如月の二 / 忘れ物事件とか、鬼がくるかこないかとか
●2月某日: サク弁、鶏とごぼうの炊き込みごはん、スクランブルエッグ、ポットローストの豚と野菜、ピーマンと人参のツナ和え、レタス。
ゆうべけっこう飲んだので、朝も喉が渇いている。サクを送ってからスーパーに寄って、(・・・自分の昼ごはんどうしようかなあ・・・)と考える。こういうとき、ラーメン!とかカレー!とかじゃなくて、「出汁!」と思うようになったのが年齢でしょうか。結局煮干しと昆布で出汁とって、春雨やらしめじ、かつお菜などあるものをぶち込んで食べた。うまいよ・・・。
子どもたち(年長組)は幼稚園の園庭でお弁当を食べたらしい。子どもたちが外で食べたいと言ったのだそうだ。「えー、寒くなかった?」と聞くと、「ぜんっぜん!」とサク、きっぱり。降園後、幼稚園の「ほんかり」こと文庫の貸出係。楽しい。子どもたちはその後も園庭で遊び続ける。そこで、ちょっとした事件が。翌日の記録より。
昨日も面白いことがあった。降園後も園庭で遊んでた子どもたち、「T子のおかあさんは? T子がカバンわすれてかえっとう!」と騒ぎ出す。T子ちゃんは手ぶらで友だちの家に遊びに行き、お母さんはT子ちゃんが鞄を持って行ったと思い込み鞄は園に忘れ去られていた(園では割とよくある事例)。→
→T子ちゃんの通学鞄と着替えバッグを持って大騒ぎの子たち。最初に見つけたRくんらが「かえりに もっていってやる!」と言うが、Rくんのお母さんは「いや、T子ちゃんち知らんよ…」。「わかる、わかる!」とNくん。しかしNくんは今日お母さんが迎えに来ておらずRくんちの車で帰る運びなのだ→
→うちは帰り道からほど近いので「私、おうち知ってるし、自転車あるし、パーッと届けてあげようか」と提案し、息子6歳も「うん、おれたちいってやる!」と張りきるが、Rくん「いや、いい」と断固拒む。自分が見つけたから、手柄は渡さない、自分の手で渡してあげたいのだ。そうだよねぇ(笑)→
→T子ちゃん母にLINEするとしばらくして既読がついたので「Tちゃんのお母さんもうすぐ取りに来るよ」と子どもたちに言ってみるが、彼らにとっては「何だ、そのソース?」なので、あーするこーするとまだまだ喧々諤々。「おれがもっていくって!」「だけん、Rのおかあさんしらんっちゃろ?!」
→自分の鞄&着替えバッグ、さらにT子ちゃんの鞄&バッグを持っているRくんに、「重かろ? T子ちゃんのお母さん来るまで持っててあげようか?」と言ってみても、「いや、いい。だいじょうぶ」と断固拒否。「俺が見つけたから俺が持つ」である。小さい子の中にある強い意思を見るときゅんとするw→
→「こっちだ!」ととりあえずTちゃんち方面に歩き出した子どもたち。そこに、Tちゃん母の車が…! 「あーっ、T子のおかあさんだ!」「T子のおかあさーん!」「かばんかばん!!」「わすれとったよ!!」 子どもたち、無人島に表れた救助艇ですか?のように大騒ぎで手を振り大歓迎である→
いったん帰っておやつを食べさせて(ええ、自分も食べましたけどね)、どんぐり文庫へ。
K田さんの家庭文庫でおはなし会の日。今日はまず、長新太の絵本『ぼうし』から。URL ぞうがかぶったらすっごくちっちゃい、みたいなページで息子6歳がにっっっこりと笑って、引き込まれてた。あかちゃん絵本みたいなのも、まだまだ楽しめるんだよね
次は、語り聞かせで『はなたれこぞう』。こういう話だったのか!と、知ってたような知らんかったような。この型の昔話(この世ならぬ者が窮乏を助けてくれる、でも調子こいてたら最後に消えちゃう)って、ものすごいバリエーションあるよな。
最後に、絵本『まゆとおに』。URL これ、初めて見たけど傑作だな! はっちゃけてる。すごく強そうに登場した鬼が、破天荒なまゆに戦々恐々の顔になっていくのが超おもしろい
まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)
- 作者: 富安陽子,降矢なな
- 出版社/メーカー: 福音館書店
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夜ごはんは、たきこみごはん、ギョーザ、白菜とカツオ菜とベーコンのスープなど。
●2月某日: サクを送っていったあと、そのまま幼稚園の一室で歌詞集の打ち合わせ。卒園児たちには保護者会からいくつかのプレゼントを贈るのだが、そのひとつ「歌詞集」を作成する係になっている。3年間の幼稚園生活で歌ってきた歌の楽譜などをまとめるのだ。1時間半ほど、3人であれこれ協議し、印刷機をチェック。帰宅後は週明けの「ママじゃな」取材の準備も。これから卒園式までけっこうコマコマ忙しい予感。
幼稚園で豆まきはしたものの鬼は来ず(鬼さん役のお父さんの都合で月曜日に現れる予定)。すると年長児たち「おにをさがしにいこう!」となり、園の近辺をくまなく探したらしい。ブルーシートやら、落ちてる豆やら何やらに、いちいち「おにかも!」「そーっと!」と怪しんだり、大騒ぎだったそうw
降園後も、友だちが遊びに来るというので一緒に家まで歩いて帰るのだけど、豆を入れた折り紙の箱を片手に持ったまま。「かばんに入れといたら?」と言うと、「おにがでてきたら、なげないかんけん」と臨戦態勢である
夫は飲み会。夜ごはんどうしようかなーと迷う。手っ取り早くお惣菜とかお弁当とか買って楽しちゃおう!という気持ちと、美味しいもの食べたい!の気持ち。両方をとって、ステーキ肉を買ってジュッと焼いた! フライドポテトとコールスローもささっと作った。ワンプレートに盛り付けるとサクも「おおっ、きょうはごちそうさだな!」とテンションアップ。
録画を保存している『紅の豚』をサクにちょっと見せてみると、とても面白いと感じるみたい。トトロは20分でリタイア(怖いらしい)だったのだが、こちらは大丈夫なようだ。長いので最初の40分くらいまで見て、「また今度ね」ということに。夫の帰宅後、ちょっと飲みたす。