師走の二 / 授業参観「道徳」と懇談会にて

●12月某日: N事務所出勤。今日も発送物の準備だが、イレギュラーな業務発生でがんばった‥‥。在宅勤務だった夫がウーバータクシーを呼び、バタバタと授業参観へ。

facebookより)

授業参観がありました~。道徳ということで気を抜かずに(警戒心 笑)見ていましたが、これがなかなかよかったです。三段階で。

① ワークの内容: タイトルは「してもらいたいこと十人十色」。

10個のハートに書いてある【こんなとき、自分ならどちらをしてもらうとうれしい?】の回答を選び、クラスの子たちと何個一致するか調べます。
席を立って歩きまわりながら、子ども同士わいわいやってる姿がうれしい^^
(あ、画像は私の回答です)
(懇談会で保護者にも同じプリントが配られました)


② 考察や意見の出し合い:

・二者択一でも、10個の回答がすべて同じという友だちはなかなかいるもんじゃない」
・7、8個同じ子もいれば、3~4個しか同じじゃない子もいる
・仲が良いから似ているとは限らない

そんなことを確認した子どもたち。
「じゃあ、相手がしてほしいことをするためには / してほしくないことをしないためにはどうしたらいい?」
「自分が良かれと思ってしても、相手にとっては「それじゃない」ってことがありうるよね?」
と先生が問いかけます。

子どもたちから出た意見は
・相手の反応を見る
・考えて想像してから行動する
・誰かに相談する
・聞いてみる  など。


③ まとめ:
「高学年になると、自分と友だちの違いがハッキリしてくる」
「そのことに気づいていても、気づいていなくても、摩擦の原因になることがある」
「価値観には違いがある・違うのは当たり前、という前提に立つ」
「そのうえで、“行動を起こすこと”が大事」
「相手は自分と違うかも、とか、相手の考えがわからない、と思うと、どうしても尻込みして消極的になってしまう」
「人はみんな違うんだから、対応を間違えることがあるのも当たり前。まちがっても謝ったり話し合ったりして修正できる。まずは行動することが大事」

以上、先生が懇談会で保護者に語った「学習のねらい」も含めて書きました。
めちゃくちゃ大事じゃない?!
大人もまったく同じじゃない?!
激しく頷きながら聞いてた。

ちなみに、小沢健二が1993年時点で

「ありとあらゆる種類の言葉を知って何も言えなくなるなんてそんなバカな過ちはしないのさ」

と歌っています。(from 「ローラースケートパーク」)
*
●おまけ (だけど大事なこと)

惜しいなと思うのは、
「自分と違う(かもしれない)友だちにどんなふうに接するか」
という視点100%で授業が進み
「友だちはどうあれ、自分の思いは大切にね」
みたいな視点は示されなかったことだ。

文科省的な指導要領なのか、学校ごとの指導計画なのかが、こうなってるんだろうね。
ま、45分で学べる内容には限界があるしね。

ただ、これまで見てきた限り、学校のカリキュラムは、ふわふわ言葉とか感謝とかはやたらと教える割に(大事だが)、
「何はどうあれ、あなたはあなた。そのままで尊重されるべき存在」
という視点が乏しく感じるので、気になるのです。

それがないと、本当の意味でまわりを大切にすることもできないと思うんだけどね。
*
そこへいくと、懇談会の冒頭、お母さんたち(全員お母さんだった。お父さんどこ行った?)の自己紹介に際して、担任の先生が
「人権週間でもありますし、お母さんご自身の趣味や好きなことを一言もらえますか?」
と提案したのはとてもよかった。

(※コロナで今年度初のオフライン懇談会でした)
(※懇談会でのよくある自己紹介は、「お子さんの近況を一言添えて」というもの)

さすが先生、ARMYだけあって【 LoveMyself 】 をわかってらっしゃる✨

懇談会だからって、まずはお母さん自身の話から入るのは大賛成。
まじでARMY、話が早いなw

そして、「じゃあ私から」と話し始めた先生、「BTSが好きです」と堂々と言っていた! なのでもちろん私も「BTSが好きでっす!」と自己紹介したのだが他に自己申告ARMYはいなかった‥‥w

お母さんたち10人出席だったので(※クラスは30人)、その場のARMY率は18%ってとこでした。
ま、妥当かな。たぶん、隠れARMYが一人くらいいたんじゃないかと思うけど。
(懇談会をどういう目で見てんだよw)

ちなみに私は、ほかに「朝ドラと大河とランチ会または飲み会が好きです」と言ったw
「嵐が好きです」というお母さんが1名、「朝ドラが好きです」というお母さんが他に1名いました!
(↑ 好きなことが思いつかなかったんですけど、さっきの方の自己紹介を聞いて、そういえば朝ドラが好きだと思って‥‥とおっしゃってた)