即位礼正殿儀

facebookより)

Twitterで自分のタイムラインをひらくと、即位の礼関係のつぶやきがなかなかの割合なんだけど、Facebookにくるとみんなフツーの休日を過ごしている。興味深いギャップだ。

テレビ欄を見ると、民放はけっこう普通の番組編成。平成の即位の礼のときはかなり違った記憶だけど…記憶違い?

古式ゆかしい衣装や儀礼
いつもと違う門から出るとか、
国家元首クラスがずらりとそろうとか。
強力なコンテンツですよね。
極東の島国だから保ってこられたんだよなあと思います。

皇室の人々のみならず職員まで何十人(もしや百人超えてる?)もの着付けをするってだけでも、むちゃくちゃ大変よね! 
19時の中継、天皇を乗せた車が行くのをヘリコプターで中継してたけど、だいぶ広範囲に映ってた道路にひとつも車が走ってなかった。どっからどこまで封鎖してるんだろうか。
いろんな実務を考えるとくらくらするー。
天皇の料理番」が活躍してるんだろうなー。とか。
(あとで知ったけど、プリンスホテル総料理長が責任者だったみたいですね)

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即位の礼 正殿の儀。

参列者の中に、
昨年の沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読した相良倫子さん(今は高校生)や、
広島の被爆者でノーベル賞授賞式でスピーチしたサーロー節子さんの姿も。
絶対、政府でなく皇室サイドから招待したやろ、という人選ですねw

天皇は皇太子時代、
留学前に明治史の勉強を希望したが、
今の上皇によって退けられ、
満州事変以降の講義を受けさせられた。
「そういうもの(明治史)は本を読めばいい。
 なぜ戦争になったのか、その講義を受けなさい」
というのが明仁天皇の教えだった。
(佐藤章 安倍首相と明仁上皇(下)より 

安倍首相と明仁上皇(下) - 佐藤章|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

明仁さんの考え、私がやってる「朝ドラと絵本で学ぶ歴史の会」とコンセプトが完全一致だわ(笑)

皇室というシステムに諸手をあげて賛成はできないけど
平成の天皇の平和主義が果たした役割は大きく、
令和のナルちゃん天皇も同じ道を歩んでくれますように。

(実子が皇太子だと、こういう教育の面でやりやすいのかもね…)

てか、こういう天皇を前にして、総理大臣が
天皇陛下、ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!」
って…。

いるか? 令和に、万歳三唱。
だって、古代は絶対やってないでしょ。
せいぜい明治からでしょ。

即位の礼そのものも、
江戸時代はけっこう中国風にやってたらしいし、
室町時代なんかビンボーすぎてできなかったり。
万世一系自体、「いやいやいや・・・(半笑い)」って思うよね。源氏物語を読んだ人はわかるでしょw

皇室に親しみや崇敬を感じるのと、
批評眼とは両立したいものです。

NHK世論調査

女性天皇に“賛成”多数 制度は十分知られず NHK世論調査 | NHKニュース

Q: 安定的な皇位の継承のために、皇室制度を改める必要があるか?
 改める必要がある…54%
 改める必要はない…31%

Q: 女性天皇を認めるかどうか?
 賛成…74%
 反対…12%

特に18歳から29歳の若い世代では「賛成」が90%!
まぁ、そうだよね。なんでダメなの?って思うよね。

天皇が立つ高御座(たかみくら)に対して、
皇后の「御帳台」は大きさそのものがかなり小さい。
若い人はこれに違和感をもつぐらいであってほしいよ。

Q: 女系天皇の意味を知っているか?
 知っている…42%
 知らない…52% 
10年前より、知らない人の割合が増えているそうで。


早稲田の森岡正博教授のつぶやきより。

 

こういうのは皇室が好きか嫌いかとかにかかわらず、資料的価値があると思うし、自分の国がどういう国なのかを知って考えるきっかけにしてほしい。なので子どもにも見といてほしくて、NHKニュース7で見てたんだけど、
私が「外国の賓客たちも、せっかく黄櫨胞と十二単とか見て oh ビューティフル…とか思ってたところにあべちゃんがいきなりバンザイしだしたらめっちゃ引くよね」
と夫に言うと、息子小3が
「なんで?」
と質問。
うんうん、「何で?」と疑問を持つことが大事なんだよね。めんどくさくて説明はかなり省略しちゃったけどw

