2012年大河ドラマ『平清盛』キャスト予想 その2 西行・後白河

ここがいちばん、予想のしがいのあるところです。しっかし難しいんよな〜〜〜。なかなか妙案(?)が浮かんできませんが、うかうかしてると正式発表がありそうなので、書く。


西行も後白河天皇も最たる主要人物、大河ドラマ平清盛』におけるF4です(・・・ほんと?)。ネットのあちこちをうろついたところ、このうち、西行についてはARATAというのが予想の大本命。うん、もう、それでいいよって思えてきました。

や、「それでいい」っていうと語弊があるんですが、なんか、もう、流れができちゃってる気がするんですよね。ARATAさんが遠からず大河ドラマに出ることは間違いなく、今年のキャストに入ってないなら、これはもう来年でしょうと。来年ならばけっこう大きい役でしょう、と。すぐれた武士であったが争いに嫌気がさして出家し、漂泊の歌人として旅を続ける。女院・待賢門院に恋をしていた・・・なんて設定が、加えられるとかなんとか。そんな、一種、世俗を超越した、けれどそこはかとなくフェロモンの匂いたつような美貌の僧侶に、ARATAさんはぴったりです。

だいたい、年に一人は、横文字とか、名前オンリーみたいな人のキャスティングってあるもんだしね。2007『風林火山』のGackt、2008『篤姫』の瑛太、2009『天地人』の杏、2010『龍馬伝』のマイコ、今年は、エグザイルの誰とかさんですよね。ARATA、来年のその枠にぴったりです(?)。


で、後白河なんですが。数奇なさだめにより即位し、平氏も源氏も公家も、ありとあらゆる人を翻弄して権力を握り、かつ、「遊びをせんとや生まれけん」と酔狂にすぎるほどの趣味事への傾倒を見せる・・・・近代以前の歴史では、5本の指に入るくらい有名な天皇

イメージ的には、ここは怪演枠ですよ〜。2005『義経』のときは、平幹二朗が老獪・クセ者のこの天皇法皇)を演じきっています。しかし! 今回の後白河は、主人公・清盛よりも10歳くらい年下で、すごく若い時分からの登場が予想されるのです。

大河ドラマのキャスティング予想において、年齢にこだわりすぎては、見誤ってしまうのは明らかで、宮沢−水川−上野の三姉妹とか、江より7歳年下の夫に向井理、とか、そんな無理くりは今年に限ったことじゃぁありません。だいたい、松ケンさんより年下ってことになると、かなりの若手になってしまいますからね。だからといって、松ケンさんより15も20も年上ってのも、ちょっと考えにくい気がします。うーん、40代ってことはないんじゃないかな。

しかも天皇ってことになりますと、雰囲気をかもしだしてもらわないと困る(誰が?)。。。。ってことで、ついつい伝芸=伝統芸能の方々を推したくもなるってわけでありまして。しかし、尾上菊之助・・・? 中村七之助・・・? ふたりとも明治天皇を演じた経験者ではありますが、その系統とは、またちょっと違う気がするんだよな。

で、ほうぼうで予想にあがっているのが、狂言師茂山宗彦逸平の兄弟ですね。ともにNHKドラマ出演経験があり、特に宗彦さんのほうは今回の『清盛』と同じ脚本家の『ちりとてちん』に出演していました。うーん、ありそう。しかし、私は『ちりとてちん』を未見なので、この方の演技を知らないんですよね・・・。

一般の役者(って変な表現だな)なら誰でしょう。ネット上で名前が挙がっているのは、山本耕史。なるほどです。演技に心配はゼロだし、年齢的にも無理がないし、『新選組!』および『陽炎の辻』により、NHK視聴者、特に中高年層にもばっちり顔が知られていそう。ネックは、数年中ではないかとも予想されている三谷大河第2弾に出ないはずがないので、ここでくるのか?てことかな。

森山未來。彼もまた、近々に大河出演を、しかも大切な役どころでの出演を嘱望される役者のひとりです。『刑事の現場』『その街のこども』でNHK実績もじゅうぶん。ただ・・・ただ、松ケンさんと、ちょっとイメージがかぶってるんじゃないだろうか? とも思えます。

その他、思いつくままに挙げます。及川光博。40代です。でもミッチーなら年齢の壁はポーンと越えてくれそうだよね。むしろ問題は絶好調の『相棒』との両立が可能かどうか。堺雅人。また?って声も聞こえてきそうですが、いいじゃないか! 見たいもん! 青木崇高。『ちりとて』枠からの出場。。。といったら本人に失礼? 『龍馬伝』での好演も記憶に新しく、またいい役で出てほしいもんです。成宮寛貴。若手で怪演を期待できる人物ってことで。小出恵介。イメージ違いすぎますか? 彼には、イケメン枠、さわやか枠に留まらず、これからも冒険的な役をやってほしい。去年も今年もアミューズ大河なのに出演がないので、来年あたりくるんじゃないかと思ってます。