『かわいいからだの救急箱』寺門琢己
かわいいからだの救急箱―気持ちいいからだをつくる70のメニュー (幻冬舎文庫)
- 作者: 寺門琢己
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/10
- メディア: 文庫
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もともと座業をしていたもんで、肩こり・腰痛・眼精疲労などはお手のもの(?)だった。そのころに買って読んだこの本、先日、本棚の奥で発見して再読したら、これがまあ身に沁みた。
0歳児との日々は、抱っこにおっぱい、おむつ替え。24時間態勢で体を酷使しており、且つ、かつてのようにジョギングなどで積極的疲労回復をすることもままならない。仕事をしていたころよりもずっと、体のメンテナンスの必要を感じているのであーる。日々、年齢を重ねているわけだしね・・・ゴホッゴホッ。
通っている(といっても月に一度だが)整体でも、「肩が痛いです」と訴えたからといっていきなり肩を揉むのではなく、脇だとか首だとか腿の裏だとかいろんな順番でほぐしていってくれるのだが、整体師さんが書いただけあって、この本にも同じような方向性を感じる。
たとえば肩が凝ってつらいとき、どうしてもその肩ばかりが気になるけれど、足をさわってみたら、足がすごーく冷たくなっていたりする。それで足湯をしてみると、体全体があったかくなって肩も楽になってくる。肩のところで停滞していた血液が、じっとしていることで冷えていた足をあっためることによって体全体にまわるようになったから・・・。足湯が無理なら、手のひらであっためてもいい。もちろんカイロでもいい。
体は全部つながっていて、循環している。だから、からだのつらいところを良くするのも「からだ」だったりする。
この本にはそういうことが書いてあって、読んでいると、からだってけなげだな、がんばってるんだな、大事にしなきゃな、という気になってくる。エレキバンとかバンテリンとかそういうお手軽でちょっと単純なやり方ではなくて、もう少し、からだ全体のことを考えてメンテしようと思う。日々メンテしながら生活しようと思う。
イラストがかわいいところも、そう思わせるのに一役かってます。