睦月の十一 / 伊藤ともこさんインタビュー

●1月某日: 午前中、通称「ふやす会」HP作成についての打ち合わせ。ふやす会のFさん、Mさんにデザイナーとしてサニーさんを紹介する。なんかついにあっちとこっちがつながった、って感じだw 午後は参観へ。
 
facebookより)
 
雨の中、ちょこちょこ移動の1日。午後からは息子小3 の小学校へ。廊下に貼りだされた息子の絵日記、おいこら。「ぼくは大みそかに、ロクなことはしませんでした」で始まっとるやないか(笑)。
 
続けて「お昼に年がじょうをポストに出して、そばを食べるくらいです。ですが、夜には黒毛和牛ステーキ200gを食べました。これだけが今日とくべつなことです。(以下略)」
 
うんうんわかるよ。冬休みに読んでいた小説『学校ともだち』の文体に引きずられたんだよね(笑)。お母さんもそうだったよ、ばななを読めばエセ吉本ばななに、春樹を読めばエセ村上春樹になって、無意識のうちにそれっぽい(しかし本物とは絶対に違うw)文章を書いてたよw
 
「ロクなことはしませんでした」なんて早まった中2病みたいな文を華麗にスルーして、「しっかりと大みそかとお正月の行事を楽しんだのですね」と優しく受け止めてくれる先生がうれしいw
 
『学校ともだち』はむちゃくちゃ面白くてすてきな小説なので、いつかここでも紹介しますね。
 
さて参観は図工の授業。小刀で木の鉛筆を削る実技だ。21世紀の日本の生活では小刀という道具そのものがレアで、先生が鞘を取り、抜き身の刃を見せるだけで「おおっ」とどよめきが起きる。
 
使い方については、設置されたばかりのプロジェクターにyoutubeの動画みたいなのを映して見せていた。
(福岡市内、年度内に公立の全小学校の各教室にプロジェクタとスクリーン、先生用タブレットPCが標準装備されます)
 
実際に小刀をふるう段になると、「お子さんの席の横について見てあげてください」と言われる。こういうシーンが予想されるため、ど平日だが9割がたの親御さんが律儀に参観に来てた(うち、男性1.5割って感じ)。ニントモカントモな気もするけど。
 
私は彫刻刀でがっつり指を削るのはもちろん、何なら糊づけや消しゴムかけすらままならないお子さんだったが、息子は手先が器用なので特に言うことはない。あくびをかみ殺していると、小刀から目をそらさないまま「あくびしてんじゃねえよ」と息子に注意を受けた。
(しばらくして興が乗ってきたのか、「あくびしてていいよ」と訂正されたw)
 
夕方はスイミングへ、雨なので車で。サクと友だちを乗せて行く。夜ごはんは、牛すじと野菜のトマトシチュー、お惣菜のコロッケ、サラダなど。
 
●1月某日: N事務所出勤。ばたばた。そのまま、伊藤さんのインタビューへ。2年半ぶりってところ? 伊藤さんとはこれまでも時々会って話してきたけど、こうやって機会をもうけてもらって本当にうれしい。
しかも彼女が紹介してくれたお店が本当にすてきだったー。時々通ってる道なのに全然気づいてなかったし。店主がひとりでやっている小さなお店なんだけど、食べ物も、インテリアも、本のセレクトにも、すべてまごころを感じる。思わず焼き菓子も買って帰る。
夜ごはんは、親子丼と残り物~。