2015年に見たドラマを振り返る

 

震災後4年に放送された、震災後4年経った高校生たちを描く。
脚本家一色伸幸(女川の女子高生たちの心の復興を描いた『ラジオ』も担当)と、「あまちゃん」の音楽も担当した大友良英(彼も復興支援活動に携わっている)とのコンビ。
スタイリッシュなのに生々しくて、胸に突き刺さるドラマだった。
劇中歌の衝撃。

 

 

なぜか最終回の感想を書いてない。
完成度という点では劣っても、意欲的で魅力的なドラマだった。
人と人との断絶と、「それでも、生きていく」姿を描き続ける坂元裕二の2016年の月9に注目。

 

 

古沢良太が手がけたとびきりハートウォーミングなラブストーリー。
2話のフラッシュモブプロポーズは、2015年のドラマで「腹筋壊れる」勢いで笑ったシーン、ナンバーワン。
め以子に続いて杏ちゃんにハマり役が誕生。ハセヒロ今年もあちこちで大活躍でしたね。
秋に放送されたスペシャルドラマも、骨抜きにならず立派な出来で感激。
ドラマ界では古沢良太の引き合い合戦が繰り広げられてるんだろうなー。

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民放で、12話という短い話数で、昨今の大河ドラマに勝る骨格の確かなドラマが描かれた感動。
佐藤健は、わたし的・2015年最優秀主演男優賞。
彼が次にどんな大作に出演してくれるか楽しみですね。
やまねさんも指摘しておられたけど、いまどき珍しく、まっとうな時代感覚で、逃げずに描いたドラマでもありました。三谷幸喜はこの部分で劣るわけにはいきませんな!

 

 

第一部 高橋是清 主演 オダギリジョー 脚本 ジェームス三木
第二部 小林一三 主演 阿部サダヲ 脚本 森下佳子
第三部 松永安左エ門 主演 吉田鋼太郎 脚本 池端俊策

2015年、まっとうな時代感覚で描かれたドラマその2。三種三様で面白かった。NHKには甘さを排し且つエンターテイメント性も高いこの手の時代劇・歴史ドラマを作り続けていただきたいもんです。



思わぬ深みをもった、変わったエッジをきかせた朝ドラ。
異色作。意欲作。いつしか痛々しい登場人物たちに共鳴し、応援してた。
魅力を語るのは難しいけど、届く人にはしっかり届き、響いてる。
拙さに勝る何かがあった作品だし時代にも合ってたんだと思う。
土屋太鳳に何かとってもいいものをあげたい! この気持ちを届けたい。



菅田くんの進境著しさはもとより、仕事選びの確かさにひれ伏し続けた2015年だった。
しかも2016年も話題作目白押し。ステキすぎる。
気弱で女々しいエンケンさんと、強気でおっさんな菅田くんのコメディってだけで値千金なところ、存外脚本もしっかりしてて楽しませてもらった。

 

 

期待した脚本は若干不発ぎみだったけれど、読み解きたい、理解したいという意欲を視聴者に持たせる地力はさすが。何より、キャストの魅力で最終回まで完走。満島ひかりの才能はこんなふうにも発揮されるのか!! 

 

 

つい何日か前に書いた記事。いやあ・・・想像以上の収穫ドラマでした。

 

「掟上今日子の備忘録」「サムライせんせい」は、年内に見終えることができず。どちらもとても楽しんでいます。「赤めだか」も録画してます。あと、感想は書いたことないけど、先月、私ついに「孤独のグルメ」デビューしました!!


来年は、なんといっても「真田丸」! 大森寿美男が脚本を手がける「守り人シリーズ」。正月特番「富士ファミリー」。長瀬主演の「フラジャイル」。藤本有紀脚本で青木崇高が主演をつとめる「ちかえもん」。民放ドラマはまだチェックし切れてません。4月からの「とと姉ちゃん」も楽しみ。見たいものいっぱいありすぎて感想ブログまで書くには時間が足りないかもー ともあれ、来年もよろしくです。

 

 

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