セレブたち。そしてリボン付きのはなかっぱみたいな推し。情緒が😭

ジンくんの実績を鑑みるに、これは4日目まで次々に新しいはなかっぱ姿を見せてくれると期待してよろしいかw
オンライン中継が入る最終日はヘッドドレスをつけていても驚かない。
彼、アイデアとファンサービスの神なのよ‥‥



●11月某日: FBライブで「揺らぎをもつって大事じゃない?」という話。硬直化、思考停止しちゃダメだよね。原稿原稿。夜ごはんはハンバーグ、ポテサラ、きゅうりなど。BTSは公演の前に記者会見1時間!

Facebookより)

はあ~、いつもながら、RMの受け答えがすばらしすぎて痺れる。

記者:「これほど成功して、なぜいつもそのように謙虚でいられるんですか?」

RM:「とてもシンプルです。僕らの成功を100とすれば、その50%はARMY(ファン)のものでしょう。僕たちメンバーが5%ずつ(×7人)で35%、残りの15%は会社のおかげ」

「ここにトロフィーがあるなら、僕の分はたったこれだけ(と指で示す)。5%といったところです」

「自分はこの一行のほんの一部に過ぎない、この成功はおまえだけのものじゃないんだと、いつも自分に言い聞かせています」

「だから地に足をつけていられる。このクレイジーな業界で生き残るためには、とても重要なことなんです」

立派すぎ‥‥!

謙虚で感謝を知っている。
いつもいつでもその態度が変わらない。
キムナムジュン27歳。人生何回目?!

しかも、これすべて英語で答えてる。
おかげで、英語の勉強にもなります‥‥
 ↓↓↓

It's very simple. There's 100% of our success.
I'll give 50% half belongs to ARMY, and the other half each we(member) put 5% each,that's 35%. 
And I'll give 15% belongs to HYBE/BIG HIT (the company). 
So if it's a trophy, my percentage is like 5%.
If you always realize to yourself that you're just a piece little part of this whole journey...
This success is not all yours. 
I always try to realize that for myself.
It really helps me keep myself down to earth, and I think it's really important to survive in this crazy industry.
Thank you.

 

霜月の十一 / HASUCoCoさん取材 / 日本シリーズ決着

●11月某日: 久留米のレストランにインタビュー取材。

社長以下にお会いする前に、私を推薦・紹介してくださりエージェントも務めていただいているRさんとレストランで食事。なんと、Facebookでつながっているだけで、Rさんも初対面なのである。

いろいろ初めてのケースで緊張したけど、たぶん案ずるより産むが易しだな、と思って行ったらそのとおりだった。みなさんそうだけど、社長が本当に、予想とまったく違うタイプで、かつすごく素敵な人だった‥‥。じんわり。スイーツなどおみやげもたくさんいただく。すごく美味しい。

帰りはRさんの車に同乗させていただきいろいろおしゃべり。我々、実は隣の校区に住んでいるのだ。共通の知り合いももちろんバッチリいた。夫は飲み会。夜ごはんはトンテキなど。

note.com  ・

●11月某日: 夫、二日酔いで苦しんでいたが、息子と、息子の友だち父子と一緒にサッカーの試合を見に行く。現地でおうどんを食べたころから劇的に良くなったようでよかったね。私は窓の外の陽気を感じながら、部屋で原稿。途中で散歩がてら近所に買い物に行ったり、こんな土曜日も良い。昨日のレンコン三昧が効いたのか、夕方4時までまったくおなかがすかず。。。
夜ごはんは鍋。

facebookより)

終わってもうた―――! 久しぶりにこんなに一生懸命日本シリーズを見たのは、息子が野球にハマったからというのもあるけど、毎試合すばらしかったから。

両チームとも若い人たちが度胸よくのびのびと力を発揮し、ベテランもがんばり、監督も(比較的)若い。優勝が決まってからマウンドに集合し、胴上げが始まるまでのヤクルトの雰囲気がすごくよかった。もちろん優勝したからというのもあるけど、なんていうかじんわりした雰囲気だったんだよね。心が通っている感じだった。高津が良いチームを作ったんだなと思って、涙が出そうだった。

高津が日本シリーズの優勝監督になるとはね。高津ってもう53なのかー! 

