『江』 第26話「母になるとき」

「これは、“よいこのための”大河ドラマなのだ。」とおのれに言い聞かせながら見ています。

私が小学生のときに見ていたのは『独眼竜政宗』や『武田信玄』。おもしろかったなあ。あれらは、よいこのための大河ドラマではまったくなかったが、だからこそ夢中で見てた気がする。男も女も親子も夫婦も戦いまくってたしドロドロもしてて、意味わかんないこともいろいろあったけど、そこから何かを感じ取っていくのが子どもというものだ。

老若男女が見る大河ドラマ、どこまで棘を抜くか?てのに色んな意見があるとは思うけど、私は「子どもナメんな」派ですよ。断然。

まーそれは置いとくとしても、田渕センセイはほんとだいじょーぶなんだろうか。来週の予告で「思うままに、ひたむきに生きよ、江。いつでも見守っておるぞ」って、幽霊になってあらわれた家定様がお篤ちゃんに遺したのとまったく同じ言葉じゃないですか。

AKIRAさんおつかれさまでした。武将の扮装がすごく似合う人だったな、と。声は存外に高いのよね。

時代劇に声の良さは必須だと思うんだけど、水川あさみの独特の声がここへきてまったく気にならなくなってきたのはなぜ(『風林火山』に出てたときはかなり気になってた)。宮沢りえのせりふまわしが磐石なのは言うまでもないとして、お江ちゃんがいまだにたどたどしい喋り方をするのはわざとなのか。