共産党は、正殿の儀にも饗応の儀にも欠席。その理由も理路整然と表明している。今や日本の民主主義の最後の砦ではないかw
私は天皇制や男系相続を全面否定するには至れてないんだけど、「日本全体がお祝いムードです」とお花畑みたいな雰囲気のときに、こうやってちゃんと反対する人がいるのはとてもとても大切なことだと思う。

「即位の礼」儀式 憲法に抵触/国民主権・政教分離原則に背く

 

facebookでは、いろんなコメントもらって、読むのがとてもおもしろかった。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2572612936358643&set=a.1395898304030118&type=3&theater

水無月の十一 / ケツ学部に行く息子

●6月某日: うれしくも身の引き締まる電話をいただく。調べものいろいろ。

夕方、どんぐり文庫へ。絵本は『そらまめくんのベッド』高校生のお姉ちゃんがとっても上手に読んでくれた。おはなしはTさんの『インゲン豆の嫌いなアンドルシ』これが、どきどきして、怖くて、いい話なんだわー。呪文のところ、やっぱり子どもの心に残るもよう。アンドルシがインゲン豆を食べないところがほんとにいい。

夜ごはんはトンカツ、小松菜ともやしとしめじのしょうが蒸し、みそ汁。高橋大輔トークショーのログを公開したら、ファンの方々でしょう、すごい反応が…!


●6月某日: 朝、サクを送り出したあと某所に向かうも、タッチの差で間に合わなかった。電車一本遅かった感じ。ぐぬぬぬぬ・・・・! しょんぼり戻って、今度は車で某所へ。すげー道が狭くて曲がってて寿命が縮んだぞよ。夜ごはんは、手羽元のグリル。大根ときゅうりのサラダ。残り物など…。夫は飲み会で深夜。

facebookより

福岡市立の小学校では各学期に1~2回、土曜授業の日があります(午前中4時間)。そんな前夜の息子(3年)はブルーです。いやブルーというか怒っています。

子 「あー。あした休みたい! 休もうよ。ねえ休もう?」
私 「土曜日やもんね…。でも参観は見たいし…」
子 「月火水木金 行って、土曜って! そうぞうしてみろ! 代休もない!」
私 「イヤですよね…」
子 「じっさいは、その3ばいは めんどくさいけんな!」
私 「3倍なんやw」

思わず笑ってしまったけど、

『大人が想像するより3倍つらい』
というのは、この件に限らず、表現として真理を突いているような気もした。

子 「毎日まいにち学校だぞ。長い!」
私 「そうね…お母さんも小中高そのあと大学まで行ったもんな…16年…」
子 「すばらしい。しょうじき、すばらしいです」

子ども時代に学校に行ったことを我が子にほめられる私w

私 「確かに長かったよ…。行きたくなきゃ行かなくてもいいんだよ。高校なんて義務教育ですらないし」
子 「行かなくてもいいのか?(キラリ)」
私 「うん。中学を出てすぐ働く子もいる」
子 「どこで?」
私 「自分で働きたいとこ探したりして」
子 「ずーん・・・高校行こうかな・・・」
私 「まぁ、今決めんでいいよ」
子 「おれ、大学は行くと思う」
私 「そうなんやw」
子 「ケツ学部に行く(キリッ)」

なんやそれw オチをつけたかったのか? 不明。

水無月の十 / お片付け講座

●6月某日: facebookより

~シンプルに暮らすためのお片付け講座~ 「洋服の持ち方・納め方・手放し方」

atta atta代表、お片付けアドバイザーの甲斐祐子さん、FoodStudio Loofさんのコラボ講座に行ってきました

片づけられない女として日々歩んでいる(散らかしている)私にとって、「捨てましょう」と強制しない甲斐さんのお話はとても心地よいものでした。断捨離のすばらしさはわかるけど、それが難しいのですよ…w

セミナー講師だけではなく、たくさんのおうちで「お片付けサポート」をして、
人の数だけ・おうちの数だけ片付けの悩みがあることをよく知っている甲斐さん。
決して「〇〇すべき」とは言わない。とても柔軟で、包容力をお持ちです!
 
