葉月の十二 / 「学校わるいのうた」
●8月某日: 昼、「かっぱ寿司」に行く。以前、私が不在の時に夫と2人で行ったことのあるサクが、前もって仕組み(ってほどでもないけどw)を教えてくれる。「夏祭りに行く前に、明日(始業式)の準備をしろな」と言って私と夫がうたたねに入ると、地道にしこしこと準備していた。そこで、雑巾の縫ったののストックが尽きていたことに気づかされ、私も仕事にかかるw
そう、今日は幼稚園の夏まつり。
昼間、年長さんのときに行ったお泊り保育を思い出したサク、「あ、そうそう、あれ見よう~っと」と、「ようちえんだより」のファイルを発掘。それはいわゆる学級通信で、一泊二日のお泊り保育のときは、先生たちがスキマ時間にかわるがわる筆をとり(そう、手書きなのだ)B4用紙に9枚分のほぼほぼリアルタイムレポートを書いてくれたのだ!
うちの園では園児には文字を教えないので、完全に保護者向けのおたよりなんだけど、今や漢字もだいぶ読める2年生である。先生たちの愛情と観察力あふれた細かい記述に「そうそう、こんなふうだった~」と読みながらテンションをあげていくサク。写真もあわせて見て、「あー楽しかった、もう1回いきたい!」とうっとりしている。
幸せな幼児時代を過ごせたもんだなあと思う。私は割と批判精神が旺盛な人間だと思うが(健全な批判精神は大切なものだと思っている)、幼稚園に関しては、送り迎えや出ごとが「ふうっ」ってなることがたまにあったぐらいで、特に保育に関しては、疑問に思ったことってほぼなかったんだよね。
さて夕方からそんな幼稚園の夏まつり。例年どおり、お母さんお父さんたちの手作りの、心のこもったお祭りで、癒された。久しぶりのママ友たちとちょこちょこしゃべるのも楽しい。子どもは止まったら死ぬのかという勢いで走り回り、砂まみれ汗まみれ。こんなに人口密度が高くても、幼稚園に行ったらやっぱり追っかけっこなんだなあ。
帰宅後のサク、みやぞんのゴールを見届けて、就寝。人生初の24時間テレビ体験であった。さぁ明日から二学期ですよ。
●8月某日: 二学期初日、ラジオ体操の延長で、朝は眠そうながらもちゃんと起きるし、準備もルーティンを粛々とこなして元気に家を出るサク。
が、一緒に行く2年生・3年生4~5人の集団がなかなか来ない。先に行った4年生のお母さんたちとも「遅いね~」って言いながら待ってたら、いつもより5分以上遅れて来た! みんな笑顔がなく、おしゃべりもなく、「もう○分だよ~」と教えても、誰も足を速める気配もなく・・・最初からエンジン全開とはなかなかいかない始業式ですね。しかも月曜日だもんな。これから一週間、長いよねえ。
帰宅後、「夏休み短すぎ」とか、「始業式、校長の話長すぎ」、はては「校長室広すぎる」とまで、学校に対する文句をヒップホップ調子で作曲するサクであった。「トルコは90日、見習え!」とか比較文化の要素(?)も入ってて、面白い。タイトルは?と聞くと、「学校わるいのうた」だってw 夜ごはんは、トンカツ、キャベツやピーマンの生姜炒め、大根サラダ。