夫方へ帰省

午前中、夫方の親戚の初盆のお参りに寄らせてもらう。親戚の中で絶大な発言力、それに見合う行動力ももちろんもっているドン姉さん(詳しくは→記録より記憶。プライスレス! - moonshine参照)の娘さんふたりとも初めて会う。この人たちは、夫の年上の従姉妹にあたり、つまりは私にとっても義理の従姉妹ということになる。夫を介して(というのも変だが)親戚が増えるということ、彼の配偶者であるというだけで、親戚の輪の中に当然のように迎えられる自分というのが、すごく不思議。

その後は、篠栗の夫の実家にお盆のごあいさつ。
義妹夫妻は、第2子がまだ生後3ヶ月にもならないこともあり、この夏は帰省を見合わせているので、私たちと両親のみで4人の昼食。つい先日、(記録的な大雨の中での)法事に参加して(すったもんだの末)超豪華な食事をいただいたこともあり、「今回は4人だけだし、ほんと、もう適当なもんでいいから!」と夫が念を押し、「うんうん、わかった。軽めにね。」なんて返答をもらってたのに、なのに・・・田舎ってすごいよ!

「今日は、ほんと、野菜メインだから。ささやかでごめんね〜」って言う義両親が台所から食卓に料理を運ぶのをお手伝いしようとすると。
何これ。

  • 天ぷら各種(えび、かぼちゃ、なす、ピーマン、シソの葉、インゲン)
  • なすの揚げ浸し(大根おろし、小葱)
  • サーモンのお刺身
  • たけのこの煮物
  • 干し鱈とごぼう、こんにゃく、昆布の煮物
  • インゲンの胡麻和え
  • イカと胡瓜の酢の物
  • かぼちゃの煮つけ
  • グリーンサラダ(レタス、ハム、きゅうり、たまねぎ、にんじん)
  • 奈良漬などのお漬物

確かに・・・確かにお野菜がたくさんではあるけれども。種類といい量といい、半端なさすぎなんだよ! だいたい、天ぷらだけで8人分くらいあるっていうの! 今日は何のお祝いだ?! やっぱり朝食を抜いといて正解だった。食後に、「梨とか桃とかスイカとかあるよ?!」て再三誘われたが(しかもスイカはまるまる1個だし、桃や梨はダンボールにごっそり)も、もう無理です・・・。午前中から、どんだけ料理してんのよ!

いやー、毎回、感動を禁じえないほどなんだけど、これが田舎のおもてなしというものらしいです・・・。凄すぎ。

義父は庭での野菜作りを趣味としているのだが、これがまた、家庭菜園というレベルを超えたスケール。食後、しばしお昼寝をしたあと(どんだけ態度がでかい嫁だ・・・だって、寝ろ寝ろってすすめられるんだもん。太らせて食う気か?!)、夫と畑を見に行こうとすると、お義父さん「この夏はとにかく日射が少ないけん、なんも出来とらんとよ〜」とさかんに愚痴るのだが、実際に行くと、ぬおーっ、めちゃめちゃ繁っとうやん!

「あるもんだけでも持っていきなさいよ、明日、エミさんのご実家に行くんなら、お父さんとお母さんやお姉さんご夫婦にもね」と言いながら、なす、ピーマン、かぼちゃ、たまねぎ、シソの葉、インゲン・・・と、次々ともぎとるお義父さん。まだ収穫するには早いけど、里芋の葉(見たことあります? すんごい大きい葉っぱ!)や、すいかまで植わってた。じゃがいももゴロゴロできてたけど、先月末にもらったものがまだ我が家には残っているので辞退。

そのほか、親戚や義妹から送ってきたという、梨や桃、フルーツゼリー、お茶の葉、ブルーベリーの実、蟹1匹(!)、それに、昼食で余った(そりゃ余るよ)煮物各種もパック詰めされ、ほんと、「じゃあ帰ります」って言ってからのおみやげを詰めるのに、毎回てんやわんやである・・・。

今朝もそんなにお料理をしてくれた義両親だが、昨日は、親戚の初盆準備のお手伝い、及びご近所の初盆をいくつも廻り、私たちが帰ったあとの今夜は、地区の盆踊りでたこ焼きやら焼き鳥やらを焼くスタッフとして活躍するという。やっぱり、すげえ、すげえよ、田舎の生活・・・!