『江』 第20話「茶々の恋」
ムカイリの前段に、秀吉と茶々の大大大ラブストーリーをこんなにも延々と見せられるとは、いったい誰が予想したことでしょうか。というか、岸谷五朗と宮沢りえの大大大ラブストーリーって、世間のどこらへんに需要があるのでしょうか。
・・・・って、ここにあるよ! なんだかんだ言いつつ毎週嬉々として見てるのは、アタシだよっ!(懐かしのにしおかすみこ風に)
だってだってだって秀吉気持ち悪いし〜〜〜、ひざまずいて手をとっての「尽くします、尽くします、守り抜きます」のセリフには「田渕センセイよ、そこまでするか」と呆れたし〜〜〜、抱き合うふたりのバックに満月が・・・・って演出にはちゃぶ台ひっくり返したくなったけど(演出の野田雄介! オマエの名前は忘れてないぞ、『天地人』のときもモッサかったな!!!)〜〜〜、でも、でも、見ちゃうのよ! 『JIN』は見逃しても『江』はリアルタイムでしっかり見てるのよ! どう考えても世の中と逆行してるのよ!
ほんとのほんとに、いくらスイーツとはいえ、脚本はもうちょっと練ってくれないと、これ見てる自分が嫌いになりそうなんで困るんだけどさ、なまじ、宮沢りえと岸谷五朗が芝居ができるもんだからさー。てか、この脚本で、ここまで緊張感のある芝居のできる宮沢りえにはお見それしましたというしかない。すばらしきプロ根性。今んとこ、江じゃなくて茶々を主役で一年間やってくれんかね、と思わざるをえない状況。今日だって『茶々の恋』というサブタイトルにふさわしい熱演だったし、来週の『豊臣の妻』も楽しみ*1。
茶々さま編はご懐妊をもって一段落して、次はお江ちゃんの二度目の結婚なんだけど・・・。利休の抹茶より濃かった岸谷×りえちゃんに比べて、EXILEとお江ちゃん、ぐっと若くなるんでビジュアル的には見やすいとしても、こうなると、演技力の面でかなりの不安があるなあ。上野さんはできる子のはずなんで、真価を見せつけてくれるような展開にもっていってほしいです。
*1:あれ?そういえば、篤のときも「徳川の妻」ていうサブタイトルあったよね