霜月の十 / プレゼン「呪いの言葉から対話の言葉へ」・福岡市長選

●11月某日: 朝、家を出て3分ほど歩いてから忘れ物に気づいて戻ると、サクと夫が三橋&伊藤ふうに(from「今日から俺は!」)オーバーリアクションでげらげら笑う小芝居。

半分、納得。半分、悔しい。・・・っていう気持ち。
昨日の福岡市長選、現職の高島市長が3選。投票率は31.4%で過去最低を更新。

「半分、納得」は、「まあ、そんなもんだろう。予想通り」って感じ。
「半分、悔しい」は、「投票率、低すぎ…」という気持ち。

どちらも、今を生きる私のリアルな感情。これって、そんなに珍しい感覚じゃなくて、たくさんの人に「あー、わかる」って思ってもらえるんじゃないかな。

125万人の福岡市の有権者の中で39万人にしか投票に行かないことを、
「それでOK!」と手放しで称賛する人は、そもそもそんなにいないはずだ。
行かなかった人だって、ちょっと立ち止まって考えれば、やっぱり投票したほうがいいし、ちゃんと考えて投票したほうがいいと、本当は思ってるんじゃないかな。

今回の選挙でいえば、対立候補からの再三の呼びかけにもかかわらず、高島さんは公開討論に一度も応じなかった。
それを知ったら(なぜかメディアはそういうことをあまり言い立てない)「有権者に対して誠実とはいえないよね」と多くの人が思うはずだし。

プレゼン勉強会ではプレゼンターをさせていただき、その中で、ドラマを使って話したけど

・これから百年先だって、自分の子どもらが無事に暮らしていける世の中であってほしい
・女が若さを失ったからって「劣化した」みたいな扱いはおかしい
そういう願いや思いは、ほとんどの人に共通してるわけで。

たとえば、今、雁瀬さんちの里子ちゃんを見たらみんなが目を細めて抱っこしたり、親と暮らせない子を思って胸を痛めるように、どんな子どもたちも幸せに育ってほしいと願う気持ちを、ほとんどの人がもってるよね?きっと。

「じゃあ、そのために、大人として果たせる役割は?」と考えると、やっぱり投票には行かなきゃだよね、ちゃんと考えて選んだほうがいいよね、ってなると思うんだ。

自分の大切な人たちの顔、彼らの将来を思い浮かべ、できれば、過去のむごい歴史も踏まえて、筋道を立てて考えると、ほとんどの人がそういう結論になるはず。

でも、実際は、「何となく行かなかった」とか、「行っても変わらないだろう」とか、そういうフワッとしたイメージが、私たちを、
「子どもたちのために作りたい未来」から遠ざけている。

フワッとしたイメージは、どこからくるの?
「周りも、メディアでも、みんながそう言ってるから」
それって、呪い(by 『逃げ恥』ゆりちゃん)じゃない?
それを変えるには、どうすればいい?

と、ずっと考えています。

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政治のセの字でも出そうもんなら、サーッと潮が引く場は多いですが「他人事」「遠いこと」という気持ちを、「自分ごと」に近づけるような話し方の工夫、こんな一言があれば・・・というアイデア。素朴な疑問などなど。
ディスカッションでいろいろ出してもらえて、とても有難かったです!

いつも怖い顔で怒ってるところばかりテレビに写される女性政治家、あれってメディアの呪いだよね~とか。

「こういう話は、普段なかなかできないから、この場(プレゼン勉強会)はいいよね」というご感想も、すごく同感です!!参加してくださった皆さん、ありがとうございました! みなさん、次回以降もお気軽にお越しくださいね。

さて。朝、一度忘れ物を取りに戻ったにもかかわらず、さらなる忘れ物…。投票ハガキを持って行ってなかった。

「でも、確か、ハガキなくても投票できるんだよね? ちょうどいい機会だ、やってみよう!」と思い、「すいませんハガキ忘れました~」と申し出る。

名前と住所と生年月日を記入したら、選挙人名簿を確認してくれるんですね。
係の方には、お手数おかけしました・・・っていうと、盛ってるくらい(笑) たいした手間もなく、スムースに投票できましたよん。なんたって、投票率31%の選挙なので、投票所もスッカスカしてて、係の人もヒマそうだったしね…


夫とサクは、渡辺通りの「カドフェス」なるところへ行ったらしい。そこで高所作業車乗車体験をしたサク。動画を見ると、作業着とヘルメット姿で、1人でコンテナに乗り込み(あ、プロの方がちゃんと同乗してたけどね)ぐんぐんと、3段階くらいに分けてぐんぐんと、高所まで上がっていく。ひええええええ~~~私は高所恐怖症なのでね!! 夜ご飯は、サケかま、具だくさんお味噌汁、きんぴら。