『西郷どん』 第8話 「不吉な嫁」

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ああ、録画がたまってしまった。まずは8話の感想を、今さらササッと。

須賀さん。「橋本愛ちゃんは、来年『いだてん』の出演も決まってるし、そっちは多分もっと大きくておいしいやくだから、今年はいいよね!」って感じの、救われない退場だったw

この、気のいい人ばかりの薩摩の下町にあって、西郷家の面々も、二才仲間たちも、須賀さんの純な気持ちには最後まで気づかない。唯一気づいてた吉之助さぁ、追いかけて本人にお礼とお別れを言うくらいしてやれよー! 吉之助さぁも、それができるほどまだ大人じゃないってことなんだろうけどね。

なので、須賀さんが実父に対して一から十までこんこんと胸中を語るシーンが、彼女のはなむけになるシーンなんだけど、懇切丁寧すぎて「たはは・・・」ってなるのは否めないw

でもこの大河、なんか憎めない。というか気持ちいい。前回、あんなにすがすがしく2人の結婚を祝っていた正助どんが、「こんなクサレ嫁にだまされおって」(←ここまで汚い言葉じゃなかったよね)みたいな暴言を迷いなく吐くとことか、サイコーだw

その正助さん、江戸行きをうらやましく思いながらも腐らないとこもいい。あの豪商のとこに借金に行く彼を見て、「ああ、大久保の、金策に奔走する生涯が始まった・・・」と感慨に打たれたのは私だけではないでしょうw 人望があるのは西郷だけど、至誠と情熱は西郷だけのものではない、とする描き方、好きです。

篤姫と西郷のシーンもさ、なんかよかったのよ。
篤姫のけなげさと潔さ。それに打たれる西郷。
全般、深みには乏しいサラッとしたドラマなんだけど、薄いなと感じる以前に、このサラッと感、さわやかさが心地よい昨今です。録画ためてるけどw

塚地の使い方も好きです。熊吉、和むわぁ。