『民王』 第4話
盛れるだけ盛ってくるな!!ってな貝原の造形。原作小説の設定と比べたい人物ナンバー1だ。枕4つのダブルベッドにボンボリつきのナイトキャップにメトロノームのBGMってどんな寝姿だよw ここまでやってあざとさをギリギリ回避できてるのは高橋一生の技量だと思われる。ちゃんと愛すべきキャラになってるもん。
宇宙人ふうヘルメットの装着が4人にw
真衣に絶交されて怒る翔と泰山の相撲。父と子が相撲で対話って『マッサン』と同じなんだがこちらもオリジナリティあったわー。泰山の相撲好き設定(1話でしこを踏み、2話では本物の力士とぶつかり稽古)がずーっと生きてるのがいいし、まぁそもそも父と子が入れ替わってるしw 投げ飛ばす菅田くんも投げ飛ばされるエンケンもコミカルさを醸し出す所作ですごくいい。最後に泰山(見かけは翔)が投げられてすっきり。
スーツもいいけどナイトガウン姿の菅田くんもいい~~! 髪の毛をかきあげながら書類をめくりつつ、振り返らずに息子(見かけはオッサンw)にいう「おやすみ」がイイ!!イイ!! あの変な天守閣みたいな部屋での作戦会議も好き。もれなく貝原さんが笑わせてくれる。貝原さんは予算委員会での答弁、翔の一言一句に対するリアクションも最高!
中傷とヤジにあふれる予算委員会の「筋の通らなさ」を指摘する翔(見かけ泰山)。やっぱり政治への風刺も込みのドラマなんだな。何でも翔的人情で解決するのは片手落ちだと思うけどね。古沢良太脚本なら政治家やマスコミだけでなく大衆・有権者側ももれなく風刺の対象にするところだけど、このドラマはどうなのかな?
遠藤憲一と草刈正雄のシーンでは、膝に座って頬ずりの絵的にすごいインパクトはもちろんよかったけど、保健室の場面もすごくよかった。父親と体が入れ替わってしまったつらさを切々と訴える娘言葉・娘仕草の草刈、それを大真面目に聞くエンケン。シュールw
狩屋さん、切られなくてよかったー。金田明夫いなかったら淋しいもん。