オリックスの中島監督も同級生らしいね。
山本由伸がすばらしすぎて、すっかりファンになってしまった。来年、ホークス戦に登板してきても山本を応援してしまうかも。

オリックスも本当にすごかったよ。
ヤクルトもオリックスも、去年は最下位だったんだよ。
6試合中、1試合が2点差で、あと5試合はすべて1点差。
実力伯仲、すべてものすごい試合だった。
あー、明日まで試合見たかったなー!

霜月の十 / インタビュー公開 / 差別・偏見をスルーしないBTS

●11月某日: 中村さんのインタビュー公開。

note.com

プリンタの調子が悪い‥‥。夜ごはんはシチュー、ポテサラなど。

グラミーのノミネートは残念だったけど(ノミネートはされたけど)、驚くべきことが起きた。

発端は、2か月前、BTSが国連でスピーチした後。アメリカの人気番組で、司会者ジェームス・コーデンがアイドルや若い女性に対して偏見・差別的ととられる発言をし、ARMYが憤慨するという事件があった。

今日はその番組にスタジオ出演。すると、リーダーRMが口をひらくや、その件に触れたのだ。

ジェームス:「じかに会うのは2年ぶりだね! 元気だった?」

RM:「僕らはすごい元気だけど、あなたはどう? ARMYに怒られたんじゃない?」

英語力の乏しい私でも、「うぉい、いきなりかい!」とびっくりするほどハッキリ切り出してた。
「ohhhhh」とつっぷしたあと、ジェームスが何やら一生懸命に弁明をしているのが、これまた英語力の乏しい私にもわかった。

翻訳アミさんによると

「みなさんご存じだと思うけど、あのとき2つ冗談を言った」

「ひとつは、君たちの国連でのパフォーマンスを " unusual " と形容 」(※unusual にはネガティブなニュアンスがあるようですね?)

「もうひとつは、ARMYは15歳の女の子たちだと」

「もちろん変なつもりで言ったんじゃないよ。だって、僕は43歳だけど熱烈なARMYだから。死ねばいい、なんてコメントもされてショックだったよ。わかってほしい、僕はほんとに君たちを愛してるし、ARMYのことも大好き。君たちはすばらしい。ほんとに、生きた心地がしなかったよ」

‥‥と、縷々、語っていたそうです。

RMは「OK! apology(謝罪)に感謝します。もう水に流しましょう」と笑い(この収め方がめっちゃスマート!!)

ジェームスは盛大にホッとした様子で握手を求め、ジミンに向かって「僕は今も君のパパ餅ですか?」と聞いた。
(※以前の出演時、ジミン=Mochi=餅、ジェームスはパパ餅という関係性ができたw)

ジミンも笑って「パパ餅、I believe you!」とハグ。

www.youtube.com

 

リンク先に上がっているのは10分のフルver.だけど、テレビで放送されたのは、そのうちわずか5分ほど。
そのゆうに半分を使って、「発言」についての和解が行われたのだ。

*

もともとジェームスは気のいい人で、以前の出演回でも、英語が堪能ではなく緊張しているメンバー達にも、とてもフレンドリーだった。
自分の番組を盛り上げるためでもあるとはいえ、東アジアから来たボーイズグループに対して、そんなふうに接してくれる司会者ばかりじゃないのも事実だ。

2017年から欧米に進出したBTSにとって

アイドルグループであること・アジア人であること、
二重の偏見の目がいつもつきまとう中、ジェームスはとても好意的に接してくれたうちの一人だったと思う。
だから「ちょっとしたジョーク」「悪気はなかった」という解釈も可能だっただろうに、そうしなかった。

