3/5 西日本新聞 藻谷浩介「蔓延する排外思想」
3/5 西日本 #新聞。先般の浜矩子に続き「時代の風」に寄稿した藻谷浩介もなかなか激烈な筆致。蔓延する排外思想について。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
「キリスト教も儒教も近世以降のマルクス主義も、思想の本来の純粋さが蓄財や権力拡大に利用されてきた。先の大戦の日本の「天皇の権威、統帥権」も然り→#新聞
「→それに懲りて、戦後の法治国家体制が構築されたが、戦後体制を生ぬるいものとし、戦前色の濃い権威主義的な道徳の復活を溶く政治家や評論家が増殖している。彼らは、仮に自分自身は恬淡としていても、金や権力を求める人間にすり寄られ利用されるリスクにさらされている。→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
「→現政権も権威主義的な道徳観を推す面々で構成され支えられるが、そこにすり寄ってうまい汁を吸う連中も増え、皮肉にも「日本の中国化」が進んでいる。幼児に国家主義・排外主義的な思想を教えつつ、国民の財産たる国有地を破格の安値で入手して開き直る人間が表に出たのは必然の流れでは。→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
「→松陰は『一時が万事』と言った。国家が大事だというのであれば、国有財産の払い下げも当然、国家のルールに則らなければいけない。自分を例外にしてくれというのは松陰が厳しく非難した「私心」そのもの」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
山口出身の藻谷が吉田松陰の言を引いたのはもちろん首相を念頭においたものだろう。#新聞
「→世界中に排外主義が蔓延し、「自国中心主義者」たちの間に「反グローバル」の意識を共にするというグローバルな連帯感さえ感じられる始末だ。だが彼らの利害は本来的には一致しない。歴史に学ぶ姿勢のない彼らは、自国中心主義が20世紀前半にどれだけ多くの人命を奪ったか知らないだろう→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
「→「日本に敵対する外国を学校で非難して何が悪いのか」という人は、「神を信じない国を学校で非難して何が悪いのか」と主張するアメリカやイスラムの宗教原理主義に何と答えるのか。八百万の神々を持つ国に生まれながら他者を排除する世界観に染まること自体、すでに日本の本流ではない→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日
「→やはり消去法で考えてリベラルにならざるを得ない。安直な保守は、不可避的に不正な者の専横を生み社会の自壊を招く点で、結局社会を保守できないのである」#新聞 を読んでると排外主義への批判や危機感を書く識者はすごく多いけど、新聞って、ごく限られた人間しか読んでないんだろうからね…
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月15日