『大奥』 第4〜5話

重盛が最期を迎えるまで録画封印してました。混乱しそうなんで(笑)。

いや〜忠と孝とを重んじた平家の棟梁が哀しく儚く散った直後に、別の窪田くんを、しかも時代劇で見られるとはね! キャスティングにスケジューリング、グッジョブですぞ! そして役者! あんなに夜なべして読みふけっていた書物からの知識、反・平家派にすら敬われたといわれる高い教養、高潔な人格を、いったいどこに置き去りにしてきたのだ〜〜〜! てほどのノータリン(死語)の色男(死語2)ぶり! 重盛のときの奥さん(元モー娘。)とは結婚後20年くらい経っても新婚みたいに初々しかったくせに、町の女(複数)の唇をさかんにハムハムしやがって〜。そのうちの一人が「純と愛」の鬼先輩だったんで、違和感も甚だしい(笑)。大奥にあがってからの不調法っぷり、小心者っぷりも良かったぞ。多部ちゃん上様に、上手に蹴られました。最後のでんぐり返りのアホっぽさもgood! 若いくせに芸域広ェな!

贔屓の引き倒しってだけの意見ではなく、軽妙な演技は、メロドラマになりすぎな気のあるドラマに良い風穴を空けてくれたと思います。

平山浩行はハマり役だな。しかしあのサイドストーリー(原作にはないドラマオリジナル)が予想の斜め上を行ってくれる予感はしない。4話ラスト、道場で有功さんが玉栄に近付いて「おまえはいい子や」と優しく言い含める場面、やばいくらいのBL風味だった。