『BOSS』 第5話まできた
すごく面白かったらしい4話(古谷一行ゲスト)は見逃してしまってるんだけど、5話まで見てきて、続編って難しいなと思う。
吉瀬美智子と戸田恵梨香を欠いてしまって、それを新メンバーが埋めきれてないのは誰もが認めるところだろう。視聴者はこのドラマのおふざけの部分が好きなんだけど、その比重が増えすぎると、なんというかシャープさが失われてしまう。片桐、花形、岩井、ヤマムーが軽い存在になっている。りかちゃんはイマイチかわいげがないし、結婚生活に闇を抱えているらしい田所のネタをそろそろやるんだろうけど、悲しいことに興味がもてない。縦軸になるのだろうと思っていた大森ピィピィのネタは、ここ数話なりをひそめている。うまいことちょいちょい匂わせて、ひっぱり続けるんだろうと思っていたのにな。
それこそ、よっぽどうまく描かない限り、絵里子の恋愛沙汰は興を削ぐだけだし、まして絵里子と野立にくっついてほしいと願う視聴者はほとんどいない。けど、『1』で毎回、事件が片付いたあと、丸山(だったっけ、役名)と居酒屋のカウンターで飲んでいた絵里子の姿は、ドラマに深みを与えていたように思う。今は、ラストに高そうなバーで野立と飲むのが定番で、異性ながらに対等でかっこいいふたりに毎回ほれぼれしちゃうとはいえ、ふたりの良き相棒っぷりは、もうじゅうぶんわかりきってることだからなあ。あのシーンに必要性が薄い・・・とまではいわんけど、もうちょっと、なんかほしいところ。
それでも毎週楽しみに見てるわけで、天海ねーさんの自分への訴求力の強さをつくづく思い知らされております。