知らない仲じゃなく、これまでの関係の積み重ねがあったからこそ、お互いに傷が残らない形で、こんなやりとりができたのかもしれない。

もちろん、それなりにシナリオ通りの流れかもしれない。番組だからね。
(ただ、シナリオだとしても、慌てまくって弁解に終始する(きちんとは謝らない)ジェームスを、RMがうまく収拾するタイミングとか言葉のすごさは神がかっていた)

ともかく、BTS側がリスクを取っているのも確か。
RMのほうからその話題を振って、「OK」と謝罪を鷹揚に「受け入れた」わけだから。

女性ならよくわかると思いますが、差別や偏見に対して声を上げると、「かわいげがない」「えらそう」「大げさ」などなど批判する人が必ずいますよね。
だから、声を上げるのはとても勇気がいる。

それでもこういう形をとったのは、ジェームスとBTS、二者の問題にとどまらないからだと思う。
たとえ本人に悪気がなくても、「BTSのファンは15歳の女の子たち」という発言は、アイドル本人やそのファン、アジア系の人々、そして、すべての若い女の子たちへの偏見になりうるわけで(というか、そういった偏見が現に社会にあるからこそ出た発言だろうし)。

こういったフラットなやりとりを放送することには大きな意味がある。
私たちは誰でも、知らず人の足を踏んだり、踏まれたことを我慢したりしてしまうものだから。
現に、RMも歌詞がミソジニー(女性蔑視)だと批判され、謝罪してあらためた経験がある。

彼らはやっぱりいつもひらいていて、コミュニケーションの可能性を信じているんだなと思う。
コミュニケーションって勇気と経験、そして、相手と世界への信頼だ。

欧米での活動が増えたり、大きな賞をとったりして、特に昔からのファンにとっては淋しい思いもあるだろうけど、いつも新しいことに挑戦し、「世界にポジティブな影響を」とつとめる姿は、変わらない彼ららしさだろうと思う。


●11月某日: 夫、在宅勤務。臨時の事務所ミーティング。息子、家庭科で調理実習。お味噌汁一品のみ。自分の分だけ作って自分で食べるコロナ禍スタイル。息子「うちの味になったわ」

考えてみたら、「あれって偏見/差別だよね」と思うことや、カメラに向かっての「すみませんでした」を見ることはあっても、本人同士で、しかも言われた側の「あの件だけどさ」から始まって対話があり「うんうんわかったよ、君を信じてる」までの一部始終を見る機会ってほとんどないよね。

昨日のRMへの反響がすごい。

いろんな意見があって、いろいろ保存しときたいくらい(アミ誰かまとめてくれないかな~←他力本願)。いくつかメモすると

・ジェームスは終始「悪気はなかったんだ」で通し、主語は全部「We」。差別を指摘されたときの典型的なリアクションであり、この問題の本質を理解していないのでは

・とはいえ、このやりとりをアメリカ全土に放送することにしたのはジェームスも偉い

・いや、大谷に差別発言したMCが番組を降板させられたり、そういうの日本よりずっと厳しい国だから

・悪い冗談に悪い冗談で返さず、「僕たちは妙な発言はスルーしないよ」「ボールを握ってるのはこっちだよ」という態度だったナムジュン(RM)は立派。

・弁解しかしてないジェームスに「“謝罪”をありがとう」と言って収めた。「あれは謝罪が必要な失言だった」という認識を示したということ。そのうえで「もう大丈夫! 空気をよくしたかったんだよ」と明るく言って、これ以上はやめようねとARMYにも示した形

・「僕はまだ君のパパ餅かい?」と聞かれたジミンちゃんが「I believe you」と答える前に、ユンギが後ろから「You are still Papa-Mochi」と優しく言っている! そしてジンくんがいつもの調子でジェームスに軽い冗談を言う。ナイスチームワーク! みんな優しい。

・ジェームスの内心はともあれ、今後ああいう言動をしないようにさせるのが大事だから、RMの対応でOK

・その場で全てを解決しようとしないという選択肢もあるのだと学んだ。ジェームスはまだ本当には理解してないと思うが、今後気づく可能性はある。一方的に問題を指摘されたり、そもそも話題にも上げなかったりしたら、気づきの種すらまかれなかったはず。
私は間違いを一気にテーブルにあげ、きっぱり白黒がついた謝罪を求めてしまいがち。すると相手は自己防衛したり開き直ったりもする。絶妙な加減にするのは至難の技で、適度にお灸を据えることができるナムジュンすごい

・しかも英語。

・こんな態度をとれるようになるまでに、韓国でもアメリカでもめちゃくちゃいろんなこと言われて、いろんな経験してきたんだろうなあ

・バンタンは冒頭でこの話をすると決めていたようだが、ジェームスの焦り具合を見ると、相手とは打ち合わせしていなかったのでは?

