女子ソフトボール決勝!:北京五輪

ほんとに、本当に、素晴らしい金メダル!!!
女子ソフトボール決勝を見てました。
ちなみにわたしは、ソフト部出身です。
ああ、涙が出てくるよ。
野投手の、力投なんて言葉じゃあらわせないほどの連夜の渾身の投球、
金メダルを獲った瞬間からの、涙すらない全開の笑顔、
かたわらで、もとから場末のスナックのママみたいなハスキーボイスなのに、
もう涙なみだで、「かすれ声、ここに極まれり」みたいな宇津木妙子前監督の、
「やったあ・・・おめでとう、ほんとによかった」って繰り返される祝福。

生観戦の迫力には及ばないとしても、テレビで見ていて感動を増幅させるのは、こういう元・競技者や元・指導者など、その競技に長年深く携わってきた人々の解説だったりもするよね。

中でも今大会では、男気にあふれた求道者たる女性陣の気迫むんむんの解説が光ったね。

女子柔道、山口さんの「よし!一本!」とか、
シンクロ、立花さんの「脚から魂を出さないと!」とか、
今日の宇津木さんの「うし! ナイスボール! よっしゃー!」とか。
クールすぎて一般受けしづらい有森さんのマラソン解説も、私には大好評ですよ。

表彰台の選手たちの笑顔や涙を見ると、
「おめでとう」じゃなくて、「ありがとう。ほんと、ありがとう!」って言いたくなる。
ほとんどの競技、オリンピックとか、あるいは世界陸上みたいな大きな大会しか見てないけど。
選手、スタッフ、サポーター、あるいはメダルを獲る前に敗れていった過去の関係者たち、みんなみんなの思いが結実した瞬間を目の当たりにできる幸せ。

表彰式で流れる「君が代」は、なんて感動的なんでしょう。
歴史の推移を考えたら、手放しで褒め称えることができないかもしれないものだとしても、こんなに美しい国歌、ないよ?て思う瞬間だ。

なんて荘厳な、凛とした歌。日の丸を見つめる選手たちの表情はほんとに美しい。
日本の一流のスポーツ選手たちは、古武士みたいな風格があるもん、みんな。
その高い精神性にぴったりの歌だ。