長月の十 / Met Gala2021
●9月某日: N事務所で月次ミーティング。帰宅後、インタビューの事前質問シート作成。夜、「Run!BTS」でホカンスの回、後編。ルームサービスを頼んで美味しいものを食べ、スイッチでマリオに興じ、ネコ動画やサバイバル動画を見て、ベッドですやすやと眠るメンバーたち‥‥癒し‥‥。その後、夫と「映像の世紀8集」東西冷戦と軍拡の時代を見て凍り付く‥‥
「映像の世紀」8集「恐怖の中の平和~東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した」見た。歴史を知れば知るほど、人間の普遍的な悪がもたらしてきた現実の悪夢におののくよね。もちろん人間にはすばらしさもたくさんあるけどさ、村上春樹が「ねじまき鳥」みたいな小説書くのわかるよなっていうか。
— エミ💜 (@emitemit) 2021年9月14日
このシリーズを見てたらつくづくわかる、どの民族、どの国家が優れてるとか劣ってるとかそんなものはなくて、あまりに多くの国家や民族において、個人の命と尊厳が虫けらのように踏みにじられ奪われてきたのだと。大戦後も核やミサイル等の実験のため、指導者たちは自国民の命すら危険に晒し続けた。
— エミ💜 (@emitemit) 2021年9月14日
(facebookより)
メットガラ(MetGala)でセレブ達のド派手な衣装を見るのは楽しい。中には議員が「富裕層に増税を Tax The Rich」とか「Equal Rights for the Woman 女性に平等な権利を」というメッセージをバカデカく描いたド派手なドレスを着ていたり、「家父長制くたばれ Peg The Patriarchy」を着てるモデルもいたり。
「ほへぇ~さすがアメリカ」と思って見てたら、やがて
「最近のアメリカのリベラルな若者の間では、こういったやり方は不評」
という話も目に入ってきた。
なんでも、
「表面的なアクティビズムは時代遅れでダサい」
「メッセージだけ出しても空虚」
「泥臭い熱量でやっている活動の上澄みだけをすくい取ってファッションにしている」
という批判が増えているそうです。
ようは、
「ファッショナブルなやり方では解決しない」
「もっと激しく、もっと実務的にやれ」
って感じというか‥‥
ふむー。
「ファッションに(音楽に/映画に)政治を持ち込むな」みたいな価値観が浸透していて、そもそも有名人が意見表明することすらハードルが高い日本からすると、ずいぶん進んでるんだな~と思った。
政治的な発言が当たり前になると、こういう議論が起きるんだね、というか。
まあ、若者がそこまで先鋭化するのも、格差も差別も日本よりずっと激しいからなんだろうけどね。
とはいえ、
声を上げにくい・誰も声を上げない
↓
問題がないかのように錯覚されがち
という日本も、やっぱり問題あると思うが。
とにもかくにも、政治的な衣裳のご紹介(笑)のほか、私が「いいな~」「スゲー!」と思った衣裳を貼りますね~。
シンガーソングライターのLorde。ヘッドドレスといい、神話の女神みたい! 肌の露出の仕方がなんか新しい。
韓国のラッパー、CL。今回のメットガラのテーマは「American fashion」に合わせてデニム生地を韓服っぽいフォルムに仕立ててる。こちらも露出がアグレッシブ!
青いドレスの詩人、アマンダ・ゴーマン。クラッチバッグが本の形。
リルナズXが撮って出したビリー・アイリッシュとのツーショット。最高!
ジャスティン・ビーバー。立ち方にクセがある‥‥と思ったら、スニーカーを見せたいらしいw
K-popからは、BlackPinkのロゼもいた。YSLのミューズやってるかららしい。
●9月某日: 最近、小学校では「いつオンライン授業になってもいいように」とタブレットを毎日持ち帰りさせている。息子、プログラミングが楽しいらしくいろいろ作ってる。原稿とインタビュー準備。Facebookに高校の朝課外の新聞記事を参照していろいろ書いたら、かなり反響があった。