文月の十二 / BTS 「I'll be missing you」

●7月某日: N事務所出勤。水回りのそうじをしていたらゴ‥‥様と鉢合わせした(泣) 夜ごはんは、鶏とピーマン、玉ねぎの蒸し焼き。大豆とソーセージ、ピーマンのグラタンふう。

facebookより)

ほんっとかわいい! BTSは今ルイ・ヴィトンのアンバサダーをしているんだけど、別に制限はないんだね、ゴリッゴリのグッチを着てるw 

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ジンくん(左から二番目)のコーデかわいすぎるでしょ~? 
グッチのみかん柄の帽子もだけど、ネクタイ! ぞうのババールだよ!! テヒョン(V)のピンとネクタイ(バルーン)も!

今回のBBC Radio1への出演では、自分たちの曲のほか「I'll be missing you」のカバーも。

パフ・ダディ他が歌ったノートリアスB.I.Gへの追悼曲なんだけど、
私なんかは、そのさらに元ネタになっている「見つめていたい」(ポリス)だよね~いう感覚ですね(笑)  私と同世代以上の人ならきっとそう思うはずだ!

どっちにしても、東アジアのグループがBBCの番組に出て、欧米の若い人から中高年まで多くの人が知っている有名曲をカバーする‥‥
それってすごいことだよなあと思う。
2月にMTVアンプラグドに出て、coldplayの「fix you」をカバーしたときもすごいなと思ったけど、
今回さらにすごいのはラップ部分の歌詞をアレンジして韓国語で歌ったこと。

あまり知られていないと思いますが、BTSってメンバー7人のうち3人がラッパーです。多いでしょ。
HIPHOPから始まったグループなので。「アイドル」というイメージで聞くと火傷するくらい、ラップうまいですよ。
(ほんと、それで何十万人のarmyが炙られてるか‥‥w)

で、ラップというのは、自分が思うことを伝えるのがキモなので
BTSも、ラッパーは基本的に自分がラップする部分は自分で詞を書きます。
嵐の櫻井くんも、初期からそうしてたんじゃないかな?
初期、「大卒のアイドルがラップする」云々‥‥みたいな歌詞を見たとき「おお~!」と思った記憶がある。

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閑話休題

今回も、、コロナ禍で会いたい人に会えない淋しさやるせなさ、そして恋しい気持ちを自分たちの言葉で書いて、英語が堪能なリーダーRMは英語で、他の2人は韓国語でラップしてました。

日本の音楽番組でも、人の曲のカバーはよく見るけど、歌詞を変えることはほとんどないよね。たぶん著作権とかレコード会社とかが厳しいんだろうけど。

外国では歌詞のアレンジもOKなんだな~と文化の違いを感じるとともに
いくらOKだからって、韓国人に韓国語で歌わせるのはイギリス人の国民感情的に微妙な部分もあろうし、歌う本人たちだって相当勇気のいることだろう、と思う。
実際、これまでアジア圏のアーティストがそんなことしたことないわけで。

でも、放送局もGOサインを出し、本人たちもチャレンジした。
Twitterではスティング本人が「ナイス??」と言及。
YouTubeに上がった公式動画は、すでに763万view。

こうやって文化が混ざり合い、新しいものが生まれていくんだな~と、リアルタイムで目撃できることをうれしく思う。

あと、BTSは普段まずユニゾンはしないし、前述のとおり「ボーカルライン」「ラップライン」と分かれているのだけど、「Permission to Dance」はラップを封印してみんなボーカルしたりと最近では作品のコンセプトやメッセージに合わせた柔軟なパフォーマンスが見られる。

今回の「I'll be missing you」のラストは、7人全員が同時にマイクを持って歌うシーンがあった。その時の歌詞は

「一歩踏み出すたびに
 ひとつひとつ動くたびに
 一日一日を迎えるたびに
 祈りを捧げるたびに
 君に会いたいと思う」

7人全員でそう歌ってた。
今の世の中の人々への共感であり、メッセージ。

BTSといえばキレキレのダンスだけど、きっちりしたダンスをしながらではなく、バンドの生演奏に合わせてゆうゆうと歌うパフォーマンスは、むしろ彼らの実力と表現力の本質を見せてくれるように思う。