弥生の十五 / 町内の総会とか

●4月某日: 朝からBTSの先週のコンサートのディレイ(再放送)。20何曲やるうち3曲以外はすべて韓国語曲、それでラスベガスやらL.A.やらのスタジアムを20万人(×2=計40万人)埋めるって冷静に考えてすごいな。これ日本語でもタイ語でもスワヒリ語でも可能ってことだよね理論的に。そのあとは政治資金パーティw 
夜ごはんは、一口トンカツ、アジ刺、目刺しなど。今夜も居酒屋やな‥‥

facebookより)

 

今日は先週のBTSコンサート@ラスベガスの再放送を見て、アミ友と盛り上がって、別の友人たちとは、セーラームーンや性交同意年齢について、また「高校生の娘が妊娠する夢を見た」等のおしゃべりをして、そのあと某党の政治資金パーティーに行きました。振り幅。

 

政治資金パーティ、チケットを譲っていただいて初めて行ったんですけど、なかなかおもしろかったです。人生経験になりました。思ったより女性も多かったな。知り合いの議員さんたちにも会い、ライオンズファンの久保くんにも久しぶりに会えてよかった。話し込みました。

でも一口1万円って個人が出すには高いよね。
今、クラウドファンディングでも3,000円とか5,000円とかいろんな選択肢があるやん。
そんなふうになってたらいいのに。
1万円はなかなか出せんよ‥‥裕福な人のための党じゃないもん‥‥

あと、エルガーラホールは入口がわかりにくすぎるので、チケットか案内に地図を書くべき!! 
これ言いたかった。
私、7~8分さまよってたからw 
私は健脚だからいいけど、お年寄りとか困るでしょ。
大雨とかだったらなおさら大変でしょ。
政治活動も、生活してる人間の顔を想像してやろう~


●4月某日:ここに12年も住んでいて、初めて町内の総会に出席しました~。初めてのことは何でも興味深いですね。宮本常一の『忘れられた日本人』を思い出した。

民俗学者である筆者が、戦前、戦後にまたがって日本各地の辺境を歩き民間伝承を書き留めた名著で、中に「村の寄り合い」という一章がある。

・宮本が対馬の村で古文書を借りたいと申し出たところ、村の区長らが集まって寄合の席で議題にかけ、結論が出るまで3日かかったという。この地では何百年も前から行われている方式なのだそうだ。

・効率やコスパを至上命題とする現代社会では信じがたい話のようだが、3日間、何をどんなふうに話し合い、どうやって展開して結論づいたのか活写されていて、感慨深いものがありますよ。

・「話し合うといっても理屈を言うのではない。ひとつの事柄について、みなが知っている限りの事例をあげていく。まさに「話に花が咲く」そのもの。眠くなれば寝ても良いし、夜を徹して語り合う者もいる。家にごはんを食べに戻ってもいいし弁当を届けさせてもいい。言うことがなくなれば帰ってもいい」

・「反対意見が出たら出たでそのままにして(冷却期間をおいて)、いったん別の議題にうつる。とにかくみんなが納得のいくまで話しあうから、結論が出たらそれをキチンと守ろうということなる。とはいえ難しいことでも3日のうちには結論を出すというならわしだった」

・こういった方式は、狭い村で毎日顔をつきあわせて生きる者同士が、容易に分断されず気まずくならないための知恵でもあり、また寄り合いの意思決定に権威があったことのあらわれでもあろう、と宮本は書いている。しかも、こうした寄り合いのやり方は特に西日本の各地で見られていたそうだ。

・民主主義、という概念が伝わるずっと前から行われていた、ある種の民主主義というか衆議システムだったわけですよね。

・そのように、何百年も前から行われていた「自治」「共助」がある一方で、歴史を学ぶと、町内会って戦時中にかなり発達してることがわかるんですよね。「隣組」的な同調圧力や、国の戦時体制への強制的な包摂‥‥

・なので、地域コミュニティはとても大事なものだと思いますが、公の肝いりでなされる「地域活性化」的なものには、私はどこか懐疑的な気持ちを感じているところもありますね。


夕方、ランニング2km。ようやくここまできた。