『坂の上の雲』第8話「日露開戦」
いやはや、いやはや〜。何から何まで豪華なんですわ。そして、その豪華さが嫌な方向に向かってない。
大国ロシアと開戦してしまうまでの歴史の表側の描写、ことさら詳しくやったわけではないのに緊張感がすごかった。内閣や軍部の面々はまさに「お歴々」という言葉がぴったりの顔ぶれ。尾上菊之助の明治天皇はさすが。明治の初めを描いた映画『ラスト・サムライ』での今より若かった七之助の青年明治天皇もよかったが、あの30年後くらいに菊之助になった・・・て感じで違和感なし。
また、久々に一緒の画面におさまるモックン・阿部ちゃんの秋山兄弟のゴージャスさかげんといったら。プラス松たか子だぞ! 兵たちの命を預かる立場になったふたりの、「一家全滅しても恨まず」の覚悟。「ひとりになっても立派に子どもを育てます」とりりしく言いつつも、ひとりで佐世保まで来た夜、夫の乗る軍艦を見て「元気で帰ってきてくださいね」と言わずにはいられない、でも笑顔で願う石原さとみ。ロシアの皇帝一家のシーンも、「ロシア革命って1911年だったっけ・・・だとしたらこの一家、あと何年かで・・・」なんて思い浮かべさせられ、やたらとぞわぞわした。大げさなセリフや動きがなくても、歴史の激動の中で生きる人々って感じがすごく出てるのであるよ〜!
そして、クレジット厨としては、テーマソングの最後の最後まで、キャストロールに興奮だよ。
松たか子(秋山多美)→ 尾上菊之助(明治天皇)→ 中尾 彬(日高壮之丞)→ 真野響子(乃木静子)→ 柄本 明(乃木希典)
という、大河ドラマのトメグループと見まがうような真ん中グループのあと、
と完璧に大トメ級のふたりが並び、さらに間をおいて
西田敏行(高橋是清)→ 舘ひろし(島村速雄)→ 米倉斉加年(大山巌)→ 竹中直人(小村寿太郎)→ 江守 徹(山縣有朋)→ 石坂浩二(山本権兵衛)→ 渡 哲也(東郷平八郎)
という大量投下のトメグループ! 怒涛というにふさわしい役者陣である!