師走の七 / おしゃべりルームと LoveMyself の方法
●12月某日: facebookより
【おしゃべりルームと LoveMyself の方法】
今週2回、facebookルームというツールを使ってオンラインおしゃべり会みたいなことをやりました。直前のお知らせにもかかわらず、来てくれたみなさんありがとうございました! 楽しかったです。
時々、勢いでこういうことをやってますが、私は特に社交的でもなければ話術もおもてなしスキルもない人間。いつもドキドキしながら開催してます。
だって、誰も来てくれなかったらさみしいし、何より大切な時間を使ってきてくれた人に楽しんでもらえなかったら申し訳ない。終わったあとで、「ああ~」って頭抱えることもあります。あの人、もっとお話ししたかったんじゃないかな~とか‥‥
でも、そんな不安や後悔より「おしゃべりしたい」が勝るタイミングが不定期にやってきて、また開催するというw
ほんと、来てくれるみなさんありがとう!
今回は、夜1回、昼間1回の開催。
夜は飲んでる人もいるし(私も飲んでる)、
昼はおうちでごはん食べながらの人もいるし
ちっちゃい子の声がそばで聞こえてくる人もいるし
職場の席で聞いてて電話かかってくる人もいる。
急に「いつもお世話になっております」みたいなw それだけでおもしろいw
「いろんな人がいるんだなー」と感じるのが好きです。
中でどんな話をしているかというと、いろいろ。
「夜ごはんの献立どうしたらいい?」「シチュー残ってるならミートボールいれれば?」とか
「最近こんな面白いもの見つけたよ」の共有、「猫の手の作り方」とかw
子ども会や地域の自治会について、そっちはどう? こういうの、日本の問題の縮図じゃない? 学校もさ やっぱ子どもを締め付けすぎてるよね‥‥
みたいに語り合ったり。
今回、「実は私、こういう状況ですごい落ち込んでて、家で一人でいるよりと思って初めてルームに入ってみました」みたいな話をしてくれた人がいました。すごくうれしかった。
そこから、他の人も「実は私もね」みたいな話があったりして、お互い涙ぐむみたいな。みんないろいろあるんだよね。
インタビューをしていても思いますが、みんな元気そうに見えるし 元気に振舞ってる。
「大人なのに元気ないとこ見せられない」と私自身もたぶん思ってると思う。でも元気じゃないときも当然あるよね。
みなさんは元気がないときってどうしてますか?
美味しいもの食べに行くとか、友だちと日帰り温泉とか、そこまでの元気も出ないとき。
私なんか、そもそも引きこもりなので、家でじーっとミノムシのようにふとんの中で本読んじゃ寝て、Twitter見ちゃ寝てしますが(むしろそれが通常運転かも‥‥)
今年、思ったのは(いきなり今年のまとめに入りますがw)
「自己肯定感が大切」ってよくいわれるけど、それって自分ではどうしようもできないですよね。
自己肯定感なんて、もってるつもりでも、そのときの環境とかコンディションとかによって簡単に下がるし、いったん下がってしまったら、自分ひとりで持ち直すってほとんどできないんじゃないかなって。
誰かが寄り添ってくれる、話を聞いてくれる、
あったかいお茶を入れてくれる、一緒にごはん食べてくれる
そういうのがないと、「自分を大事にしなさい」とかいっても無理。
自分を雑に扱うほうがけっこう簡単なんだよ。
「あー私ってだめなやつ 私こんなこともできない」「また太ったよ」みたいな(←私だw)
朝ドラの「おかえりモネ」。
半年間いろんなドラマがあったわけですが、最後の最後最終回の前の日に、モネの妹のみーちゃんがものすごい告白をして、お茶の間もTwitterも凍り付いちゃって。
「今言うんかい!」「明日もう終わるけど?」というw
「私、昔そういうことをしちゃったんだから、自分を許せない。私は島から出ちゃいけないの」みたいな。
それは震災の時のことで、中学生だったみーちゃんは何にも悪くないの。誰が見ても悪くない。むしろ彼女も犠牲者。でも本人は「自分が悪い」と思いが拭えない。
そしたらお姉ちゃんのモネがね、ミーちゃんをハグしながらこう言うの。
「わかった、みーちゃん。記憶は消えないし、自分を許せないと思うのはしょうがない。だから、代わりに私が “ みーちゃんは悪くない ” と言いつづける」
これが最終回の前日。ドラマオタクとして言いますけど、連続ドラマっていうのは、たいてい最終回の前の回が一番大事ですからw
「誰がなんと言おうと、あなたは悪くないと私が言いつづける」
みーちゃんが10年越しで自分の弱さを口にできるようになり、震災のとき島を離れていて「当事者」になれなかったモネがどっしり構えてこれをできるようになった。これが「おかえりモネ」が半年かけて伝えたかったこと。
「あなたは悪くない」「あなたはがんばっている」
これがないと、自己肯定感って持ち直せない。
家族や恋人がそう言ってくれたらいいけどそうもいかなかったり、家族では癒せないものもあったりするし‥‥
だから、BTSが世界中ですごい人気なのもそこなんですよね。
誰でも一人一人、心の中にギャラクシー(銀河)を持ってる、そのままで素晴らしい存在なんだよ、と言ってくれる。
みんなそれぞれつらいことあるよね、僕たちも消えてしまいたいと思う時があるよ、一緒に生きてこ~ みたいな。
口先だけじゃなく、すばらしい曲を作って、すばらしい歌やダンスを一生懸命届けてくれて、なんとか近づこうしてくれる。
「BTSのメッセージを聴いて、自分は誰かのお母さんじゃなくて私自身なんだと思えた」「コミュニティでは浮いてるけど、初めて自分を大切にしようと思えた」
そんな人が世界中に2、3千万人くらいいるわけですw
閑話休題w
だからこないだfacebookルームのおしゃべりで「今こういう状態で落ち込んでて」‥‥と話してもらえて、もちろん、その場で解決とか何もできないですよ。
でも、話すことでちょっと気が晴れるとか、「あ、他の人もこういうことあるんだな」とお互いに思えたり、とりあえずその日をやりすごす‥‥みたいなことが次のステップにつながったりするので。
そうやって「助けを求める」といったら大げさだけど、いえ、大げさじゃないんだよね。大人って、そんな話はなかなかできないから。それってすごく大事なことだと思うんです。
●12月某日: N事務所出勤、資料作り。夜、オンライン講座。おもしろかった! アンケート回答したり、いろいろしてて今日も寝るの遅く~‥‥。
夜ごはんは豚と白菜のかつおぶし炒め、サラダ。