夫さしおいて美食

土曜日。11時過ぎ起床。
ゆっとくけど、普段のあたし(休日仕様)にしたら、ちょう早起きですぞ。
もういいかげん冬物はいいかな、って思ってドライものを洗濯。
一週間放置状態だった家を掃除。
月見そば作って食べて、荷物準備して、家を出る。

今日は、下着・タオル・マグカップに電気ポット、そして差し入れの本など、けっこう重装備です。

病室に到着したとたん、「ねむいねむい」と繰り返して夫のベッドに潜り込む私に、夫、ドン引き。もちろん意に介さぬ私。
小さいオンナは、こういうとき、おトクです。
シングルベッドでもほんのちょっとスペース空けてもらえたら、体折りたたんですっぽり入りますから。

16時、夫、病室を移動(個室に移りました。今日までは、二人部屋にひとりで入ってた)し終わった瞬間、夫の両親が登場。
「やつれとうかと思ったら、アンタ、つやっつや、しとるやないのー」
と、お母さんも彼の顔見て安心したもよう。

【今日の病院食】

  • 朝:ごはん、白菜と人参の味噌汁、納豆、つけもの、ふりかけ
    (タローコメント 「朝はこんなもんやね」)
  • 昼:天ぷらそば、ちりめんじゃこと大根の煮物、抹茶プリン、ヤクルト
  • 夜:ごはん、豆腐ハンバーグ、野菜のトマト煮、もやしと胡瓜の酢の物、たぶん枝豆のスープ、漬物
    (タローコメント 「毎回、漬物があるところがこの病院の特長ですな)

運ばれてきた病院の夕食を見て夫の両親、
「あららー若い人にこれだけってのは、やっぱり味気ないわねー」
と、さかんにかわいそうがりながらも、
「さっエミさん、仕事と看病で疲れとるやろ?  なんか美味しいもの食べにいこうよ」
なんて、“味気ない”食事をかきこむ実子を尻目に、さっさと外へ・・・。
私も「いいんですか? うっれしいなー」と、ちゃっかりついていき、ホテルの和食レストランで、お刺身と天ぷらと牛しゃぶのセット(すごいな)をいただく。

「これ、タローの1日分の病院食より、明らかにカロリー高かったね。」
(↑献立によると、病院食は、1日1,600〜1,800Kcalに調整してあるという。)
「お腹苦しいな」
「ビール飲みたかったけどね」
「さすがにタローさんに悪いですよぉ」(by わたくし。ま、家に帰って飲むけど)
なんて、主役の夫抜きで和気あいあい談笑しながら、デザートまで完食し、お父さんお母さんを見送って、ひとり病室に戻る。
面会時間終了10分前だった・・・。