長月の四
●9月16日(木): スーパーで、4−5歳の男の子が「ママー! どこー!」と叫びながら店中を探し回っていてドキドキ。やがてトイレから戻ってきたママに全力で抱きつく姿を見て、これぐらい大きくなってもママって絶対の存在なんだなーとしみじみ。午後は東京から帰福中のしずが来宅。ちょっと外でお茶を、とかいうのもまだまだ難しいお年頃(サクが)、家まで来てもらえるのはとてもうれしい。半年ぶりだったのだが、そんなに経ったのかな?という気がする反面、起こったことはありすぎる! しずからも驚きの話がいろいろ。
●9月17日(金): 『花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス♂〜』の録画、最終回をついに見終わる。おもしろかった! 最後の、クサくて冗長な、ひとりひとりのとあいさつも良し。水嶋ヒロはこのドラマが一番いいよね、とは昨日しずも言っていた。ヒブと肺炎球菌の予防接種について真剣に検討し始める。「ひよこクラブ」でわが子が細菌性髄膜炎に罹ったお母さん達の手記を読んだのだが、こんなこと絶対に耐えられないと思ったのだ。
●9月18日(土): 夫の実家、篠栗へ。1ヶ月ぶりだが、大きくなった、かわいくなったとベタぼめされる(もちろんサクが)。夕食時は超ぐずぐずで1時間近くおっぱいを吸っていたのだが、おじいちゃんとお風呂に入ってからはゴキゲンに。指しゃぶりを繰り返しながら眠りにつくまでの一部始終をじっと見守り、熟睡を確かめると「じゃ、おやすみ」とすばやく部屋に引き上げる義父は、ほんっとうに孫が大好き。
●9月19日(日): 篠栗の朝、寒し。義父が後ろ髪ひかれながらゴルフに出かけ、義母と4人で昼すぎまでまったり過ごす。隣の家の奥さんが見に来たときがゴキゲンのピークでにっこにこ愛想をふりまくサクだった。夕方、しずからメール。「失くしたっていうの、これ?」添付の写真を見ると、うちの郵便ポストの鍵が写っている! しずに渡したおみやげの袋の中に入っていたらしい。しずと一緒に、福岡〜長崎〜大分〜熊本と長旅をした鍵くんだった。
●9月20日(月): 3連休最終日は夫と交替で整体へ。体はてきめんに楽になるんだけど、同時にぐったりもする。揉まれるのも体力を使うものらしい。帰宅後はころがってマンガを読むなどして過ごす。私と離れる時間があっても大丈夫なように、ときどきミルクを飲ませようとしているのだが、日に日に受け付けなくなってきた。飲みたいけど飲めないのか、飲みたくないのかがわからない・・・。哺乳瓶には吸い付くんだけど、すぐにむせてベーッと口から出てきて激しく泣く。かわいそうなので50ml(のうち大半は口から出ていたような)で断念。
●9月21日(火): 近くの小児科に足を踏み入れ、看護師さん?に予防接種のことをいろいろ聞く。悩む。夜、夫とも話す。土日は抱っこの手が増えるので、月曜日にぐずることの多いサク。この日は3連休明けなのにほとんどぐずらない、というか良く寝る子。家じゃない場所でお泊りなどあったので、サクなりに疲れていたのであろうか。5時間近く空いたあとの授乳のとき、たまたま胸にパッドをあてていなかったら、右のおっぱいをサクが吸い出したとたんに、左のおっぱいが出てきて、みるみるうちにTシャツに染みが! びっくりした。
●9月22日(水): 友だちからメールがくる。初めての土地で始まる子育てって大変だろうなとしみじみ思う。おまけに旦那さんは出張が多いらしいし。同じ母同士、できることは少なくても、助け合い励まし合いでいきたい。こないだ義父が言ってた。子育ては、両親、親兄弟、友だち、地域、そして行政。みんなでしていかなきゃいけない、と。義父はこういうことを、きれいごとみたいじゃなく、心底から言う人だ。夜ごはんは手羽元煮ときゅうり・ピーマン炒め、野菜サラダだったのだが、気づけばすべてに酢を使っていた。