『ぼくの妹』 第6話

このドラマ、視聴率といえば7%あたりで推移している。
確かに、主演の兄妹(オダギリ、長澤さん)以外のキャストは、かなり地味。。。。
なんたって、ともさかりえちゃんは第1話であっけなく死んでしまって、実質の3番手・4番手といったら、千原ジュニア大滝秀治さんですよ!
ほんと、TBSは、『Mr.Brain』から、もうひとり、ふたりぐらいの予算回してやれよ!てなもんだ。

そして、ネットでの評判は、
「“ほのぼの兄妹もの”かと思わせといて、サスペンス?」
「サスペンスかと思えば、長澤さんと千原ジュニアの恋愛?!」
「何がしたいの?!」
「テンポ悪い! 話が進まない!」
「ながさわもおだぎりもひどい劣(以下略)」
などと、さんざんなのですが・・・。

でも、私は相変わらず、興味深く見てるんですがね。
とにかく、オダギリさんと長澤さんの兄妹のキャラと関係がいいの。ここに萌えられるか萌えられないかで、このドラマへの評価は大きく変わるんだろうね。
昨日の最後のシーンの兄妹げんかなんて、垂涎ものでした。

兄「おい!」
妹「おかえりー」
兄「おまえ、何やってたんだよ!」
妹「そろそろ帰ってくると思って、ごはん作ってたよ。メンチかつ作ってみたの」
兄「はぁー? メシなんてどうでもいいんだよ!」
妹「でも座って。お腹がすいてちゃ、ケンカもできやしない」
兄「おまえ、ケンカする気か?!」
妹「だって、お兄ちゃんだって気がすまないだろうし、あたしだって引っ込みつかないし。
 ケンカするしかないでしょ?!」
兄「おっまえ・・・開きなおったな」
妹(かまわず先に座って)「ソースは、ウスター? 中濃?」
兄「ちゅーのー!」(と、言い捨ててぼんっ、とカバンを床に投げ捨てて座る)

ここらへんのやりとり、絶品。

ヤケクソのようにメンチカツにどばどばっとソースをかけて、ごはんと一緒に頬張るオダギリさん。

ちょっと、中略して、
兄「とにかく、アイツだけはやめろ! 兄貴としてじゃなく、父親として言う!これ以上近づくな。・・・おまえを不幸にしたくない。・・・頼むよ・・・」
このセリフ!
前半は語気荒く命令するも、既に後半では、泣きそうな顔して懇願してる。
兄「オマエ、他にやることあるだろ?
  お金貯めて、東京で家、建てるんだろ? 1億貯めるんだろ?
  おまえなら絶対できるよ。・・・そのほうが、おまえっぽくていいもん」
妹「・・・・」
兄「良かったら、将来、その隣に、病院作るよ。ちっちゃい診療所をさ。
  そしたら、時々は顔見れるし、楽しいだろ? そのほうが、希望持てるだろ?」
妹(憮然として)「・・・お兄ちゃんの顔見るのが?」
兄「・・・」(さすがに照れくさくなったのか、苦笑してごはんを頬張る)
妹「お兄ちゃん、お父さんの田舎で診療所やりたいって言ってたじゃない」
兄「・・・やっぱ、開業するなら東京のほうがいいかなって。いろいろ迷ってんだよ」
妹「お兄ちゃんでも迷うんだ」
兄「そりゃ迷うよ」

3回繰り返して見たけど、ほんとに面白いオダギリさんの演技。
美しさとかカッコよさとかかなぐり捨てた、切羽詰まった表情に引き込まれる。
見せてくれるなあ。
ちなみに、3回繰り返して見たけど、セリフはうろ覚えなので、完全な書き起こしじゃないです。なんかすいません。。。