洋服のお片付け。
手放したり、納めたり(お片付け)するだけでなく、
持つこと(新しく手に入れる)までがつながっているということ。
自分の環境は?
どんなときに心地よいか? ラクか?
どんな自分になりたいか?
お片づけって、自分との対話の繰り返しなのですね。

なんか、深いです。
「お片づけ」なんて別の惑星の言葉くらい遠く思っていましたが(←遠すぎ)
自分らしさ、心地よさを見つけることだと思えば
何だかトライしてみたくなりました。

「こんなやり方もありますよ」と提示された中から
「これ、できそう!」「私に合ってるかも!」というものもいくつかありました

楽しいセミナーのあとは、これまた楽しいランチタイム
Loofの平田マキコさんお手製です。
お料理や盛りつけから見せていただき、食べる前からみんなテンションMAX ↑↑↑

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ケイパー大好きな私、ケイパーを炊き込んだごはんに衝撃を受けるの巻。
その発想なかった・・・・ 美味しい・・・
焼きトウモロコシスープの優しい濃厚さにも、みなさん悶絶でした。

平田さんからは、調理器具のミニ講座も。
スタジオで使っているお道具を次々と見せていただき、平田さんが「使いやすさ、心地よさ」を求めて試行錯誤されてきた様子も垣間見ることができました。

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なんと、このスタジオ以外にも、お仕事で使ってきたお道具がたっっっっっっっっくさんあるそうで(↑「っ」の数に、どれほどたくさんの数か想像してください)
8月に、「のみの市」を催される予定だそうです。
どんなすてきなものが出品されるのか、わくわく…

水無月の九

●6月某日: ランニング、某所の下見も兼ねて。家から3キロくらいだけど普段は来ることも通ることもほとんどない地域。思ってたよりなんかすごくいい感じの町だった~! 

たまたまネットでなんか見たので思い立ってレンジの庫内を掃除する。夜ごはん、豚の生姜焼き、ポテサラ、大根サラダ。

堤真一柳楽優弥がゲストの「しゃべくり」録画で。2人ともすごくノリが良くて(特に年齢とポジションを考えると堤真一のノリの良さはすんごい)楽しかったけど、最初に堤が柳楽について言った「役者としては “ こんな人いるんだ ” っていう、天才」の中身を掘り下げてほしくてたまらんかった~~~!

●6月某日: 車で某所まで。三度目の正直だが今日も満車。近隣のコインパーキングに停める。ここも空いてるとは限らない。サク、顔を上気させはぁはぁ言いながら帰ってくる。バスより速く走るという遊びをしながら帰ってきたらしい。おれと〇〇と△△だけがバスに勝ったと喜んでいたが、重たいランドセルからって(←方言)よくやるよ。

夜ごはんは、ポテトグラタン。小松菜のポン酢あえなど。

水無月の八

●6月某日: 
ワークライフバランスプレゼン勉強会】

今月のプレゼンターは西岡可奈さん。
テーマは『自分らしく過ごすための、心と体に寄り添う看護』

西岡さんは、看護師3人で運営する「アイツムグ」のメンバーです。
病院で勤務していたころ、
「時間に追われ、流れ作業のような看護をせざるを得ない」
「こなすことで精いっぱい」
「三交代制(夜勤を含む)の厳しいシフト」
という状況。

理想としていた看護と違う…。
医療のあり方を見直し、孤立をなくしたい。
心に寄り添う看護がしたい。
自分らしく生きる選択肢を提供したい。
看護師も、それぞれの個性や能力を生かせるように…。
西岡さんたちは、そんな思いで「アイツムグ」をスタートしました。

その事業内容は模索中でもあり、今できることから一歩ずつ歩んでいるようです。

資格を持っているけれど実際に勤務していない「潜在看護師」は、全国に71万人いるといわれています。
「理想を持っていた人ほど燃え尽きやすい・萎えやすい」
「待遇(報酬)だけの問題ではない」
西岡さんたちに限らず、多くの看護師さん(元・看護師さん)に共通する問題であり、看護師さんたちがそのような問題を抱えていることは、社会全体にとって本当に大きな問題だと思います。
私たちは誰しも、病気やケガと無関係ではいられないですものね。