・not even a "we accept your apology" but "we /appreciate/ your apology" the nuance is so different this man is so sexy i cannot and will not ever get over him

・Kim Namjoon(RM) just went on national TV to get an apology for ARMYs and he didn't let James off easy, he made him work for it, yes he did that THANK YOU SIR!
Now we have an apology and our leader said it's appreciated, so hey I can let it go. Whew, it feels good to be respected

↑こんな感じで、英語や韓国語のツイートもいっぱい流れてきます。
*

うむ。
しかしさー こっちは完全にARMYかつ「言われた側」の視点で見ちゃうけど、これアメリカの人気テレビ番組で流れたってことは、BTS好きじゃない人も見たわけやん。

ジェームスのほうに感情移入する人もいっぱいいるだろうから、だいぶ反感もかってそうだなあ‥‥

わかっててやってるんだろうけど。
キムナムジュン27才。
すごすぎる。

霜月の九 / BTS@American Music Awards!

●11月某日: BTS三昧の一日! こちら時間の朝、American Music AwardsのレッドカーペットにBTSが登場。大人気! 彼らが対面の授賞式で、いや自分たちのファンの前でパフォーマンスすることすら2年ぶりだ。

昼はアミ友のお姉さまとホテルのレストランでお食事。共通のお友だちから紹介してもらって夏からFacebookでやりとりを始めて、お会いするのは今日が初めて! 国際派でばりばり仕事をされてきた方で、緊張もするけどアミ友は話題に事欠かない。

そしてその間にBTSは、事実上の大賞であるArtist of the yearをはじめ3つの賞をとったのであった!!! 

スピーチもとても彼ららしかったし、何しろ2年ぶりの対面パフォーマンスで彼らがいきいきとしてるのが‥‥(泣) 直後、7人そろっての生配信でも本当にうれしそうで。ジンくんも、「あ、こんな感じだった、と思い出したよ」と言っていた。


●11月某日: 雨が激しく降ったりやんだり、急に晴れたりを繰り返す荒れた祝日。息子も一人で床屋に行くようになりましてね。帰宅後「お店の人となんか話した?」とか聞いちゃう興味津々な親心。

夫「そういうの、大事やけんな」
息子「そうなん?」
私「そうそう、雑談大事、世間話大事」

野球について話したそうです。めっちゃ典型的な床屋談義ww や、彼が今、野球大好きだからなんですけどもw 次のインタビューの準備、本格的に。寒くなった。

冷え込みに備えて夫が日曜日から仕込んでいたおでんを繰り出した今日の晩ごはん。日本シリーズが毎試合おもしろい! 両チームとも若い選手たちが度胸たっぷりに活躍してる。久しぶりに夫のインスタを見ると、「若手の活躍がチームを強くするのかな。会社と一緒かも」と書いてあった。夫のインスタ、和むわーw

霜月の八

●11月某日: 息子、自然教室で朝7時に出発。コロナ禍ってこともあり日帰りになった。前々からお弁当作りをかってでた夫、6時前から唐揚げを揚げる。えらいねぇ。

N事務所出勤、Tさんと話し込む。息子は学校都合で予定より1時間以上遅れ、5時半すぎて帰宅。なかなかテンション高い。カッター体験(カヌーを漕ぐみたいな)で肩と手が激疲れたとさかんにしゃべる。楽しんだ模様。夜ごはんは親子丼。味噌汁。


