2/1 毎日新聞 「論点」 小池都政半年の評価と課題について / 議院内閣制と二元代表制
続いて昨日2/1毎日。「論点」で小池都政半年の評価と課題について。三者三様の意見で面白い。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
まず現東京都顧問の上山氏は基本的に高評価。「都民ファースト」の観点から五輪コストや豊洲移転の不透明さを掘り出し、議会のつまらないしがらみや都庁の官僚的体質を突破している。#新聞
次にTVでもおなじみ岸博幸は否定的。「小泉劇場」とよく比較されるが全く違う。小泉は郵政民営化という目的が明確で劇場はその手段だった。小池劇場は(掲げて当選した)「東京大改革」の具体的内容が不明なまま、手段たるべき劇場が目的化してしまっている。(小泉内閣の経産官僚だったのね)#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
最後に、元副知事青山氏は是々非々で、都民や国民が都政や五輪コストに対して関心を持つようになったことは大きな功績としながらも、最近は政局に軸足を置きすぎ、地上自治は地道な行政が必要と苦言を呈す。で、ここからは基本的なことかもしれないけど私全然知らなくてハッとしたんだが→ #新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
「→国政は、外交や軍事などで政治の安定を求める必要があるため議院内閣制を定めている。これに対し、地方自治に対外紛争は想定されないため、民主主義の本来の姿に従い(首長と議会の)二元代表制となっている」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
議院内閣制の意味は知ってたつもりだけど、二元代表制との違いにハッとした→ #新聞
→「民主主義の原理は少数意見を尊重し、公開の議論で物事を多数決で決めていくこと。知事と議員が別々に住民に直接選挙され、緊張関係を保つことを制度が求めている。よって、都議選で知事が多数派を目指すのは危うい面がある→」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
地方自治において知事と議員の拮抗、緊張関係は必然であると #新聞
「→都議会に弊害があるという小池氏の主張は、長く続いた多数与党が原因なので、同じことをしようとする(都議選で知事が多数派を目指す)のは自己矛盾だと思う。市場問題を都議選の争点にすると明言し政局として行動しているのも王道ではない(意訳)」(メモ終わり) #新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
【コトバンクより】議院内閣制:
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
内閣が議会に対して責任を負い、その存立が議会の信任に依存する制度。議会の多数派が内閣を形成し、政権の座につくことにより、立法と行政との間に協力関係が築かれることが特徴。
【コトバンクより】二元代表制:
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
住民が直接選挙で首長と議会の議員を別々に選ぶ制度。
首長の権限は予算や条例などの議案提出や人事など幅広い。
議会は議案の議決などで首長の行政運営を監視する。
首長は議会から不信任を受けた場合に限り、対抗策として議会を解散できる。
二元代表制ってそもそも何? https://t.co/qP38y5V3Zw とてもわかりやすいページを発見。国政における《議会》と、地方における《議会》の役割を混同している例が多いが・・・→
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
国政の《議会》は立法機関。法律を作成し国のありかたを決定していく。地方の《議会》は議決機関であり、立法機関ではない。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
よく《議会は首長の文句ばっかりいってるなぁ》という意見があるが、地方議会の役割は首長の監視。「首長の文句ばっか言う」のが本来の役割である
首長と議会が対立して合意ができない場合、行政活動がとまってしまうのが二元代表制の弱点。そこで、議員内閣制だと認められていない問題解決方法が地方自治法には制定されている。それが《専権処分》と《住民投票》である
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
ほうほう、ほうほう
《専権処分》は憲法に定められる、本来の二元代表制自体を脅かす《禁じ手》なので、行使するのは基本的に緊急の場合と、議会の委任を受けた場合のみ。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
また、《専権処分》を行ったあと、次の議会でその承認を受ける必要がある。
ほうほう、ほうほう
いっぱしに大人やってるが、知らないことがたくさんだ。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日
しかし今ある制度が今に最適だとは限らないんよね
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年2月2日