長月の一 / 「革命前夜」「日韓のモヤモヤと大学生のわたし」
●9月某日：『革命前夜』読み終わる。いくつか予想があたったけど、でも想像を上回る展開でほんとよかった～！ 久しぶりに「小説を読んだ～！」っていう手ごたえ。冷戦下の共産圏での暮らしがどういうものか、初めてこんな解像度をもってとらえられた気もする。
仕事の告知。夜ごはんは親子丼、みそ汁、キャベツの千切りなど。
（facebookより）
『「日韓」のモヤモヤと大学生の私』という本がBTSファンの間で話題になっている。K-popやコスメなど、韓国文化から歴史に興味を持った大学生たちが、一年間かけてゼミで学んだことを書籍にしたもの。
すごくいい本だと思ったんだけど‥‥とあるARMYさんのnoteやつぶやきが目に留まった。この本を読んで「考えろ、学べと怒られているような感覚」「無知な者への寛容さが欲しい」という感想をもったらしい。
私はこの本を読んで、Kpopから韓国に興味を持った人、ジェンダー問題に関心のある人などにぜひおすすめしたいと思ったのだけれど（←根っこは同じ差別・人権問題なので）、この本ですら「自分が責められているように感じる」人がいるのだと思うと、紹介の仕方がとても難しいなあ。
‥‥などいくつかTwitterでつぶやいたところ、ご本人からリプライをいただいて、いくつかやりとりをさせてもらった。とても参考になった。
彼女のように感じる方（あるいはもっと強い抵抗感をもつ方）はきっとたくさんいるだろうと思うので。
わかっちゃいたけど、それよりもっと、優しく、そして易しく伝えないといけないんだなあ‥‥
詳しくはnoteに書きました。
折しも今日は9月1日。
BTSの「黄金マンネ（末っ子）」ことジョングクの誕生日であり、関東大震災の日でもある。
関東大震災といえば、震災のゴタゴタの中で流言飛語が飛び交い、朝鮮出身の人々がたくさん虐殺された日。
都知事は数年前からその犠牲者たちへの追悼文を出さなくなった。私は都民ではないけれど、日本の世論としてそのことが問題視されていないこと自体、私たちの社会は都知事の行為を追認しているのと同じで。
Black Matter Livesや「ストップアジアンヘイト」に声を上げるBTSが、デビュー3年目以降は8月15日の「光復節」を祝うツイートはしなくなった。現在進行形だ。今年も誰も触れなかった。
日本を慮っているんだよね。
いろんなことがつながっているんだよなあ。
ARMYが増えることで、日韓の問題を自分ごととして考える人は、確実に増えてはいると思うんだけどね‥‥
とりあえずグク氏、センイルチュッカヘ～！
