最近のフィギュアスケート

最近のスケート話。

中国杯女子FSでは、ユリア・リプニツカヤがジャンプ絶不調で(最初の転倒でどこか痛めたのかも?)、何度も失敗が重なって、本人もいい加減、気持ちが切れそうになってるんだけど、それでもなんとか繋ぎとめて最後まで演技をした姿も印象的だった。音楽が止まったあと、すぐに自分に失望したような顔をして、それでも会場四方の観客に向かって四度、礼をする。フィギュアスケートでは当たり前のことだけれど、10代半ばの子が、外国で、たった一人でリンクの中央に立って、技術を発揮し内面を表現して、失敗しても転んでも、最後までやり抜く。点数が発表されるところまでカメラに抜かれている。

どのスポーツもそうだけれど、本当にハードなものだと思う。リプニツカヤ、キスクラで大粒の涙を流してた。それでもすごくかっこいいと思った、この日の演技も、キスクラも。毎日毎日練習を重ねて試合に出てきてるんだから、失敗したら堂々と悔しがればいい。彼ら彼女らにはその権利がある。今日のこの日は、きっといつかに繋がる。それを信じて、ファンはずっと応援している。