弥生の十二

●3月某日: 帰省中の友だちが遊びに来る。事前の公園遊びで体力を使ったサクは寝地蔵状態でお出迎え。友だちの娘ちゃんはサクと1カ月違いなのだが体もしっかり、言葉も達者で、どこに行っても2歳過ぎていると思われるそうだ。ねんねだったふたりが、今や親そっちのけでふたりで絡んでいる姿がかわゆし。ごはんをたくさん食べて「うわー大きくなったねー」と親ふたりが娘ちゃんのシャツをめくっておなかポンポコリンを撫で撫でするのにサクも参加し、それからしばらく経ったあとも、ひとりで彼女のおなかを撫でてニコニコしていた。そして、別にけしかけたわけでもなく、カーテン越しにチュー! きゃふ〜ん。ママ同士の話も有意義。第2子妊娠中の彼女が帰ったあと、このブログの<妊娠>カテゴリを読み返す。感慨深いことこのうえなし。

●3月某日: 「カーネーション」に周防さんの娘が〜〜〜! そこで画面に映し出されるのは、ありきたりな周防さんの回想シーンではなく、闇空に爆ぜる打ち上げ花火。このドラマはこういうアグレッシブな演出を随所に用いて視聴者をハッとさせるのも実に上手だったなあ。朝は冷えるけど、日が高くなってからはむしろ暑いくらいにまで気温が上がる。タートルネックのニットなんぞで外に出たのは完全に間違い。最近、毎日いくつかの引っ越しを見かけるし、春だなあ。珍しい公園に行くと、サク、すべり台の麓(?)でもじもじしているので、一度抱っこしてのぼらせ、座らせ、手を離してシューッとやると、地面につっぷして大声で叫び抗議された。ははは、スマンスマン、無理やりだったね。特番の季節だし、と思わずTV Bros.を買う。芸能人文化人などなどの連載も楽しみな当誌、いつもはおちゃらけた(もちろん面白い)文章を書いている清水ミチコが、「孤独死」なる語についてまじめな意見を書いているのがすごくよかった。大いに共感。