日本アカデミー賞あれこれ

日本アカデミー賞授賞式。ミーハーな私は毎年楽しみにしています!
豪華な俳優陣がドレスアップして一堂に会し、自分の言葉でスピーチをする。たまりません😍

去年、最優秀主演男優賞を受賞した菅田将暉がプレゼンターで登場。
見てくださいよ、このスタイリング。超すてきでしょ😍

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白と黒のストライプ、短い丈。
ヘアスタイルもイイ😍
ドレッシーかつ程よくカジュアルで個性的。
才気と洗練😍😍
(以下、永遠にほめ言葉が続くので割愛します…😅)

さすが菅田くんだよねーーーー!!!
男性陣はみんな真っ黒いスーツなので、すごく目立ってました。
オダギリジョーあたりが出ると、変な恰好(←おしゃれと言いなさい)してくれるんで楽しいんだけどな。

で、今年の最優秀主演女優賞は安藤サクラ
まったく驚かないよね。いい意味で。
それしかないでしょ、っていう。
だけどスピーチは驚きだった。

「子育ては24時間。映画の現場も24時間。
 子育ては全力でなければならないし、映画の現場でもみんなと全力を尽くしていかなければならない」

「正直、これから子育てをしながら、どうやって作品作りに携わればいいのか分からずにいたのですが、今日この場に来て、素晴らしい先輩たちの姿を見ていて、映画の世界の方たちにどうしたって憧れの気持ちを持ってしまうのを強く感じました。」

「ずっとモヤモヤしていましたが、必ず自分の中で決着をつけて、また映画の世界に戻ってきたいと思いました」

 

朝ドラ『まんぷく』のヒロインをオファーされた時も、子育てがあるので一度は辞退を考えていたと言っていた。
これほど才能があり実績もあり、しかも実家も夫も俳優一家でバックアップ体制も整っているだろうに、それでも子育てと仕事の両立には懊悩するんやなぁ。

それを発信してくれるのがうれしい。

そして、作品賞も監督賞も当然ながら『万引き家族』になるわけですが、ここでびっくり。

是枝監督がこの作品について語る場面を、まったく映さなかったのだ!(これは授賞式の録画を放送している) 意図的な編集としか思えない。

カンヌのパルムドールという栄冠を手にした時も、
「万引きや貧困を描くなんて、日本を貶めるのではないか」という声があったからね。

もちろん是枝さんは確固たる意思をもって社会批評的な視点がある作品を作っているわけで、当時も自分のHPでその一端をきちんと書いていた。
(そして私はその文章への感動をfacebookに書き綴っていたw)

emitemit.hatenablog.com

スピーチでは政治的な部分に触れないにしても、あの作品への何らかの思いを語ったに違いないのに、そこを編集で切ってしまうとは許せん! 日テレだから? 読売だから? 忖度ですか?

せっかく菅田くんと伊藤健太郎くんにときめいたり、樹木希林に代わって壇上に立った内田也哉子のスピーチに涙したり、松岡茉優にもらい泣きしたりしてたのに、モヤモヤして終わった。

あ、リリー・フランキーが「希林さん来てると思ったら細野晴臣さんでした」って言ってたのが個人的にヒットでした(笑)

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