神無月の六

●10月某日: 息子の息子さんが赤く腫れてる。ばい菌入ったかな。ということで朝から病院へ連れて行き、終わったところで、ドライブに出かける夫&サクのコンビと別れる。コンビニで文藝春秋を立ち読み。秋元康著の「AKBとは何か」。「各界の人に聞いた、60歳になったら読み返したい本50」。「日本人最高のメジャーリーガーは誰か?」そして、伊藤蘭向井理の対談。今度「悼む人」の舞台化で共演するらしい。それぞれ面白かった。で、家に帰ってひと息ついたところで、夫から電話が入り、サクを抱き上げた瞬間に背中がピキッとなったので家の下までサクを引き取りにきてほしいとのこと。あらら…。文藝春秋の立ち読みだけでひとりのリフレッシュ時間は終了か、と苦笑しつつ、ともかくも今日は安静にしようと、午後に出かける予定はすべてリセット。そこにたまたま友だちから電話があり、ちょっと遊びに来てくれることに。いろいろおすそわけの品をいただき、サクも大興奮で遊んでもらう(もうひとり、すごい情熱でブロックを作り続ける人がいた)。

あ、そういえば今日は早朝にサッカー日本代表戦があったのだ。そしてなんと勝ったのだ。夫いわく、フランス代表は1.5軍ぐらいだったとのことだけど、日本も本田やら岡崎やらいなかったしね。そんなこんなの睡眠不足で夕方、ちょっと気を失うも、夜は元気にワインを飲む。アド街、今夜のテーマは改装オープンした東京駅。こういうの見ると、なんのかんのいっても日本って大した国だと思う。独身時代、2年間丸の内の大会社で働いていた(出向してた)夫は懐かしげだった。

●10月某日: 美容室へ。手術のあとはしばらく湯船に浸かれないだろうから、入浴の手間を省くために髪を短くすることに。とはいえ、「む、結べる長さは確保する方向で」などと言ってしまう自分が情けない…。ところで産後に消去法的な選択で行き始めたこの美容室を、実はけっこう気に入っていることに気づく。ひろびろとしていて洒落すぎてなくてナチュラルなウッドテイストで、なんとなく居やすい空間だ。雑誌で、篠原涼子山田優木村拓哉綾野剛新井浩文のインタビューを読む。昨日パソコンが退院してきたが、ハードディスクもガタがきているとの指摘を受けたので、いつお釈迦になってもいいように、種々のバックアップをとり始める。これ、けっこうな手間ですな…。写真、音楽、文書。重たい。ずっと作業してて腰が痛くなった。昨日の背中ピキッから立ち直った夫が、夜ごはんのあとに肉じゃがを作り、炊き込みご飯の仕込みをしている。夜ごはんを作ったあとに、明日のごはんの準備だよ。しかも明日、自分は出張でいないのに! 「これで生きのびるように」と言われた。拝む。