霜月の十四 / みんなですっごく賢く頑張らなきゃいけない時代

●11月某日: (facebookより)

男女共同参画推進サポーターは、中学校にも出向きます。キャリアデザイン啓発事業ってやつです。昨日は市内の某中学校に行きました。

外部講師は、福岡市消防局におつとめの女性。キリッとした制服姿がかっこいい!
(彼女のお写真はアップできないので、数年前、消防署見学のときの息子を…)

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福岡市の消防士さん、女性は37人。これは全体の 約3% とのこと。

人の命を預かる仕事をするなら、決して自分は死んではいけない。だから、「自分の限界を知る」ことが大事で、そのために「自分を限界まで追い込む」訓練があるそうです。中学生向けの授業なので、さらっと話されてたけど…ドキドキ。

消防士になって2年目の彼女。
もともとは部活っ子で、体育の先生になろうと漠然と思っていたけれど、東日本大震災がきっかけで、「人を助ける仕事がしたい」と消防士を志した。

…というところも、さらっと話されてたけど、聞いてる私は、それだけでもう涙腺が…。

震災のとき、私は0歳の息子を抱いて呆然とテレビを見てた。
同じものを見てた10代の女の子が「人を助ける仕事がしたい」と思って、
こうして本当に消防士になってる。
すごい。
こんな勇敢な人たちに、守られて助けられてる私たちの社会。

でも、絶対的に数が足りないんだよね。
今、父が左手の麻痺のリハビリをしなきゃならないんだけど、リハビリできるところ(脳神経外科)が本当に少ない!
病院はあっても、技師さん1人でまわしてるので予約が全然とれないとか、ザラ。

しょうがないんですよね。
治療や介護をしてくれる若い人より、
治療や介護が必要な高齢者のほうが、ずっと多いんだから。

これからも当分、その差は開き続ける。
医者も看護師も介護士も消防士も自衛隊員も足りなくなるよな~(なってるよな~)と思う。

藻谷さんの言葉を痛感。
「高齢化とは、21世紀の戦争だ。次々に負傷兵が運ばれてきても、医者も看護師もベッドも足りず対応できない野戦病院状態」

しかも、福岡や東京のような都市ほど、その戦場は過酷なんですよね。。。
病院や施設のない高齢者(私だって25年たてば高齢者です)も大変だけど、そんな、膨大な数の高齢者を抱えた社会で生きてゆく若者も本当に大変だと思います。

私たちって、個人の努力とか超えて、みんなですっごく賢く、すっごくがんばらなきゃいけない時代を生きてますね。
消防士になった彼女に恥じない大人でいたい!

消防士さん、すごくかっこよかったな~。学生時代はサッカーをしてたんだって! そういわれれば、本当になでしこの雰囲気あった! 同じ方向だったので、実家にも寄る。料理いろいろ持って行った。夜ご飯は、おでん。小松菜のナムル。サクと『今日から俺は!』#7の録画を見て、夫と『けもなれ』#5の録画を見る。