●11月某日: 友人Sちゃんたちが主宰する「かたらんね」で好きな本のシェア会。とても楽しかった! LINE通話で参加した方も。どの本もすごく興味深かった。工藤直子さんの詩集「のはらうた」からの朗読でめちゃくちゃいい気持になる。

終わって、ジョティのカレーをテイクアウトして食べながら、MさんSちゃんと話し込む。昨日のオール漕ぎで肩と腕が死んでるわ~と言いながら、息子、バタフライの試験にゆうゆうと合格。夜ごはんは焼きそば。


●11月某日: 予定がキャンセルになり、ふうと力が抜けて寝てた。夫、午後テレワーク。夕方、ランニング25分。息子が作ってるプログラミングがかわいい。水泳ゲームみたいな。夜ごはんはカキフライ!


●11月某日: 今更だが、BTSって曲はいいしダンスもいいし、かっこよくてかわいくておもしろくて、そのうえめちゃくちゃ学びがある。・・・・と思いつつ仕事w 夕方、母が来たので帰りは送って行ったり。息子にいま流行ってる本をくれた。荒木健太郎さんの雲の本。「おかえりモネ」を家族で見てた我が家にぴったりw 夜ごはんはなんとステーキ!

霜月の七 / 菅田将暉結婚

●11月某日: 久保田さんのインタビュー&撮影。

note.com

ちひろちゃんちスタジオ、イイ感じだ。オープンカフェに移動してランチがてら後半を‥‥と思ったらちひろちゃんがカメラを落としてレンズカバーが割れた~! でもレンズは無事だった、ホッ。カバー大事。久保田さんのお話がめちゃくちゃおもしろくてためになる。帰宅すると、菅田将暉が結婚しているではないか~~~! 

 

Facebookより)

菅田くんと小松菜奈が結婚するのはしょうがない。うん。しょうがないと思うんだけど、どこか釈然としないこの気持ちはなんでしょう‥‥。

お似合いすぎてつまらないというか、まだまだ恋愛遍歴重ねてほしかったというか。
菅田くんには、なんかもうちょっと驚かせてほしかった気がする。
「そうくる?!」感がないやん。
松坂桃李とか星野源のときみたく「まじかーっ!」と叫びたかった。

いや、これはもしかして地味にショックを受けてるのか?
ふつうにジェラシーか?
明日仕事休みます系か???
でもね
ニュースを聞いて真っ先に思ったのは

「菅田くんと BTSジンくん・ユンギは(ほぼ)同い年」

うわああああ
やめてえええ
あんでえええ
(目をつぶり耳を塞ぐ)

いや、結婚してほしい気持ちもある! 本当だ!
推しに結婚したいくらい好きな人がいるなんてすてきなことだ。
推しの幸せはオタクの幸せ。
むしろ、いつか結婚してほしい!
たとえ私とじゃなくても‥‥(←錯乱

でも、今ジンくんが急に結婚したらその日はいろいろ放棄すると思う。
放棄して一晩中Twitter見てると思う

いやいや、
テテならともかく
ジンくんに限って今しがた電撃結婚とか、ないないないよね!
ジンくん結婚しなさそうだし(いろいろ混乱中

*

(息を整えて)
ともかくも,

好き同士が二人で決めたときに結婚するのは当たり前のことで。
菅田くん小松さんおめでとうございます。
2人の写真はいいのがいっぱいある。

*

思うに、私が小松菜奈さんと仲良くなってない(≒彼女の出演作品をちゃんと見たことがない)から、感情が動かしにくいというのもあるんだよね。「すごくフォトジェニックで、あと番宣でバラエティに出たらやたらイチャこいてる二人」という印象しかないというかw

でもさ、私、2012年から菅田くんのこと見てるのよ(怖w)

2012年の「泣くな、はらちゃん」で、麻生久美子の弟役、
そして2013年の「ごちそうさん」で、戦争のため甲子園の夢を絶たれたうえ学徒召集されて「僕は、好きなことをやらせてくれなかったこの時代を絶対に許さない」と泣いていた泰介役を思い出すと、あの生意気でいたいけな子が結婚かぁ‥‥と感慨深いものがある。(役と「中の人」をごっちゃにするのやめなさい!)