マミースマイル保育園を運営する雁瀬さんから、保育士(潜在保育士)の問題にも同じ構造があると指摘がありました。
フリーランス協会に所属し、状況に詳しい嶋田さんからは、東京では企業とフリーランスとのジョブマッチングが進んでいるとのご紹介も。
そういったスキームが早晩、福岡にも進出することによって、潜在看護師さんたちの活躍の場が作られやすくなるかもしれませんね。

1枚の絵を使ったワーク体験や、ティール組織についてのディスカッションもありました。
いずれにしても、看護というお仕事の当事者である西岡さんたちが、子育てをしながら
「自分たちの力を新しいやり方で生かしたい」
と立ち上がっているのは、同じ子育て中の母親としても、とても励みに思います。

心に寄り添うかかわり。ニーズもとても大きなものがあると思います。
ぜひ継続され、軌道に乗られますように!!!

そして、午後は高橋大輔トークイベントへ~!!!

水無月の七

●6月某日: 


今日からマリノアのバーゲンだから朝イチで行く、という夫。そういう情報をちゃんと掴んでてえらいね・・・ってことで私もついていく。今日は雨。風も強い。そして寒い! サクさえ長袖だ。
サクと夫がゲームセンターに行くというので別行動、そこでスイッチが入りテキパキとバーゲンを狩る私。すげー満足。お昼は丸亀製麺を初めて食べた。やっぱ、うどんはやわくなからないかんね、と言い合う博多人の夫婦。
で、夜は焼き鳥~! と言いつつここは博多なので豚串もあります。シソ巻、えのき巻、美味しかったー。

水無月の七 / シリーズ・市議会ヒアリング

●6月某日:
【カジュアルに! 子連れ歓迎♪ 福岡市議会傍聴&ランチ会♪】

たぶん第5回? 6回目かな?(←テキトーな主宰者) 
今回は、4か月と10か月、ふたりの0歳児ちゃんが一緒でした~きゃわわ きゃわわ (写真がない)

やっぱり議会は見に行くもんですね。今回もいろいろ考えさせられました。
いろんなメンバーで行くと、共有&意見交換できるのもよい!

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4/7の市議会議員選挙を経て、福岡市議会は女性議員が 6名→11名 と倍近く増えました!
が、議員全体は62名ですし、執行部側(市側)に座っている管理職さんたちも男性が大多数を占めているので、議場全体の雰囲気はまだまだダークカラーです

議場は会派(グループ)ごとに席をもうけられているので、
女性が多いゾーンと すっくないゾーンにハッキリ分かれております(笑)。
議長席に向かって左端の島にはパリテ(男女同数)に近いくらい女性がいます。
右側は男性ばっかです。

さてさて、今日は一般質問。私、一般質問を見るの好きです。時間が許せばもっと見たい。

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一般質問とは・・・
それぞれの議員が、割り当てられた時間の中で、行政(自治体)に対して質問をします。
質問の中には、市に対する要望や指摘も含まれます。
各議員さんの問題意識や取り組んでいるテーマ、地元や関係団体等の声などがよくわかります。
議員さんのキャラクターも見えてきます(笑)。
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傍聴後、
「質問者以外の議員を拘束する意味はあるのか?」

「全然聞いていない議員、寝ている議員もいるが、あのようなまわりくどいやりとりではそうなるのもわかる」

「数字を延々と読み上げられても、資料も持っていないこちらは把握しづらい」

「国会もそうだが、質問者-答弁という1vs1のやりとりはどうにかならないのか?」

「ディスカッション形式にしたほうがよいのでは?」

などなど、ナルホドな感想がいろいろ。

確かに、議会のすすめ方って何十年もずっと変わってなさそうですよね…

たぶんね、1vs1のやりとりにはいいところもある。
議員ひとりひとりの質問や発言の機会が保証されるということだ。

たとえば
B党のb議員が待機児童について取り上げたとする。
それを聞いて、たくさんの議員が一斉に手を挙げる。
もしA党が議席の7割を占める与党であれば、手を挙げた人に順に指名して発言させるならば、A党の発言で多くの時間が費やされる。
つまり、ディスカッション方式にすると、少数派の意見は取り上げにくくなるのだ。

選挙が闘争であるように、議会もまた(ある意味)闘争の場であって、
別の党(会派)の意見、ライバル議員の意見をつぶすためなら、けっこうえげつないことする(人もいる)と思うので。
ディスカッションは、各委員会なり、別の場で行われている…のかな?

