ここ福岡は揺れていないし、親類や友人たちの命の無事は確認できた。それでも、被災した人々を他人事だなんて思えるはずがない。ショックで、怖くて、不安で、いたたまれず、無力だ。テレビの映像は、安全なところにいる自分たちがせめて向き合わなければいけない事実のような気がしたけれど、見続けることもできなかった。Twitterのタイムラインにポジティブなツイート、励ましあいや冷静な情報が出てくることが救い。一日何度か涙が出る。鈍い頭痛もある。「私なんかがダメージを受けてどうする」とも思う。義援金献血以外で私たちにできることはふつうに暮らすこと、元気に働き消費活動も行って社会をまわしていくことだというのはよくわかるし、そうしているつもりだけれど、やはりこの災害のことが頭から離れることはまだない。程度の差は多少あれ、今は日本じゅうがきっとそうなんだろう。

身辺雑記を綴り続けることは私の「ふつうの暮らし」だから、近いうちにそこに戻ろうとは思うけれど、ひとまず今日は、この数日で心に残ったエントリにリンクをつけることにする。この先にも、私を、誰かを励ましてくれるだろうエントリ。

それから、「ほぼ日刊イトイ新聞」の震災についてのページ。:(ほぼ日刊イトイ新聞 - 東日本大震災のこと。)寄付に関してのツイートのまとめは、特に心に留めたい。寄付の相場を上げるということ。自分を3日くらい雇える分の寄付・・・。

どうか、ひとつでも多くの命が助かりますように。決してあきらめないとか、前を向いて生きるとか、そういうよく言われる常套句を実践することの難しさと向き合わなければならない中で、わたしを含めて、この国に住む全員が、なんとかくじけずにやっていけますように。