*

いい悪いは別にして、俳優(女性含む)は結婚するとどうしても演じる役柄も変わる傾向がある。結婚しなくても年月は過ぎて行って演じられなくなる役もある。そういう意味で、ばりばりの主演ポジションにある菅田くんが28歳にして既婚者になるのは思い切ったな~と思わんでもないのだけど‥‥

考えてみるとこの10年、本当に一度も休まず仕事しまくりだった菅田くん。
まじで、「菅田くんかBTSか」ってぐらい多忙だったと思うんだよね(超個人的な比較対象w)

若くて独身の俳優にあてがわれやすい役は、もはやすべてやり尽くしたといっても過言じゃないんだろう。いたいけな役も、ろくでなしの役も、楽しいのも重いのも、爽やかなのもエロいのも怖いのも、ほんっと、いっぱいやったもんね!!!

これからまた新たな菅田くんが見られるんだろうな~

霜月の六

●11月某日: まりちゃんとランチ。本当に久しぶり! はりこんでドロカワ予約したぜ。何度かテイクアウトしてきたけどお店でいただくのは初めて! めちゃくちゃおいしかった~ この春から環境が変わったまりちゃんの話、子どもの話もして、「結局LoveMyselfだよね」といってBTSの話になった。まりちゃんの子たちもBTSが好きらしい。テレビのない家にもBTSは届いている!! 


●11月某日: 土曜授業。2時間目は授業参観。始まる時間を間違えていて、小走りに行って10分遅れたと思いきや5分早く着いていたw 

国語で「美しい日本語の話し方」という授業。言葉の選び方ではなく発音や滑舌のような話。劇団四季の俳優さんたちが先生になってコーチしてくれるものをオンデマンドで聞く。確かに発音や滑舌の勉強にはなるが、プロセスとしては受動的な授業でおもしろさは△かな。

午後は子ども会で次年度の役員決め~。すったもんだの過程をFacebookに一部記録すると、同士や諸先輩からいろんなコメントが。夕方、ランニング30分。夜ごはんは、餃子、肉団子の甘酢あん、サラダなど。餃子は息子が全部包んでた。


●11月某日: 夫は早朝からゴルフへ。私と息子は思うさま惰眠を貪る。友人たちとのグループチャットの勢いが怒涛。流れてしまうのがもったいない話もあり、コピペしたりw 

9月にインタビューした福大のM先生が、通っている事務で「Permission to Dance」のダンスレッスンの講座を受け、動画を公開されていた。あまりにもすてきだったのでシェア! そして見た人もやっぱり感動してる!

息子は明後日の自然教室の準備をしている。えらい。でも、楽しいかどうかは大人次第かもね、なんてことも言ってる。「大人は同じことばっかり言う」 立派な成長だw

霜月の五 / Agust D「The Last」

●11月某日: N事務所出勤。データ整理。

ネトフリで「半分、青い」を見ているMちゃんから時々熱いLINEがくる。今日もそうで、やりとりしてるうちにランチすることになったw 

働き方の悩みなども聞いて、これはプロのキャリコンさんにお話ししたほうがいいいよとTさんを紹介することにして、Tさんにメッセすると「まだSNSにも書いてないけどえみちゃんには話そうかな」とひとつ打ち明け話が。みんないろいろあるよね、そんな中でがんばっているんだよねと胸が熱くなる。T山さんにいただいた柿とアンコ入りのマリトッツォが激うま。夜ごはんはピーマンの肉詰め、ハヤトウリのスープなど。

●11月某日: 仕事の原稿とPTDオンラインコンサートの備忘ログ、書いた書いたの一日。でも備忘ログはまだ書き終わってない~ ライブ配信でしゃべると意外に反応あり、有難い。夜ごはんはポトフ、野菜炒め、小松菜とトマト。

