師走の十 / グランプリファイナル
●12月某日: 夫、朝から仕事の試験へ。サクは顔色も良くなり、あれこれ遊んだり、ふざけて変な顔をしたり、調子が出てきた。母が来て相手をしてくれている間に、私は買い物へ。散歩も兼ねて。やっぱり外の空気に触れるって大事ね・・・リフレッシュ。母とかなりはしゃいで遊んでいたとはいえ、家の中だし、ほんの2、3時間だしと思っていたら、サク、なんだか眠そう。寝かせてみたら、寝た。夕方、試験帰りの夫と交代で投票に行く。夜は、病み上がりの子どもを連れて外食。予約して楽しみにしてたんです、試験の打ち上げなんです、家族忘年会なんですー! 18時からコース料理をどんどん出してもらい、生ビールのあとに赤ワインを2人で一本あけて、1時間半ほどでササッと撤収。サクもよく食べてた。衆議院選挙。自民は-3議席だが公明が+4議席で差し引きすると+1。民主は実は+11で、共産の+13と合わせて、これは次世代の党やら生活の党やらの減少を吸収した形。なんにしても、自公で324議席というのは圧倒的数字である。東北では悪天候だったのもあって、投票率52%台は過去最低になったが、投票率がどれだけ落ちようとも議席はそれで決まり、議席によって政策は動いていく・・・・。
グランプリファイナルFS。男子は羽生がついに美しい4Sを決め、次いで4Tも決め、3A+3Tも、3A+1Lo+3Sも決め・・・つまり最後の3Lz以外すべてのジャンプを決めスピンもステップもそろえて、194~点を出す! そうなんだよね、これができる人なんだよね!! やはり現時点で彼の地力が抜きんでているのは疑いようのないところ、というのが再確認された結果になった。合計点、2位のフェルナンデスは253~点。これはもちろん銀メダルとして相応の点数だ。けれど羽生は288点なのだ! この差…! 地元バルセロナでフェルナンデスがSP5位から巻き返したのはうれしいし、すごい。日本選手と違って、ハビエルは地元ファンの前で滑ることはほとんどないから、かなり慣れない緊張だっただろう。3位にヴォロノフが入って27歳で初メダルを獲得したのもすばらしい。それにしても羽生・・・! すごい物語を作る男だ。
女子は今シーズンの充実ぶりをそのまま反映したようにトゥクタミシェワが優勝! 203点。FSは136~点。FSで134~点のラジオノワが逆転で銀メダル、そしてSP6位からFS129~点を出してアシュリー・ワグナーが3位に入ったのがすごくすごくかっこいい! アシュリー!! ユリア・リプニツカヤは体形変化の時期に入っているということだろうか。FSは111~点。昨年オリンピックでは8点台後半もコンスタントに出ていたSSは、今回のFSでは7.86だ。何にしてもロシア女子の強さ、層の厚さは大概なもの。