葉月の十六 / 夏祭り
●8月某日: 8時半からランニング。ついに秋が近づいてきた。気温、27度くらいなので7キロちょっと走る。
土曜日だけど、今日も午前中は夏祭りの準備登園で、夫が車で送り迎えをしてくれた。たまにこうして送り迎えを任せると、幼稚園生活が一歩遠く感じる。当事者の輪から一歩、離れたような。夫やサクが園での出来事を話しても、いつもよりちょっとだけひとごとっぽく聞こえる。夫は普段こんな感じなのかなーと思う。もちろん、明日着るハッピを羽織り豆絞りを額に締めて、太鼓の真似をやって見せる子どもは超愛らしいでごいす。愛でるだけって楽ちん。てか、豆絞りとか自分で上手に結べるもんだなー6歳。
午後、サクは夫と歯医者へ。もう慣れたもので、堂々と出て行った。「くるまじゃなくて、ちかてつでいこうよ」とか相談して。で、せっかくできた時間なのだがわたくし、ひどい頭痛。ちょうど1ヶ月ほど前も、こうして朝ラン後の午後に頭痛で寝込んでいた記録が。なんとなくメカニズムが分かった気がする。気をつけてみよう・・・。夜ごはんは、赤身とサーモンの刺身、唐揚げ、サラダなど。夫は18:00-20:00まで、お父さん実行委員会で夏祭りの準備へ。帰宅後、飲みながら「日本でいちばん長い日」を最後まで見る。
●8月某日: 予報通りなんだけど朝から雨で、午後になると引くぐらい土砂降り、ごろごろ雷まで。「やばい、やばいー」とサクは言うが、今は雨雲レーダーという便利なものがありますので、「だいじょうぶ、夕方には小降りになる。ていうか大概降っても決行だ」と余裕で子どもをなだめ、夫婦できなこ団子作り。サクは最後のほうチョロッと手伝って、「おれのテントできゅうけいしてくる」と消えて行った。この夏、家のあちこちにテントを張るのが彼のブームである。この日も、夏布団・バスタオル・ハンガーを、紐、洗濯バサミ、テープを駆使して繋ぎ合わせて立派なやつを作っていた。
お父さんズは準備のため15時半に集合。私とサクは16時半に行く。子どもたちのワクワクが伝わってくるような園の入り口。園児お手製のおみこしを担いで園の周辺を練り歩くのと、和太鼓の演奏が年長児の見どころ。言ってみれば担いで歩くだけだし、演奏といってももちろんさほどのテクニックを見せるわけじゃないけれども、やっぱり一人一人なんか個性が出るんだよねえ。そしてそれらを(自分の子だけじゃなく他の子も)見ていて「クス、この子らしい」とか「すごい成長したな!!」とかわかり、それを見ている親同士共有できるのが、少人数で毎日送り迎えもして3年間過ごすこの園の醍醐味かなーと思う。
出店の出店は例年通りすべて父親/母親の手作り品、「仕事会」でグループに分かれて作られたもので、圧巻である。今春、転勤で転入してきた子のお父さんが、打ち上げで「いやぁ・・・正直まだ引いてます」と言ったそうなw ガチすぎるよねwww しかし手作りのおもちゃや布製品等を10円、20円という価格でお買い物できるのを、園児はもちろん小学生たちもすごく楽しみにしてる。興奮の面持ちで買い物する姿はかわいい。
夏祭りに持って行くきなこ団子100個制作。3年目にもなるといいかげん適当…いや、慣れたもんです
幼稚園の夏祭りだった。今年もまた徹頭徹尾の手作り感。2,200個/3=733串のきなこ団子は完売。ごく普通の団子なのに、みんな、魔法にかかったかのように列に並んで求めるのはなぜだ…や、私も、自分で作っといて、買って食べたけどw
ちなみに、なんの変哲もない、普通の団子粉ときな粉で作っている。そして全園児70人にもみたない幼稚園なんである。んで、「おひとりさま最高5串まで」と制限しているのに、733串、例年、早々に売り切れるのである。狐につままれたような、とはこのこと
おみこしと太鼓が年長児の見せ場。息子になかなかのリズム感とやる気が備わっているのを確認。
出店に並ぶのはおもちゃも食べ物も全てお父さん・お母さんの手作り。10円玉×10個でどんな買い物をするか、子どもたちにすれば悩むところ。年少・年中児は予算80円なので、20円増えたのを歓喜する息子であった。
備忘メモ、今年の夜店の品物。【お父さん委員会】木工車、リング飛行機、変身バトン、くじびき、コロコロ迷路、アイドルマイク、空気砲、昆虫ペーパークラフト、缶バケツ、PPボール、貝殻ミラー、ヨーヨー
備忘メモ、今年の夜店の品物。【お母さん委員会】ヘアピン、ヘアゴム、紙指輪、小物入れ、絵合わせボックス、金魚ちょうちん、動物ティッシュケース、おきあがりこぼし人形、ランチョンマット
備忘メモ、今年の夜店の品物。【お母さん委員会:飲食物】 きなこ団子、キャラメルポップコーン、ポリポリフォー、黒糖パン
夫はお父さん実行委員会の打ち上げの2次会中。実行委員っつったら、なんかやたら中心人物みたいだけど、全園児のお父さんの7割くらいで編成されているのである
夫は12時半に帰ってきた。翌朝は週明け月曜日、「ねむい・・・」と言いつつも、お父さん打ち上げ楽しかったそうです。