●11月某日: N事務所出勤。夫、在宅ワーク。夜、とんかつ揚げてくれた。夜、Rさんとzoom。3年くらい前から時々勉強会等で会ったりコメントのやりとりはしてるけど、ゆっくりお話するのは初めて。お話しませんか~と誘っていただいた。うれしい^^
facebookより)

今日は何となく、この曲を聴いてた。2016年に発表されたミックステープから「The last」。Agust Dというのは、BTSのSUGAことミン・ユンギの個人活動名義。

www.youtube.com

中2病というにはあまりに切実というか。生きていく苦しみをこうやって作品に昇華するところにぐっとくる。そして初聴時、「ピー」の部分を反射的に「セックス?」と思ってしまった自分を殴りたい。

売れてるアイドルラッパー その後ろに 弱弱しい自分が立っている 
うつ病 強迫障害 時々ぶり返す それが俺の本当の姿なのかもしれない

対人恐怖症になったのは18のころ 時々自分自身が怖くなって
ミンユンギはもう死んだ (俺が殺した)

初めて精神科に行った日 両親が上京してきた
一緒にカウンセリングを受けた 親曰く「この子のことがよく分からない」
俺だって自分が分からない なら誰が分かるっていうんだよ
友だち? それともお前か? 誰も俺を分かってない

先生は俺に訊いた 「---(ピー)したことはあるか?」と
ためらうことなく俺は言った 「あります」と

くせみたいに言ってる言葉 すべて 弱い自分を隠すための言葉
消したいあの頃 
思い出せもしない いつか公演した日
人が怖くてトイレに隠れて自分と向き合った俺

あの頃は 成功が何もかも埋め合わせしてくれると思ってた
なのに 時が経つにつれ怪物になっていく気分だ

ただの想像が現実になった ガキの頃の夢が目の前に
たった二人の客の前で歌ってたクズ 今じゃ東京ドームが俺の目と鼻の先
一度きりの人生 誰より思いきって生きる
適当に生きるのは誰だってできるから

俺のファン、親友、家族 心配しないでくれ 俺はもう大丈夫だから
俺の居場所はアイドル 否定はしない
幾度となく精神を蝕んだ苦悩 さまよった果て 正解はなかった
売り渡したプライドは 今じゃ俺の誇りになった
俺のファンたちよ 堂々と顔を上げてくれ 
俺ほどの奴なんていないんだから

SEIKOからRolex  AXホールからオリンピック競技場
俺の手振りひとつで動く数万人分の頭
俺の創作の源はこの世の中 
酸いも甘いもクソの味も全部味わってきた
トイレの床で寝たあの頃は 俺にとっちゃもう思い出
配達のバイト中起こった事故 粉々になった肩でつかみとったデビュー 
お前ら誰の前で苦労したふりしてんだ

SEIKOからRolex 
AXホールからオリンピック競技場
俺の手振りひとつで動く数万人分の頭

「配達中の事故で粉々になった肩」
この後遺症がひどくなったため手術をしたのがちょうど1年前。
去年の12月のステージはすべて6人だったよね。

ミックステープというのは、売るためじゃなくて無料で発表される音源(ざっくり)。
こうやって、グループとは別に「自分の作品」を作って発表してきたBTSのラップライン(RM、SUGA、J-HOPE)。

創作への情熱。
というか、創作して発表することが癒しでもあるんだろうな。

あと、BTSに限らず、アジアの他国のアーティストの歌詞に
SEIKO とか 東京ドームとか、日本のものが出てくるのもこの時期が最後で
今後はそういうこともなくなるだろうな~

既にタイやインドネシアのアーティストは
「ソウル」とか「ヒュンデ(ヒュンダイ)」とか歌ってるかもしれん‥‥と思うなど。

霜月の四 / モルック講習会 / 浅田彰のBTS論 

●11月某日: 来月行われる小学生の「親善モルック」でスタッフをやるので事前講習会。初めての開催。青育連、子ども会、おやじの会という各団体から運営スタッフが出て、今日の講習会も50人近く集まってたかな?