あと、1人に1時間という持ち時間があるからこそその議員の力量がハッキリ見える。
浅い、くだらない質問しかしてない議員もいるものです。

「何を質問するか」は、「どう答えるか」よりある意味ずっと難しいものなのです。
(…と、インタビュアーやってる自分の首を絞める覚悟で書くw)

最初は、「???ちっともわからん」と思っても、何度か見てると、だんだんわかってくるので(私もそうでした)、気長に傍聴してほしいなあ。

しかし、これだけITが進んだ時代、資料の一部、特にデータについては、パワポのスライドでスクリーンに映すくらいのことは、いくらの予算も労力もかからんのではないだろーか?
どーなんでしょ?

今日、一緒に傍聴したNさんに聞いたんだけど、福岡市の出前講座に、市議会のことを教えてくれる講座があるんだって~。出前頼んでみたい!!

それでは、以下、今日の傍聴の個人的レポート…(やや長いです)

一人目は、福祉や人権に関する話。

●「要介護認定事務に大幅な遅延が出ている」
→ 認定が下りないことで介護サービスが受けられないことは、不便であるのはもちろん、人間の尊厳にかかわる。

●「市営の渡船場で、電動車いすの男性が乗船拒否された」
→ 男性は県弁護士会に訴えた。昨年制定された障がい者差別解消条例がいかされていないのでは?

●「障がいのある人向けの福祉乗車証、今後は?」
→ 市側はいったん廃止(別サービスへ移行)を打ち出したが、対象減が心配されている。

この議員さん(共産党の綿貫さん)は終始、怒りを含んだ詰問調で、滑舌や声質もあるのか聞きやすさには少々難があったけど、内容は至極まともだと思った。

効率化、人員や予算削減、事なかれ主義のために、専門性ある業務を無責任に外部委託したり、当事者の声を聞くことなく勝手に決めておざなりの説明会をしたり、心ある対応から遠く離れているのではないか?
という話だった(ざっくり)。

障がいの当事者は、全体の割合で見ると少数で、小さな声は聞き逃されがちだ。
でも、こうして議員が問題意識をもって議会で取り上げることで、問題が共有され、行政側は(少なくとも建前上は)責任をもって答弁、対応する必要に迫られる。

印象的なやりとりがあった(ざっくり)。

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議員 「福祉乗車証。制度改定後の対象者は?」
市職員「まだ未定ですが、特に重度障が者の方にとって交通手段が失われないようにしたい」
議員 「改定後、対象範囲が狭められることはないですか?」
市職員「繰り返しますがまだ未定ですが、特に重度障がい者の方にとって…(以下略)」
議員 「狭まることはない、と明言できないのですね」
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やりとりを繰り返すことによって核心に迫ることができるのは一問一答のいいところだと思う。

高島市長はといえば、
「みんながやさしい、みんなにやさしい、ユニバーサル都市福岡をめざして…」
という、キラーフレーズ(なのか?)を答弁の中で3回は繰り返してた。
フワッといいことを言ってるようで、内容は何も…という、よくある答弁。

「あなた、これまでのやりとり聞いてた?」
「つまらん答弁したらいかん」
「都合がいいことばっかり言ってから」

同じ共産党の席からヤジが飛んでいた。
(全国の議会で、ご当地の方言によるヤジが飛んでるんでしょうね…笑)

ヤジは子どもに見せたくない議会風景のひとつだが、こういう場面ではヤジりたくなる気持ちもわかる。ある意味、答弁の不誠実さをヤジが可視化しているのだ。

二人目は、田中しんすけさん。
私の大学時代の友人の高校時代の同級生である(ややこしいw)

