『カエルの王女さま』 第1話

予告の面白くなさが異常だった。あれで視聴者をどれくらい食いつかせるつもりだったのか…。しかも、タイトルが悪すぎる。「さびれた町のママさんコーラス立て直しの話で、「カエルの王女さま」でっす!」といって、「おもしろそう、見てみるわっ☆」てなる人、めっちゃ少数派やで。

そんな、謎すぎるドラマ「カエルの王女さま」のスタートである(案の定、初回視聴率は悪かったらしい。京都でひどい事件も起きてたしね…)。

見てみると、キャストは地味。ストーリーはテンプレ通り。好き嫌いハッキリ分かれるミュージカル臭。

がっ、しかし! 見れる。全然見られる。録画なのに15分延長なのに一気に最後まで見た。

無意識のうちに心の中で比較対照してたのは、先だって放送されていたル・プティシュ→ハラペコキッチン→ハングリーとかいう名前の変遷を辿っていたレストランのドラマ。うーむ、これは、脚本の差か、演出の差か、関テレとフジのドラマ部の差か、主演の演技力の差か。たぶんすべてだね(にっこり)。

ベタでも強引でも、テクニックと腕力との合わせ技で、視聴者は気持ちよくだまされるのです。そりゃ、名作の予感まではしなかったけど、安心して視聴継続できるクオリティ(←ハングリーだってほぼ完走したくせにww)。

やー、あまみん on the stage は胸熱だったね。このブログでも何度か書いているが、私ったら、特にヅカファンでもなかったくせに、あまみん二番手〜トップ時代のみ、なぜか宝塚見てたからね(テレビでだけど)。あまみんの光源氏もレット・バトラーも稀代の怪盗も不良少年も見てたからね(ふふふごめんなさいね>たるみさんへの私信)。演歌歌手やったり、スペシャルドラマで越路吹雪やったりしてたけど、ついにミュージカルスター。この際、ドラマの出来は1.5〜2流でいい、だからあまみん、毎週歌ってくれ! 

あまみんて、宝塚時代は歌の名手として知られてたわけじゃなかったと思うのに*1、「あの鐘を鳴らすのはあなた」、パネェ!て感じだった。黒木のお姉さんなんて、宝塚時代から歌に定評はなかったけど、引退後たまに歌うと、もはや「ああああああ」と耳をふさがされてしまうレベルなのだがw

しっかし受け手もいないのに、ひとりで粛々とリアクション芸と小芝居にいそしむあまみんはとってもけなげであるww 大島優子さんの役へのハマり方もパネェ!だった。あれを見て、誰が今をときめくAKBのナンバー2だと思うであろうか(好きですけど)。そして、石田ゆり子小泉孝太郎の夫婦に萌え殺されるかと思った。やばい妄想が妄想が妄想が(以下エンドレスリピート

*1:じゃあ何があまみん@宝塚の売りだったかって、“十年に一度の逸材”“大型新人のスピード出世”だったと思う