「子どもの足がスキットル(棒)に当たって倒れたらどうなる?」
「3連続ミスで失格、というルールは小学生には酷じゃない?」
「進行と得点と審判、係の連携は?」
ネクストバッターサークル的な場所を作ろうか」

などなど
などなど

実際に試合をやってみながら子どもたちが楽しめるよう、スムーズに進行が進むよう、フラットにいろんな質問や意見を出し合って工夫・調整する1時間半。
こういう時間、こういう機会って、地域にとってすごく大事だと思った~。

夕方、津古で女子会。個別に会ったりチャットでしゃべったりとかはあるけど、この4人で集まるのは去年の12月以来。みんなそれぞれがんばっていて元気をもらったー。ごはんもおいしかった!

●11月某日: 仕事、各所に連絡してやりとり。ちょっと緊張するメールもあり。夜、Twitterでスペースやってみる。1時間くらい。自分で主催するとすごい気づきがあるね。10人くらい来てくれた。有難し! 夜ごはんは野菜の肉巻き、小松菜のサラダなど

facebookより

ゆうべ坂本龍一のラジオで浅田彰BTSについて話してたのが、頭抱えるくらいキレッキレの批評だった。近代韓国史のざっくりまとめから始まるという壮大さ(※)。BTSについて考えるときに外せない、人種はもちろんジェンダーの話もちゃんと押さえられていて、しかも大谷翔平も参照しながらだったりして、うまい。

各曲の解説も「俯瞰しつつ熱を帯びている」という独特さ。

「Butter」のMVについて、
「最初は金色のシャツとかすごい肩パットの入ったスーツとかでキメまくって始まるけど、途中で記者会見みたいなのを経て後ろのカーテンがパッと開くと一転、体育館でジャージを着て踊っている」

「「ワールドスターとか言われてるけど、ほんとは田舎の体育館で踊ってた時と全然変わらないんだよ」「みんなも自粛生活でジャージ着てるでしょ?」って感じ。しかもジャージで踊ってかっこいいから怖いもんないですね」

ってとことか、泣ける。「ON」の解説はその倍以上 凄まじくて泣けるので、アミ友のみなさん、該当部分だけでも原文を読んで泣いてくださいw 

以下ざっくり私がまとめたんだけど

「2020年、パンデミックの直前に発売された『ON』の主題は「Bring the Pain、苦痛を持ってこい」ということ」

「田舎からソウルに出てがむしゃらに頑張り、ヒップホップテイストではあまり売れなかったので、いわゆるスイートなアイドルに路線変更して大成功したけど、自分たちの根底にあるのは今でもこういう重くて熱い音楽でありヒップホップをベースにした反骨精神なんだ、自分たちがやっているのは闘争の音楽なんだ、と」

「アイドルとして成功した彼らが現在の苦痛や不安を率直に語ったあと、「正気を保つには狂気に走るしかない」とある種過激な歌詞にショートする。すごくいいアイロニー

「「雨よ降るなら降れ、空よ落ちるなら落ちろ」、「自分たちは苦痛や不安を血肉にして歌ってるんだ(←グクの絶唱部分ね)」というあらためての決意であり宣言」

「アイドルというポジションにいる彼らが、「俺に苦痛を持ってこい」というテーマで、まるで交響曲のような広がりのある曲を韓国語で作り、それがアメリカを中心に世界中で受け入れられている。これはやっぱりすごいこと」
MVのラストに表れるテロップ「No More Dream → Dream」の解釈もすごくよかった。

sotokoto-online.jp

先日の NewsPics の記事といい、日本でも極めてまともで熱いBTS論がいろいろ出てきてるのはうれしい限り。

また、特に日本人としては、BTSのヒットがきっかけでもなんでもいいから、隣国の近現代史を知ることがとても大事だし(だから、浅田がBTS論を歴史の話から始めたのはよくわかる)、それを通じて、日本が今どういう位置にあるのかを正しく認識することが未来へのステップだと思う。

これぞ、彼らがいつも言う「BTSを利用して自分を愛してください」の拡張で、「BTSを利用して日本の未来を考えよう」なのだ。