テーマは 「福岡市動物園
お子さんが動物園ages の方は特に感じておられるでしょう…
最近の動物園は、設備や展示環境こそ新しくなっているけれど、動物の数が減っている!
特に、大型の哺乳類。ゾウもラクダもゴリラもサイもいない。
データの推移を聞いて驚きました。

1980年末には65種類、320匹いた、福岡市動物園の哺乳類。
徐々に減って、現在は37種類、191匹になっているそうです。
なぜなのか?
どうしたら増やしていけるのか?
わかりやすくスリリングな論理展開だったと思います。

時間の都合上、途中で退出したので後日、議事録を見たいと思います。

画像は、福岡市議会のHP、キッズ向けより拝借。
https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/kids/


ランチのおしゃべりも盛り上がって、気づいたらけっこうな時間がたってた。赤ちゃん2人、泣いたり寝たりかわゆい・・・。
夜ごはんは、八助のギョーザ、タケノコ煮、ズッキーニ、春雨サラダ。

水無月の六 / ピリカサク松本美夏さんインタビュー

●6月某日: 車で某所まで。11時では既に公式駐車場も私設も軒並み満車だな…うーむ…。放送大学の授業。夜ごはん、豚肉とタケノコたっぷりのチンジャオロースふう。ごぼうのみそ汁。今夜は行きたいパネルトークがあったんだけど夫が残業で遅かったので断念。サク、新聞記事を音読してみるの巻。スポーツの記事だったらもう8~9割がたの漢字も読めるな。勘もよい。

 

●6月某日: ピリカサク代表、松本美夏さんのインタビュー記事をリリース。

note.mu

暑くならないうちに朝ラン4キロちょっと。今日も車で某所まで。10時半でも満車だな…うーむ…。

『街場の平成論』はどの寄稿もおもしろいんだけど、中でも白井聡「ポスト・ヒストリーとしての平成時代」がすばらしい。ずっとそういうことが言いたかった、っていうのと、そういうことか~!!!っていうのとが両方。そして、網野史学が大好きな私をして「天皇陛下ばんざい」と言いそうになるw 

街場の平成論 (犀の教室)

夜ごはんは、ハンバーグ、マカロニサラダ、タケノコ煮、シソキュウリなど。

水無月の五

●6月某日: 朝から干しシイタケの出汁でタケノコと鶏を煮て実家にもっていく。私の好きなコーヒーもらった。午後は成瀬さんの事務所にももっていく。夜ごはんはそのタケノコ…はちょっぴりで、メインは大豆と砂肝、野菜のトマト煮。夫がゆうべ作りおいてたもの。大人用は辛い。イイ! 春雨とキュウリの中華サラダ。

田辺聖子さん、逝去。ジョゼと虎と魚たちを筆頭に、田辺さんが書く男女関係がすごく好き。源氏物語の関連本でも子どもの頃からよくお見かけしてた。ご冥福をお祈りします。

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●6月某日: 「ピリカサク」松本さんのインタビュー原稿、いただいた写真をレイアウトする。むちゃくちゃいい感じ! 昼、京子ちゃんとランチで「彦」。最近、おそばをやめてカレーを出すようになった経緯をおかみさんから聞く。お料理は変わってもていねいなお料理でお客さんをもてなす心は不変! 野菜をいっぱい食べられるカレー。火の入れ方が抜群。優しいのにスパイシーな味! 京子ちゃんの台湾旅行の話を始め、いろいろ話す。

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サク、初めての「書道」の授業。好きな文字を書いていいことになり、トレンドの「令和」を書いてきた。「令」の字を、マではなく、ちゃんと刀っぽく書いてる、あの揮毫のようにw
昼下がり、町内のYさんとパトロール当番。夕方、せっせと梅仕事。

そしてちょっと休憩の時間には三浦しをん「ビロウな話で恐縮です日記」をちょびちょび読んでいる。小確幸せだわー。

夜ごはんは、鮭とキャベツ、えのきのちゃんちゃん焼きっぽいやつ。安定のタケノコ。

新井紀子:GAFAに代表される少数の企業が利益を独占するデジタライゼーションは持続可能なシステムか?

