『西郷どん』 第25話 「生かされた命」

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そうか25話・・・西郷どんも折り返しなのか・・・・あ、NHK働き方改革で例年より話数を減らしてるから、もうすでに折り返していたのよね。今まだ1862年・・・これ、幕末も維新も尺が足りないこと確定ですな。爆走していくんでしょうな。まあ、幕末は複雑怪奇な面があるから、エンタメとしてはある程度はしょるのもしょうがないと思ってる。思ってる、けども、前回今回と、ちょっと台本が「学芸会」然としすぎていて、たはは・・・ってなる。

奄美大島沖永良部島も(もっと言えば薩摩もそうなんだけど)、劇中で「貧しさ」のラインが都合よく大きく振れているのも。見ないふりしようとしてるんだけどどうにもね・・・。今回、特にそれが気になったのは、これまでになく撮影に「セット感」があったこと、沖永良部に方言が薄かったこと、子どもたちがけっこうぺかぺかの衣装を着ていたことなど、ディテールが粗かったからなんじゃないかな。逆に、これまでがそのへん、(台本のレベルに比して?)すばらしかったってのもあるんだけど。

・・・って感じで、テンション低く見てたんですけど、吉之助さぁを迎えに来た信吾がかわいすぎたので私の中でかなり盛り返しました!! 大河には、「キャリア(演技力)はまだまだだけどフレッシュな魅力を振りまく若手」みたいなポジションがつきものなんだけど、錦戸さんほどのキャリアがあって、このフレッシュさこの若々しさこのワンコさは何なんですか・・・! 

台本が悪いと役者の演技すらうわ滑って見える・・・という大河も少なからず見てきましたが、西郷どんではまだお芝居は楽しめてます。鹿賀丈史の過剰さをそのまま引き継いだような久光(青木崇高)のこてこて演技。何でそんなに力入ってんの?っていう一蔵どん。瑛太、こんな声が出せるようになったんだなあって感慨深い。ガチクソまじな薩摩っ子たちの中に、北村有起哉の「抜け」感」もたまらない。そして鈴木亮平の慈愛にみちた表情は、こりゃあほだされるよなあ、ってなる。

なんとなく、自分の比較対象のために、去年と一昨年の25話の感想を貼ってみる。あまりにも面白くて、濃くて、それはそれで毎週反芻するのが大変だったりもしたわね・・・

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