サクことば 42 満4歳3ヶ月のつれづれ

おお、ことばの記録、約一年ぶり…。基本的な口語の文法はかなり完成されたなーと思う。そこらのまとめは、また後日、時間があればするとして、最近の語録。

●夏休み、図書館の子ども絵本コーナー(靴を脱いで上がる)に「行ってきなよ」と私が言うと、「ちょっとはずかしい」。子どもがたくさんいたので。そういう感覚を「恥ずかしい」って言葉で表現できるのにびっくり。

●同じく夏休み、銀行へ歩きながら、手を叩くリズムに合わせて3文字の言葉を言いあうゲームをしてた。「くーるーま」とか、「とーんーぼ」とか。銀行へ着くと、ATMは長蛇の列。ヒマつぶしに続けようと、小さな声で私が「めーがーね」と言うと、はにかんで微笑み「いわなくていい」。公衆の面前でやるのは恥ずかしかったらしい。

●悪態や、だだっこ、ワルいお兄ちゃん言葉。「はいはい」。「わかってるって」。「すげー」。「やべー(←たぶん意味はわかってない)」。「こんどじゃむりだから、いまがいい」。

●ママに向かって「もう、そんな、おこらんでいい。」「おこったらいや」。「またおこった」。「まま、そんなにおこらないよ。よくないことだよ」。良くないことだよって何(笑)。たぶん、幼稚園の先生がそういう言い方をするのかも。てか、私、自分ではそんなに怒るママじゃないと思ってるんですが(笑)。

「○○くん、そっち、もっとーやろ。ふたつは、いかんとよ」。えらそうな説教。こういうのも先生の受け売りであろう(笑)

●博多弁。↑のように、幼稚園に入ってから、博多弁が多発。「なんしよーと」「それ、せんでいいと」「そこ おいとったほうがいいけん」。やっぱり、方言には社会的側面があるんだねえ。コミュニティの一員として、みんなが喋ってる言葉を喋ろうって思うんだろうなあ。まだまだ舌ったらずの博多弁。かわいいような、かわいくなくなったような。

●絵本を読み聞かせてるとき。「今日は暑いねー」というセリフを私が読むと、すかさず「ぼうし かぶってないけん あついとよ」。お説ごもっとも。

●パパと床屋に行くとき。玄関先で私「いってらっしゃい。がんばってねー」 サク「ちょっと きんちょうするー」。緊張するって語彙があるのか。

●私の実家で、私と夫の結婚式の写真(翌年の年賀状)が飾ってあるのを見て。サク「おとうさんと おかあさんだ」 私「ね、ママ、おしゃれしてるねー。なんだと思う?」 サク「けっこんしたっちゃない?」 わ、わかるの?! 結婚式って知ってるの?(出席したことはない)

●ある日突然。「ぼくと おかあさんが けっこんしたら、べつのあかちゃんが うまれるっちゃない?」 お、おい待て、それは近親相姦といってだな・・・!

●そう。サクはレベルアップした! 両親の呼称が「パパ、ママ」から「おとうさん、おかあさん」に変わった! 9月に入ってほどなくだったと思う。何の前触れも、きっかけもなく、突然。

数日経って、夫が、「どうして最近、おとうさんなの? パパじゃないの?」と尋ねると、「もう、おわったんだよ」。なんか淋しいんですけどー! そりゃ、いつかこういう日がくるとわかってたというか、こないと困るが、小学校に入ってからとかさー・・・。ほんのひとときだとわかってるからこそ、「ママ、ママ」ってラブラブで呼ばれたかったんだが、まさかこんなに早く卒業してしまうとわー。

真相は不明だが、仲良しの子が「おとうさん、おかあさん」と呼ぶので、そっちのほうが大人っぽい、パパママなんて子どもっぽい、って思ったんじゃないかとみてる。クラスでは、パパママ呼びする子も少なくないけど、サクってそういうとこ、けっこう敏感な気がする。にしても、「これからは、おとうさん・おかあさんって呼ぶんだ」って自分で決めて、ほんの数日で、ほとんど間違えずにきっちりそう呼ぶようになるって、子どもってすごいなーと思う。それから早、一か月以上経つが、私と夫は、まだまだサクに向かって自分のことを「パパはね」「ママがね」と言っている(笑)。