この記事は、今日だけ無料で読めるのかな? 貧富の差の拡大とポピュリズムの関係。めちゃくちゃ大切な話。私は、今の社会にすごく不足しているのは「人権」「主権」の感覚、それを教える教育だと思う。でも精神論的に訴えるだけではダメなんだろうとも強く思う。気持ちだけでは克服できない構造的な問題を知らなければならない。
今、小説『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がベストセラーになっているブレイディみかこさん(修猷館出身だっけ?)も、いつも「右傾化やレイシズムを生んでいるのは、結局のところ経済問題」と言っている。以前、「ジェンダー問題はつきつめると労働問題」という話も聞いたことがある。このシンポジウムで、新井紀子さんは「法、経済、倫理の観点から考えていく必要がある」と言っている。
GAFA(ガーファ:GoogleAmazonFacebookApple)」に代表される少数のIT企業が利益を独占する「デジタライゼーション」は持続可能なシステムとは思えない。(貧しさに取り残された側の)怒りがポピュリズムを呼ぶ』
また、新井さん本人のアカウントで、記事にならなかった部分をtwitterで解説してくれている。この話がまたむちゃくちゃ大事で怖いので以下にシェアします。
現代倫理的にごくスタンダードな言論とはいえ、思わしくない風邪具合が一瞬治るくらいの冴えた骨格をもつ連続ツイート…。
GAFAを中心とした寡占の問題について。アマゾンは過去20年間ほとんど利潤を上げていない企業だが、創業者のジェフ・ベゾス氏は「世界の貧困層36億人分」と同じだけの資産をもっていると言われる8人のひとりだ。なぜか。それは投資家がアマゾンに投資をし続けるから。
それはなぜか?
長期的にその投資が何十倍、何百倍になって戻ってくると投資家が考えるからだ。その仕組みはこうだ。
私たちは「米10キロや牛乳2パック」「漱石全集」のような重い買い物を「送料無料」で配送してくれるアマゾンというのはなんと素晴らしいサービスだろう!と狂喜した。私もその一人だ。
その結果、私たちの徒歩圏内には書店がなくなり、米屋が消え、今や日常品を買うスーパーすら消えつつある。その瞬間にアマゾンは「アマゾンプライム」を始めた。
有料で会員にならなければ送料を払わなければならない。アマゾンプライムは家族で使えたが、近い将来ひとりずつ入会しなければならない。その「アマゾンプライム」の会費は今後上昇するだろう。
この状況に、アカデミアは既視感を持っている。
かつて学会は各々学会誌を発行していた。そのために人を雇用していた。あるとき、エルゼビアという会社が「それは非効率でしょう。私たちが代行してあげましょう」と言われた。素晴らしいと思った。
そしてほぼすべての学会誌を手中に収めた後、エルゼビアは購読料を倍、四倍…と、毎年のように倍々に値上げしたのである。
これが、21世紀の「野蛮なモノポリー(エミ註:monopoly=独占)」であり、私たちはこのような国際市場におけるモノポリーを規制する新たな法律を必要としている。
もう一つ、規制が必要なのが労働者以下の契約を結ばされている個人事業主問題だ。
たとえば、Uber Eatsの配達人は個人事業者だが、労働者に保証されている労災などは一切認められないし、どの省庁の管轄の外にある。それは「自由な契約」だと主張されている。が、実際には奴隷的契約も少なくない。
このように、「自由」の名の下に、国からも労働組合からも見捨てられた人々が急増したことが、ポピュリズムを台頭させる要因のひとつとなっている。
その問題を解決せずに「ポピュリズム許すまじ」というお題目だけ唱えても、とどめることは難しい。
相手は法の穴も自分たちが持っているテクノロジーの使い道も熟知している。そういう中で民主主義を守るために、私たちに必要なのは、相手にに劣らない(数式を見るだけで怖気づいたりしないような)汎用的な読解力だ。テロ等の手段ではなく立法などの手段で戦うための読解力。

引用元はこちらのリンクから。
それにしても、元記事(朝日)はもうちょっと綺麗な写真をサムネイルにしろよな!ぷんぷん