『西郷どん』 第7話 「母の背中」

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すごい楽しんでる。すごい楽しんでることに自分がびっくりしてるw

なんつーか、語弊をおそれずに書けば、なんてことない脚本なのだ。驚くほど捻りなく、山も谷も控えめで、サラサラと流れていく美しい薩摩。でもなんか、いい。気持ちいい。清涼飲料水みたいなドラマ。本来、私は大河に清涼感なんて求めてないのに、むしろドロドロがつがつゴリゴリしてほしいのに、ゾノ先生の大河ドラマが心のオアシスになっている・・・w

吉之助と須賀の祝言。二才たちを追い立てて、誠心誠意の祝意を述べる正助にじんとくる。「愛想のない嫁ですんもはん、貧乏は恥ずかしかことではありもはん」と早々に性根の清かさを見せる須賀もいい。小さい弟たちに邪魔される初夜の顛末の他愛なさ。

あっけなく死ぬ父。そして、めっちゃ健康優良児(児?)っぽいのにあれよあれよと弱る母。身も世もなく母を心配し、あれほど無邪気に張り切っていた(ほんっとうに無邪気よの!)江戸行きもあきらめる吉之助。でも、仲間の江戸行きが決まれば曇りのない笑顔になる。なんか、そういう、どストレートな反応の数々にいちいち説得力がある。「そういうやつだよね、せごどんは」と思わせるし、いちいちホロリとくる。鈴木亮平すばらしい。さすがに、松坂慶子をおぶってはないようでしたがw