『江』第15〜17話「猿の正体」「関白秀吉」「家康の嫁」

こちらはこちらで楽しんでおります。いや〜、なんか気楽でいいよね。このドラマ。見てて疲れないもん、ハハハ。

それだけじゃなく、ここ最近の歴史の処理が嫌いじゃない。将軍にはなれなかった秀吉が公家に金を積んで関白の地位をせしめるくだりや、おきまりの旭姫・大政所を家康に送りつけるくだりなんか、ユーモラスに誇張してあるけど、実際、大筋はあんな感じだろうっていうオーソドックスな解釈を見せてくれて好感がもてた。

秀吉と江、秀吉と茶々の関係など創作バリバリの部分ともうまく噛み合ってきているように思う。信長が世界平和のために(笑)戦に明け暮れていたころよりも、ずっと安心して見られます。それにしても、秀吉×茶々をあんなに正面からラブストーリーっぽく書くとは、さすが田渕大センセイですな。

「ほうれい線が・・・」とか「早く実年齢に追いついて」なんて声が私の周囲でもささやかれているけれど、ええいおのれら、無礼千万、斬って捨てるぞ! 私は、秀吉と同じくらいお茶々さまにメロメロですよ〜。お江ちゃんやお初ちゃんとは対照的におとなしやかにしてるんだけど、ちょっとした表情の変化やせりふまわしにハッとさせられます。

惜しむらくはお江ちゃんなんだよね〜。ぱーっと笑顔になるとか、いきいきと輝く場面が少なくてかわいそうに思います。お菓子食ってばっかりの割に、お初ちゃんはけっこうかわいいのにな。