フィギュアグランプリシリーズ2012 中国杯
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有権者の皆さまにまず申し上げたいのは、この試合、見事、日本人アベック優勝を果たした町田樹と浅田真央の、試合直後のインタビューが、ともに、予選落ちでもしたような、暗い暗い顔で、反省の弁ばかりを述べていたことであります！
…「有吉＆マツコの怒り新党」内、「新・日本三大●●」ふうに始めてみましたが、ほんとびっくりでしたよねおいおーい、優勝だよー？と思わず笑っちゃいました。
いや〜でもなんというかうれしかったです。「フィギュアスケートは特にどうともないが真央ちゃんは応援してる」って日本人はいっぱいいると思うんですけど、私はフィギュアスケートってスポーツが好きなんで、誰が表彰台に乗ろうとウェルカムだし、外国にも好きな選手いっぱいいるんですが、でもやっぱり真央は別格なんだーーーおお、真央、あなたは誰より強く美しい。
ってわけで、SPもFSも点数を見て「っしゃ！ よっし！ よォォォッし！！」と何度も両手ガッツポーズを繰り出してる私を見て、夫が「あんたのそんな本気な姿、久々に見たよ…」と半笑いで引いてたよ。
とりわけSPは本試合がお披露目ということでどきどきわくわく。夕方前、練習に現れた真央さんの写真がさっそくtwitterにアップされてるのを見て「ありゃりゃ、ぷぷぷ」となるのにももう慣れた感がありますw キーラ・コルピはまあいつものこととして、14才のユリア・リプニツカヤだってあんなにおしゃれな衣装を着てるのに、真央さん…ww しかも、いつもEXはあんなに素敵な衣装なのに、試合になるとどうしてそれなんだ。いえ、いいんです。何着たって真央補正（註. 主人公補正みたいんなもんです）がきくから。あ、メイクと髪型はグッド！ ポニーテールがキュート過ぎる！ あと、きれいな背中を出してるのもグッドですよ〜！
で、アイガッタリズムかわえええ！ もう、音楽がかかる前、最初のポーズの段階で鼻血。動き出したら、あまりの愛くるしさに出血多量で倒れそう。
対照的にFSはジャパンオープンと比べてもすごく緊張しているようすで、つられて私も血流がストップするんじゃないかっつーぐらいガッチガチ。かろうじてステップは、くるっくる、くるっくる、くるっくる、くるっくる（×４セットくらい）よくまわってらしたので、私も首が…って私の話はもういいですね。プロトコル見るとジャンプは刺さりまくってるけど（泣）、FSでは真央さん、今季、女子初のSS 8点台をマーク！
メアリーポピンズ…このプログラムが始まるたびに泣けるんですけどなんで？ 去年の「ジュピター」でもいつもじんわりきてたんだけど、むしろこっちのほうが滂沱なんですけどなんで？ あのメロディーに乗って、傘から真央さんの笑顔がちらっ、ちらっと覗いた瞬間にもうダメ。ちなみに息子２才４か月が横で、「かさだ、かさー。くるくるしてるー。あれ？ かさ、ないない、したー」といろいろ実況。はっ、私の話も息子の話もどうでもいいんでした。
ほか、女子。ユリア・リプニツカヤには驚かされました。軟体っぷりにもですけど、あの理知的な目、落ちつきはらった受け答え！ あれが14才ですか？ 去年デビューしたリーザもそうなんだけど、ザッツ・エリート。SP「剣の舞」、黒い長袖長ズボンの衣装が超似合ってたし、変わった振付が多くて楽しい。
キーラ・コルピはいつも試合に華やかさと品位を与えてくれます。衣装といい、音楽といい、安定のクオリティ。トリプル−トリプルの成功すばらしかった。あとのジャンプが崩れたのは残念。でもSSはじめPCSの評価高いね。
ミライ・ナガス、がっちりした・がっちりした言われてたけど、まずもって身長もすごく伸びてませんか？ それも手伝ってか、以前の「奔放なんだけど繊細さもある」みたいなスケーティングがちょっとガサツになったような気がする。ダイナミックってことなんだろうか？ ここ２シーズン、いろいろあって成績が伸び悩んでいるせいか、PCSも押さえられてるな。
中国で今年シニアデビューしたというジジュン・リー（テレ朝はいい加減に漢字表記と漢字読みをやめてちょ）、初めて見たけどしっかり覚えさせられたわ。スケーティングはユリアより伸びやかさがあって、すごく「ひらいてる」感じがあった。
男子。まっちー初優勝おめでとう！！ ＧＰファイナル一番乗り！ 今シーズンはまだまだ、あの良プロがたくさん見られるってことで心からうれしい。でも怖い。全日本が。枠が足りない、足りなさすぎる…うおー！ 高橋大輔、この人もSP練習中の写真にびびりましたが、実際に演技を見ると普通にかっこいいのだった…。ジャパンオープンではとてもいい演技だったので、今回ちょっと調子を落としてただけ、と思いたいが、うーむ…。
てか、男子は１０人アサインできるところ、９人でSPが始まり、ジュベの棄権やナン・ソン君の負傷があってFSは７人に。さみしい、そして心配。かつて伊藤みどりさんが「試合が多すぎる。１シーズン２試合ぐらいにしてほしい」という要望をもっていたとか聞いたことあるが、ＧＰシリーズ（２）、ファイナル、国内、４大陸、そしてワールドという現行の展開はやっぱり厳しいんだろうか。ファンとしては、試合をたくさん見たいし、選手もそれに慣れていて、試合を通じてプログラムを仕上げていってる面もあるんだろうけども。
