ピョンチャン五輪、フィギュア男子FS



まさに、ソチ五輪でSP16位に沈んだ翌日、FSで不死鳥のようによみがえった浅田真央をほうふつとさせる演技だった。しかもネーサンたら、結局、FSは1位だったのだ!




さあ、いよいよ最終グループ!!!!!


ボーヤンは4位。


パトリック・チャンは9位。3大会連続のオリンピック出場。5位、2位、9位。世界選手権3連覇。カナダ選手権10連覇。でもその偉大さは記録だけでなく、彼のスケートによって記憶されるでしょう。




羽生さんの構成は、4S、4T、3F、4S+3T、4Tso、3A+1Lo+3S、3Lo、3Lzso。すごい気合、集中力、コントロール。演技後はご自分で絶叫! そして今日もリンクにはプーが降り注ぐのであった。本当にほんとうに、なんという人でしょう。317.85!!!!


すばらしかった。ソチの借りを返した、と彼は思えたかどうか。キスクラでは柔らかな笑顔。305.24! いやこれだって、相当な点数なんですよ。




宇野昌磨。彼の飛び道具! 最初の4Fを豪快にズサーと転倒。しかしそこからの立ち直り、集中力、ガッツがハンパじゃない。これは簡単にできることじゃないんですよ。なんという20才! 演技終了後はガッツポーズ! でも彼の興奮はこのときが最高潮でこのあと急速に冷め(笑)、306.90という点数が出て銀メダルが確定してもぽやーんとしているのだった。










昌磨さん、最終滑走だから、それまでの全選手の演技を見ていたそうだ。
「みんなの演技を見ると楽しいと気づいた。どうせ自分の番までやることないし」
現役組も引退組も、口をそろえて「ありえない」。ふつうはみんな、人の演技や点数を見て動揺しないため、ヘッドホンをつけたりしてるもんです。

フィギュアスケートで、しかも男子で、日本人選手が金銀を獲得するなんて、20年前の日本人に行っても一笑に付されて終わりでしょうね。想像を絶する偉業を成し遂げるにふさわしい2人の超人だが、勝負根性の塊のような羽生さんと、マイペースの権化みたいな宇野さんという、まったく違うベクトルの超人なのが本当に面白くてだな・・・!!!