水無月の十四

●6月某日: ホームセンターで買い物したあと、思いつきでロイヤルホストのカレーフェアへ。大学時代にロイヤル系列の店でバイトしていた私が以前すすめていたのを、夫、心に留めていたらしい。サクを抱っこして食べさせながらなのでゆっくり味わうには程遠かったろうに、2日後くらいまで「いやーうまかった」 「あれはどうにも、うまかったなー」としきりに繰り返していたのでよっぽど満足したのであろう。帰宅後も、がんばるがんばる夫! ネット注文したのが届いたマットレス×2を開梱してダンボールの処理をし、とっくに荷物おきと化していたベビーベッドを分解してしまい込み、懸案だった本棚の部屋移動も成し遂げ(その本棚に入っているのはすべて私の本なので、さすがに協力しました・・・)、さらにサクを風呂に入れる、夕食を作るなどの休日通常任務まで。すべて自発的に行い、かつ、「やってやった」感、どや顔の類をいっさいしないのが、毎回ながらスゲーのである。

●6月某日: 引き続き夫(今日は有休)の奮闘記。息子のおむつ替え、朝ごはん、ふたりで散歩&スーパーで買い出し。帰宅して9時半。そこから台所に立ち、ポテトサラダとパウンドケーキを作成しつつ、大人の昼ごはんの下ごしらえ。ひと休みしたらもう昼前。ふたり分のイカと野菜のパスタを作って妻と食べる。午後、所用につき外出。ブックオフにCDを売りに行くという妻子をついでに車に乗せていく。所用の待ち時間の間に妻@ブックオフから電話あり、「身分証明書を忘れたのでCDが売れない」と訴えられたので、ブックオフまで出張して自分の運転免許証を提示。帰宅してひと休みし、米を研ぎ、息子と風呂。妻の入浴中に夕飯の準備。先週、スーパーで(自分が)特売品を見つけて買っておいたステーキ肉を焼き、ニラとにんじんをサッと炒めたものとトマト、ポテトサラダの付け合せ。・・・列挙するだけで軽く疲れた妻のあたくしです。

妻の余談。ブックオフで、30年くらい前に書かれた少女マンガの傑作といわれる作品を発見してパラパラめくってみると、まだ12,3才にしか見えない絵柄の主人公の少年が、むさくるしい中年男におかされるというシーンにぶつかってしまい、すさまじい嫌悪感に襲われる。本気でしばらく気分が悪かった。以前はこんなことなかった。これは間違いなく、自分の子どもをもったがゆえの反応だと思う。