師走の九 / 上野千鶴子×宮台真司×鈴木涼美の鼎談記事

●12月某日: 週末~。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」一週間分を家族と。何となく昼ドラっぽい雰囲気が漂ってきたw 

「二月の勝者」、すごくおもしろく見てる。柳楽くんがよいのはもちろん、井上真央がかわいくて仕方ない。そして、柳楽くんに片思い(違)してるNEWSの加藤くんが出てくるたび、「ヒマ人!」「あとつけすぎ!」と沸くうちら家族だ。

ランニング。ふくらはぎまた良くない感じ。うーむ。このまま私のウィークポイントになるのだろうか‥‥。アジ刺、牛タン、エビと春雨の辛い炒めなど美味しいものいろいろ食べる。年末年始用の本をいろいろ注文。そもそもまだ積読が5冊くらいあるけどw


●12月某日: 講座レポート送付。インタビュー原稿のなおし。GQとVOUGUE誌、写真に続いてインタビューがリリースされて、読むのに忙しいったら! あ、バンタンの話ね。息子、プロ野球選手の移籍や契約更改情報に詳しい。夜ごはんはピーマンの肉詰め、白菜と卵スープなど。


●12月某日: N事務所出勤。問い合わせいろいろ。インタビュー原稿、なおしの続き。上野千鶴子×宮台真司×鈴木涼美の鼎談記事がおもしろい。ジミンちゃんのかわいいクリスマスソング「Christmas Love」を聴きつつエグい記事を読むというw Switchのコントローラーが壊れて調達。夜ごはんは、ギョウザ、白菜の重ね煮など。

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「女の子が割のいいバイトに惹かれるのはあたりまえで、彼女たちが脱いだパンツを高額で買う男のほうが不気味で研究に値する。男性研究者はなぜそこを研究しないのか?」と上野千鶴子

宮台は風俗について、90年代半ばまでの「射精産業」からその後「勃起産業」に性質が変わったという。フェチ的な記号に反応する男が増えた、その背景には、子どもの頃から日暮れまで外で遊んだりよその家でごはんを食べたりするような、身体性を伴うかかわりをもたずに育った男が増えたことがあるのではないかと。

「性と愛はまったく別ものであり、そのふたつの関係を学ぶ入口は性にある」
という見解で一致している上野・宮台の両氏。
「愛を無視していると性の享楽にも至れない。ところがワークショップの入口を愛に置くと、性の必然性を納得させられない。だからワークショップの入口は性なんですね」
これはなんかすごくわかる。

上野さん
「性と愛は別のものだということは、単なる事実だから仕方のないことで、そのふたつの関係が性から始まるというのには100%賛成」
「セックスの経験を積み重ねてきた男たちが、性愛一致というものすごくシンプルな結論に行きつくのは、いろんな人の経験談を見ても真理」

そのうえで、

「射精産業から勃起産業、あるいはフェチに変わったっていうのは、顧客のマーケットの変貌であって、性のマーケットが非対称に存在しているということ自体の説明はあなたは少しもしてないのよ」

「彼らの萌えポイントやどこでムラムラするかっていうところは時代や社会によって確実に変わる、男の身体性のあり方も確実に変わると思うが、その根底にものすごくジェンダー非対称なマーケットがあるんですよ」

と宮崎に問いを重ねている。